チューブも凍る! | 2023年01月27日 |
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昨日のブログで日本列島を覆った寒波で新宿御苑の池にも薄氷が張ったことをお話ししました。「1月の新宿御苑」同じく浅草寺様境内のフローラカスケードのドリップチューブも凍りました。東京の1月25日、26日の明け方の気温は氷点下まで下がりましたが27日の明け方の気温は3度程までに上がりドリップチューブからの灌水も回復しました。下の写真は灌水を回復したドリップチューブから滴る水の様子です。(10時20分撮影)
浅草寺様境内にフローラカスケードを設置して様々な植物を育てて9年目になります。これまでにドリップチューブから流れた水がカスケードブロックの上で凍ったことはありますが、ドリップチューブの中で水が凍った記憶はありません。それほど今回の日本列島を覆った寒気は低かったのでしょうね。下の写真はカスケードブロックの上で凍った氷。2019年1月18日撮影
冬の気温が高くなってきたヒートアイランド東京でドリップチューブが凍った現象を受け止めて、これからの冬の東京の気象の推移を注意深く見守りたいですね。そして氷点下の気温が続く環境でも植物に適時水を届けられるシステムを考えたいと思います。
1月27日撮影
1月の新宿御苑 | 2023年01月26日 |
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1月24日から26日にかけて日本列島は寒気に覆われました。東京の 気温も25日と26日の明け方にマイナス温度を記録しました。その中で新宿御苑の池の表面の様子は25日と26日では少し違いがありました。下ノ池では25日の朝は池の表面に氷は張らなかったのですが、26日の朝は池の表面にうっすらと氷が張っていました。
皆さんご存じのように水は水温が0℃になると凍り始めます。下ノ池では25日の明け方に気温がマイナス温度に下がっても水温が高く池の表面温度が0度まで下がらなかったのでしょうね。1月25日朝撮影
そして26日になると前日に比べるて水温が下がり、明け方に気温がマイナス温度になると表面は凍り始めたようです。1月26日朝撮影
一方で台湾閣前の池は日の当たりがよくないので、25日の明け方に池の表面の一部が凍りました。ちなみに下ノ池では朝の光が当たります。1月25日朝撮影
そして26日になると水温はさらに低くなり明け方に池の表面の凍った面積が広がりました。外気温度がマイナス温度を記録しても、水温の高低の差で池の凍り具合にも差が出てくるようです。そして水温の違いを生む大きな原因は太陽から届く光のエネルギー量の違いですね。26日朝撮影 参考ブログ「水は素直である?」
1月のベランダガーデン | 2023年01月23日 |
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一月も下旬に入り寒い日が続いています。マンションのベランダのカスケードブロックや手作りフラワーポットで育てている植物たちも、寒い中太陽の光を浴びて元気です。写真はカスケードブロックで育てているビオラです。
プランターブロックマーガレットで育てているミントやイタリアンパセリも寒い冬空の下で元気です。カスケードブロックもプランターブロックもブロックの穴に根鉢の土をいれるだけで植物を育てるので、ベランダを土で汚すことがありません。上の写真がミント、下の写真がイタリアンパセリです。
手作りフラワーポットで育てているイチゴの葉が厚みを増してきました。また赤い実をつけてくれるといいですね。
1月22日撮影
1月のフローラカスケード | 2023年01月21日 |
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1月も中旬に入り東京も寒い日が続いています。浅草寺様境内のフローラカスケードではビオラやスミレが寒さに負けることなく元気です。
お正月の間に灌水システムが停止して灌水できない日が続き一部のビオラが枯れましたが、通水すると植物たちは再び元気になりました。
浅草寺様のフローラカスケードでは、カスケードブロックの種類がいくつかあり、今回システムが停止したことでブロックごとの性質がよくわかりました。
明日から旧正月が始まります。境内ではアジア各地から多くの観光客が訪れて賑わいを見せています。1月20日撮影
三佐和ブログ 地球環境・都市環境編100選がアップされました | 2023年01月18日 |
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三佐和ブログを始めて15年が経ちました。今までにアップされたブログの中から地球環境・都市環境に関するブログ100編を選んだ「三佐和ブログ ヒートアイランドにオアシスを地球環境・都市環境編100選」がアップされました。ホームページトップの資料ダウンロードからもご覧いただけます。
ヒートアイランド東京で生活する中で感じたり考えたりした、地球環境や都市環境に関するブログです。皆様にご一読いただければ幸いです。
福徳岡ノ場の軽石で芝生を育てる2 | 2023年01月16日 |
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福徳岡ノ場の軽石で緑化ブロックを作り灌水クロスで覆い薄く砂を載せて、西洋芝クリーピングベントグラス007の種を蒔いて3か月がたちました。
種が発芽して3週間ほどで葉が成長しましたが、季節が冬に向けて気温が下がったせいかその後は大きな伸びは見えません。その中で芝生は元気に緑を保ち続けています。
芝生を育てている場所は西向きのベランダで直射日光は当たりませんが芝生はここまで生き延びてきました。東京はこれから2月にかけてさらに気温が下がりますが、その中でクリーピングベントグラス007のたくましい成長力に期待したいと思います。1月16日撮影 関連ブログ:福徳岡ノ場の軽石で芝生を育てる
ミントも生きている4 | 2023年01月13日 |
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新宿事務所の西向きの窓辺でペットボトルに入れたミントからの水分蒸発量を観察して3か月がたちました。これまでにミントの入ったペットボトルから蒸発したミントの葉の水分量は168gです。1日当たりに換算すると2.5g/日の水がミントの葉から蒸発しました。ちなみにミントの入っていないペットボトルからは三か月間で22g,1日当たり0.32gの水が蒸発しました。
上の青いグラフはミントの入っていないペットボトルから蒸発した水分量、茶色のグラフがミントの入ったペットボトルからの水分蒸発量、そして緑色のグラフがミントの入ったペットボトルからからミントの入っていないペットボトルからの水分量から引いた数値、つまりミントの葉から蒸発した水分量の推移ですね。青と緑のグラフの推移を比較すると、ミントが根から水を吸い葉から蒸散させている姿がわかります。ミントが生きている証拠ですね。
3か月が経過してミントからの水分蒸発量も、ペットボトル全体のほぼ半分になりました。そこで改めてペットボトルの水を入れ替えて満杯にして、ミントからの水分の蒸発量を観察してゆこうと思います。
1月13日撮影
バケツ一つで世界をめぐる | 2023年01月12日 |
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以前のブログで我が家に伝わる家紋は分銅紋であることをお話ししました。分銅紋 私の仕事は透水性コンクリートや断熱緑化コンクリートを製造し施工することです。使用する原料は天然砂利や軽石、そして石灰系の固化材です。これらの素材に水を加えてコンクリートを作るのですが、天然砂利、軽石、固化材、そして水の配合比と計量が大事です。
昨年は東京の南、大平洋にある福徳岡ノ場の海底火山の噴火で生成した軽石を使用して断熱緑化コンクリートを作りました。製造のポイントは軽石と固化材、そして水の配合比と計量でした。当社で開発した配合比に基づいて計量することで十和田湖やインドネシアの軽石と同じように保水性と通気性、そして軽量性のある断熱緑化コンクリートを作る事が出来ました。
世界には多くの火山があり噴火を繰り返しながら様々な軽石が生成されています。そして世界各地の河川の周辺では様々な天然砂利が堆積されています。また石灰系の固化材も世界各地で製造されています。これからはバケツ一つを携えて世界各地で透水性コンクリートや断熱緑化コンクリートを作りたいですね。計量の象徴である分銅紋は私の心のよりどころです。