三佐和ブログ


三佐和ブログ地球環境・都市環境編Ⅶがアップされました 2022年04月23日

三佐和ブログ「ヒートアイランドにオアシスを 地球環境・都市環境編Ⅶ」がアップされました。2021年5月から2022年4月までの地球環境・都市環境にかかわるブログをまとめたものでホームページの資料ダウンロードからもご覧いただけます。2021年の地球環境・都市環境に関する大きなテーマは芝生から大気に蒸発してゆく水分の観察と、福徳岡ノ場から噴出した軽石の質量や成分が断熱コンクリート、緑化コンクリートとして利用できるか調べることでした。

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1年を通して新宿事務所のベランダに設置した植栽装置オアシスに芝生を載せてオアシスから蒸発してゆく水分量を測定したところ、その平均値は3.7㍑/㎡・日でした。これは2018年から2019年にかけて大田区産業プラザのテラスで、灌水装置お水番の上に芝生を載せてお水番から蒸発していった水分量の平均値3.8㍑/㎡・日とほぼ同じでした。そして計量容器から蒸発していった水分量の平均値が1.5㍑/㎡・日であったことも観察されました。つまり新宿事務所のベランダの環境では、水や水分を含む土からは毎日およそ1.5㍑/㎡・日の水が大気中に蒸発しているということです。そしてこれとは別に芝生からはおよそ2.2㍑/㎡・日の水が大気中に蒸発することがわかりました。これでコンクリートジャングルとアスファルト砂漠に覆われたヒートアイランドを緑化することで、潤いのあるオアシスに変わることが数字からも実証されました。

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徳富岡ノ場の軽石は、その嵩比重が十和田湖のケイ石やインドネシアの軽石とほぼ同じであることがわかり断熱コンクリートとしては利用できそうです。緑化コンクリートとして利用する場合、軽石に含まれている塩分などが植物にどのような影響を及ぼすか見極める必要があるので、福徳岡ノ場の軽石で作った緑化ブロックに芝生を載せて成長の様子を観察しています。

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福徳岡ノ場の軽石で作った緑化ブロックに芝生を載せて2週間ほど経過した様子。4月23日撮影

福徳岡ノ場の軽石で作った緑化ブロックで芝生を育てる 2022年04月19日

沖縄に流れ着いた福徳岡ノ場の軽石を使い緑化ブロックを作り、新宿事務所のベランダで芝生を育ててみようと思います。

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芝生は2年前の3月から植栽装置オアシスで育てている西洋芝を移動して緑化ブロックにのせてみました。芝生をのせて2週間ほどたちましたが新しい葉が伸び始めました。

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緑化ブロックに使用する軽石は、ふるい分けや水洗いをしない、沖縄の浜辺に流れ着いたままの軽石を使用していますが、これから芝生がどのように成長してゆくか楽しみです。

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                         4月19日撮影

4月の新宿御苑2 2022年04月16日

桜の季節も終盤にはいり新宿御苑は新緑の季節を迎えています。いつのまにか中の池の周りも若葉に覆われはじめました。

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芝生の広場も、芝生が日を追うごとに緑色の葉を伸ばしています。御苑の芝生は丈夫で多くの人に踏まれても元気に育ち続けます。

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ようやくウコン桜が咲き始めました。昨年と比べて今年は咲く時期が少し遅れているようです。

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玉藻池の周囲も若葉が出始めて潤いを与えています。御苑は土曜日の静かな朝を迎えています。

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                        4月16日撮影

芝生は生きている 2022年04月09日

昨年の4月から今月の初めまで、1年を通して新宿事務所のベランダで測定した、芝生から蒸発してゆく水分の変化をまとめたブログ「芝生は生きている」が、ホームページ「ヒートアイランド現象対策に興味のある方へ」からもご覧いただけるようになりました。「ヒートアイランド現象対策に興味のある方へ」一番下のフッターをクリックしてご覧ください。

今回の測定でわかったことの一つは計量容器から蒸発していった水量の年間平均値が1.5㍑/㎡・日であったことです。計量容器を置いた場所は1年を通して雨が当たりません。つまり地上の水や水分を含んだ土からは平均して毎日およそ1.5㍑/㎡・日の水が蒸発してゆくようです。そして植栽装置オアシスからの水分の蒸発量の年間平均値が3.7㍑/㎡・日であったことは、植栽装置オアシスを構成している、水や土、そして緑化ブロックから蒸発してゆく水分蒸発量に、芝生を通して大気中に蒸発していった水分が加わったということだと思います。

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今回の測定を通して地上の水や水分を含む土、そして芝生からは1日当たりおよそ1.5~2㍑/㎡・日の水分が大気中に蒸発する現象が続いていることがわかりました。水分が大気中に蒸発することで地表に発生する気化熱の働きで太陽からの輻射熱を軽減できます。コンクリートやアスファルトは水を含むことができないので気化熱が発生せず、太陽からの輻射熱を軽減できないので熱は内部に蓄熱します。それでコンクリートジャングルとアスファルト砂漠に覆われた都市ではヒートアイランド現象が発生するということですね。

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        新宿御苑の芝生の広場では大地から芝生の葉が芽吹いてきました。4月9日撮影

4月のフローラカスケード 2022年04月08日

4月に入り東京の気候も落ち着いてきました。浅草寺様境内のフローラカスケードではビオラとツルニチニチソウが春の陽気に包まれて元気に咲いています。

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先のblogでもお話ししたのですが、1年前に植えたツルニチニチソウが紫色の花を咲かせました。ツルニチニチソウは越年するので来年の今頃も花を咲かせそうですね。

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4月8日は花まつり、お釈迦様の誕生日ですね。お釈迦さまは紀元前5世紀の頃、現在のネパールのルンビニーの花園でお生まれになったそうです。フローラカスケードではお釈迦様の誕生日をお祝いして花々が元気よく咲いています。

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                      4月8日撮影

芝生から蒸発してゆく水分量20 2022年04月06日

2021年4月6日から2022年4月5日までの新宿事務所のベランダに設置した植栽装置オアシスから蒸発してゆく芝生の水分蒸発量のデータがまとまりました。年平均値に置き換えると植栽装置オアシスから蒸発していった水分量は3.7㍑/㎡・日、計量容器から蒸発していった水分量が1.5㍑/㎡・日でした。そして植栽装置オアシスから蒸発していった水分量から計量容器から蒸発していった水分量を差し引くと2.1㍑/㎡・日でした。

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以前2018年10月から2019年10月まで、大田区産業プラザPIOのテラスに設置したテストフィールドで灌水装置お水番で芝生を育てて、お水番から蒸発してゆく水分量を測定したところ年間の平均値はおよそ3.8㍑/㎡・日でした。PIOのテラスは1年を通して雨が降り直射日光も当たる環境でした。

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今回、植栽装置オアシスで芝生から蒸発した水分量を測定した新宿事務所のベランダは、建物の上の階のベランダが庇の働きをしていて1年を通してオアシスや計量容器に雨が当たることはありません。このような環境で測定された数値の平均が3.7㍑/㎡・日と、PIOのテラスのお水番で測定した平均値3.8㍑/㎡・日とほぼ同じであったことに驚いています。

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今回の新宿事務所のベランダでの測定では1年を通して計量容器から蒸発してゆく水分量も測定しました。その数値は冒頭に述べたように1.5㍑/㎡・日でした。これは芝生を載せた植栽装置オアシスから蒸発した水分量から計量容器から蒸発した水分量を差し引いた残りが芝生から蒸発していった水分量と考えられないでしょうか?

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今回測定した場所は雨が当たらないとともに、直射日光が当たらない日陰で西洋芝の成長にとっては厳しい環境でした。その中で1年を通して芝生は水分を緑化ブロックを通して根から吸収し、葉から蒸発させて生命をつないできました。その様子を数字で表すことができたのは大きな喜びです。

芝生から蒸発してゆく水分量19 2022年04月05日

3月16日から4月5日までの芝生から蒸発してゆく水分量のデータがまとまりました。これで昨年の4月6日から始めた1年にわたる植栽装置オアシスから蒸発してゆく水分量の観測データがまとまりました。

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今回測定した3月16日から4月5日までの測定値をみると、前の測定期間2月26日から3月14日までの測定値と比べて芝生からの水分蒸発量と湿度がふえました。そして芝生を除いた植栽装置オアシスからの水分量は減り気温はほぼ横ばいでした。

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今回の測定で気温がほぼ横ばい、そして湿度が上昇した中で芝生からの水分蒸発量が増えた要因の一つとして芝生の成長が始まったことが考えられます。3月中旬ごろから植栽装置オアシスの芝生は再び成長を始めたようです。芝生からの水分蒸発量が増えるとともに芝生を除いた植栽装置からの水分蒸発量が減り始めました。

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新宿御苑の芝生の広場では、うっすら伸び始めた芝生の上に桜の花びらが散っていました。これから東京も本格的な春の季節を迎えます。

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                    4月5日撮影

4月の新宿御苑 2022年04月02日

4月に入り新宿御苑では土曜日、日曜日は朝7時から入園できるようになりました。今朝の御苑は少し寒いですが良い天気に恵まれています。

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苑内では桜をはじめ様々な花が咲き始めています。春の訪れですね。枝垂桜が美しい花を咲かせていました。

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冬の間眠っていた木々も若葉が芽吹き始めました。これから御苑では植物たちが目覚めて元気で美しい季節を迎えます。

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                        4月2日撮影


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