三佐和ブログ


新宿事務所のベランダと東京の温度比較2 2022年05月06日

先のblogでは2021年から2022年にかけての新宿事務所のベランダの気温の変化と2017年の東京の気温の変化についてお話ししました。今回は同じく2021年から2022年にかけての新宿事務所の気温の変化と1978年の東京の気温の変化についてお話ししようと思います。下記の表とグラフをご覧ください。

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この表やグラフを見てもやはり真夏の温度は新宿事務所も理科年表の温度もほぼ同じであり、冬から春、そして秋から冬にかけての新宿事務所のベランダの温度は理科年表の温度よりも高いことがわかります。つまり今から44年前の東京の気温と比べても真夏の気温は新宿事務所のベランダも緑に覆われた測定場所でも、大きな変化がないこと。そしてそれ以外の季節ではヒートアイランド現象の影響でコンクリートジャングルに囲まれた新宿事務所のベランダの温度が高いことがわかりました。

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ただ一つ気が付いたことがあります。それは理科年表に記載されている1978年の気温の変化が,都市化(ヒートアイランド化)が進んだ2017年の気温の変化よりも高いことです。平均気温で0.3度の開きがありました。下記の表をご覧ください。

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2017年の平均気温が1978年の平均気温よりも低いのは2014年以降、気温の観測場所をそれまでの大手町から少し離れた北の丸公園に移したことが一つの要因のようです。ヒートアイランド東京の気温参照 国際基準に従った気温の測定方法でも、測定場所が少し変わっただけで気温の微妙な変化が見られるようですね。その中で緑に囲まれた中で測定された気温も、コンクリートジャングルに覆われたベランダで測定された気温も、真夏の気温に大きな差がないということは、夏の太陽から届くエネルギーがいかに大きいかということですね。

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そして地球を覆う水蒸気をはじめとする大気が、生物がすみやすい環境を整える大事な役割を果たしています。わたしたちを取り巻く自然環境は常に様々な要因で変化を続けながら、生命を守ってくれているようです。東京の夕暮れの空 5月5日撮影


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