ガーデンクリートと軽石 | 2021年12月30日 |
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ガーデンクリートは石灰系固化材と軽石と水を調合してして作ります。これまで国内では秋田県十和田湖産のケイ石、海外ではインドネシア産の軽石を配合して軽量で保水性に優れたコンクリートを作り、緑化、断熱、そして透水性コンクリートとして使用してきました。(下の写真はインドネシア産の軽石を使用したガーデンクリート)
今回、南の島、福徳岡ノ場の噴火で生まれた軽石でガーデンクリートを作ったところ、その性質は十和田湖やインドネシアの軽石と似ていました。下の写真の左は福徳岡ノ場の軽石を使用したガーデンクリートです。色が濃いのはまだ試験体を作り日が浅いので水を保水しているからです。そして右は十和田湖の軽石で作ったガーデンクリートで、自然乾燥させて水分は含まれていません。
北はカムチャッカから南は南洋諸島まで、太平洋を取り囲む大陸や島々には無数の火山があり噴火を繰り返しています。そしてその噴火から生まれた軽石は、人々の生活に様々な影響を及ぼしますが地球からの贈り物とも考えられますね。
これからも地球からの贈り物である軽石を利用させていただき、ヒートアイランドにオアシスを作ってゆこうと思います。関連ブログ:熱帯のガーデンクリート施工
芝生から蒸発してゆく水分量13 | 2021年12月23日 |
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12月3日から12月23日までの芝生から大気に蒸発してゆく水分量のデータがまとまりました。今回の測定では気温が下がり湿度が上がった環境で芝生からの水分量が減ったことがわかりました。
芝生からの水分蒸発量が減った要因は気温が下がった中で湿度が増えたことや、気温が下がったことで芝生が生命を維持するために体外に蒸発させる水分量が少なくなったことなどが考えられます。
芝生からの水分量が下がった中で、植栽装置オアシスからの水分蒸発量が芝生ほどの落ち込みが見られなかったということは、土や水からの水分の蒸発量は自然の法則に従って気温と湿度に反応しているのでしょうか?
気温が下がり新宿御苑の広場の芝生も冬の眠りについたようですね。植栽装置オアシスの西洋芝は冬でも光合成などの活動を続けますが寒さの中で活動量も下がり、水分の蒸発量が減ってきたような気がします。 12月23日撮影
12月の新宿御苑 | 2021年12月21日 |
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今日は冬至です。今年の東京の気候は穏やかで、12月も下旬に入りましたが下ノ池の横の楓が色鮮やかに紅葉しています。
台湾閣前の池の松に雪吊りの縄が張られました。これから来年にかけて東京も積雪が見込まれるのでしょうか?
落葉したメタセコイアが青空に向けて伸びていました。ヒートアイランドのオアシス新宿御苑もこれから本格的な冬を迎えます。
12月22日撮影
12月の西光寺様ブミコン舗装2 | 2021年12月20日 |
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葛飾区四つ木にあります天台宗西光寺様の墓所のブミコン舗装E工区が終了しました。今回も天候にも恵まれて施工は順調に進みました。
12月も半ばを過ぎて気温が下がり、施工したばかりのブミコンの表面の一部にうっすらと白華がでました。ブミコンには空隙がありブミコンの下の土からの水蒸気が大気中に蒸発してゆくのですが、気温が下がると水蒸気がブミコンの表面に結露する場合があります。
特に施工したばかりで水分を含んだブミコンの表面に余分な水が結露すると固化材の石灰CaOが結露した水に溶けて水酸化カルシウムCa(OH)2を作ります。そしてこの水酸化カルシウムが乾燥するときに空気中に含まれている二酸化炭素Co2と反応して炭酸カルシウムCaCo3になるのが白華の仕組みです。炭酸カルシウムは白墨やグランドに白い線を引くのにも利用されています。
白華(炭酸カルシウム)は固化する力が弱いので自然に表面から消えてゆきますが、クエン酸などの薄い酸性の溶液で洗い落とすことも可能です。白華の様子を見ながら気温が高くなるのを待って対処してゆこうと思います。
12月のフローラカスケード | 2021年12月17日 |
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浅草寺様境内に設置されているフローラカスケードの花の植え替えを行いました。植え替えたのはビオラでこれから春にかけて咲き続けます。
例年であれば10月にビオラに植え替えるのですが今年の東京は気候が温暖で、植え替える時期が一月以上延びました。
ツルニチニチソウは越年するので、夏の間に長く伸びた弦を剪定してビオラに光が当たりやすいようにしました。
フローラカスケードに植物を植えて8回目の冬を迎えますが、植物たちはカスケードブロックに支えられて元気に育ち続けます。12月16日撮影
12月の西光寺様ブミコン舗装 | 2021年12月11日 |
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12月に入り葛飾区四つ木にあります天台宗西光寺様のブミコン舗装E工区が始まりました。
墓所の通路に敷き並べられている御影石の横を掘り起こし土を除きます。手掘りで掘り出された土は一輪車で墓所の外に運び出します。
土を取り除いた後に砕石を入れて転圧しブミコンの下地になる路盤を作ります。来週は路盤の上にブミコンを敷き詰める作業が行われます。
今年の東京の12月は穏やかな気候が続いていますが、気温が下がってきているのでブミコンの空隙を通して地面から蒸発してくる水蒸気と、ブミコンの固化材が反応して発生する白華に気を付けなければなりません。
12月10日撮影
芝生から蒸発してゆく水分量12 | 2021年12月02日 |
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11月15日から12月2日までの芝生から大気に蒸発してゆく水分量のデータがまとまりました。今回の測定では気温や湿度が下がったのに対して芝生からの水分蒸発量は増えたました。
気温や湿度が下がったのに芝生からの水分蒸発量が若干ではありますが増えたことは芝生が生きていることの証ですね。
先の測定では気温や湿度が下がっても芝生を除いた植栽装置オアシスからの水分蒸発量が横ばいであったのに対し、今回は蒸発量が若干下がりました。やはり土や水からの水分蒸発量は気温や湿度が下がるとともに減る傾向にあるのでしょうか?
新宿御苑の広場の芝生も黄色くなりました。御苑の芝生は気温が下がるにつれて活動を徐々に停止して休眠するのですが、植栽装置オアシスで育てている芝生は西洋芝クリーピングベントグラスなので気温が下がっても緑色を保ちながら光合成を続け、体内の水分量を蒸発することで調整しているようです。
12月2日撮影