芝生から蒸発してゆく水分量15 | 2022年01月22日 |
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1月6日から1月22日までの16日間の芝生から大気に蒸発してゆく水分量のデータがまとまりました。今回は前回の観測と比べて湿度と気温が若干増えたのに対して芝生からの水分蒸発量は減りました。やはり大気中の湿度や気温と芝生からの水分蒸発量の推移には相対的な関係があるようですね。
一方で今回も、芝生からの水分蒸発量を除いた植栽装置オアシスからの水分蒸発量には大きな変化が見られませんでした。地球規模で覆われている土や水からの水分の蒸発量はの変化は、その上で生命の営みを行っている生物の水分蒸発量よりもスケールが大きいようですね。つまり太陽から地球に届くエネルギーに対する地球の反応と、生物にスポット的に届くエネルギーに対する生物の反応には大きな違いがあるということですね。
新宿御苑の広場の芝生もまだ休眠中ですが、冬至から一月が経ち太陽の当たる時間も長くなってきました。そろそろ芝生も春に向けての活動の準備を始めているようです。
1月22日撮影