12月の西光寺様ブミコン舗装2 | 2021年12月20日 |
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葛飾区四つ木にあります天台宗西光寺様の墓所のブミコン舗装E工区が終了しました。今回も天候にも恵まれて施工は順調に進みました。
12月も半ばを過ぎて気温が下がり、施工したばかりのブミコンの表面の一部にうっすらと白華がでました。ブミコンには空隙がありブミコンの下の土からの水蒸気が大気中に蒸発してゆくのですが、気温が下がると水蒸気がブミコンの表面に結露する場合があります。
特に施工したばかりで水分を含んだブミコンの表面に余分な水が結露すると固化材の石灰CaOが結露した水に溶けて水酸化カルシウムCa(OH)2を作ります。そしてこの水酸化カルシウムが乾燥するときに空気中に含まれている二酸化炭素Co2と反応して炭酸カルシウムCaCo3になるのが白華の仕組みです。炭酸カルシウムは白墨やグランドに白い線を引くのにも利用されています。
白華(炭酸カルシウム)は固化する力が弱いので自然に表面から消えてゆきますが、クエン酸などの薄い酸性の溶液で洗い落とすことも可能です。白華の様子を見ながら気温が高くなるのを待って対処してゆこうと思います。