ガーデンクリートと軽石 | 2021年12月30日 |
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ガーデンクリートは石灰系固化材と軽石と水を調合してして作ります。これまで国内では秋田県十和田湖産のケイ石、海外ではインドネシア産の軽石を配合して軽量で保水性に優れたコンクリートを作り、緑化、断熱、そして透水性コンクリートとして使用してきました。(下の写真はインドネシア産の軽石を使用したガーデンクリート)
今回、南の島、福徳岡ノ場の噴火で生まれた軽石でガーデンクリートを作ったところ、その性質は十和田湖やインドネシアの軽石と似ていました。下の写真の左は福徳岡ノ場の軽石を使用したガーデンクリートです。色が濃いのはまだ試験体を作り日が浅いので水を保水しているからです。そして右は十和田湖の軽石で作ったガーデンクリートで、自然乾燥させて水分は含まれていません。
北はカムチャッカから南は南洋諸島まで、太平洋を取り囲む大陸や島々には無数の火山があり噴火を繰り返しています。そしてその噴火から生まれた軽石は、人々の生活に様々な影響を及ぼしますが地球からの贈り物とも考えられますね。
これからも地球からの贈り物である軽石を利用させていただき、ヒートアイランドにオアシスを作ってゆこうと思います。関連ブログ:熱帯のガーデンクリート施工