三佐和ブログ


天網恢恢疎にして漏らさず 2022年09月23日

天網恢恢疎にして漏らさずとは、「天の神が地に張り巡らした網は、ゆったりして粗いようであるが、決して漏らすことはなく、それに搦め捕られる。  すなわち、悪事を行えば、一時的には逃げおおせるなどうまくいったように見えるが、結局は、捕らえられる乃至その報いを受けるということ。」老子 「科学がまだ未確定で、そこに重大な不足点があるとしたら、「科学」の方の物言いはなぜこんなに違うのか?科学者、科学機関、活動家とNGO,マスコミ、政治家など、多様な気候関係者がみな説得のためにウソに加担しているのか?」「気候変動の真実」p245

P1130759.JPG

21世紀に入り「人間の産業活動の広がりが地球の温暖化や世界各地で異常気象を引き起こしている。そしてその大きな要因はCo2の増加である。」という論調が世界を風靡しています。しかし地球の温暖化や身の回りの気象現象を大気中のCo2の増加だけで決めることはできません。宇宙を動かす自然現象の様々な変化の重なりが、今の地球の気象現象に結び付いていると思います。以前ブログでクーニン先生の気候と気象の違いについてお話ししました。「気候はこれから見込まれるもの。気象はそこで起こっているもの。」気候は長年の平均だから、ゆっくり変化する。気候を決めるには少なくとも10年間の観察が必要だし、その変化を明らかにするには20年以上を要する。「気象と気候

P1130762.JPG

今日は秋分の日。地球から見て太陽が赤道上空を通過する日ですね。地球の自転、公転、地軸の傾きと歳差運動、そして太陽も銀河系の周囲を回っているというとてつもない自然のスケールの大きさの中で、人間は地球を取り巻く気候を自分たちの都合の良いように説明することはできません。「天網恢恢疎にして漏らさず」趣旨は少し違うかもしれませんが、畏敬の念をもって自然に接するための良い言葉です。

関連ブログ:二酸化炭素は魔女じゃない

若者を利用するな!


TOP