塩は植物の栄養素 | 2023年02月16日 |
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先日、ある本を読んでいたら面白い記述を見かけました。「イスラエルの砂漠は塩性のため、そこの水は塩分を含んでおり、塩辛い。これは一見農業には不向きに見える。ところがこの水を真水に10%ほど加えると、その水は植物を育てるのにかえって適しているのだ。」ユダや人に学ぶ日本の品格 E コーヘン著 PHP研究所
海水を含んだ福徳岡ノ場の軽石で緑化ブロックを作り、灌水クロスで覆い芝生の種を蒔いてから4か月がたちました。芝生はご覧の通り元気に育ち続けています。当社で開発した緑化システムにはイスラエルの緑化の技術が活かされています。しかし塩分を利用して植物を育てるという発想には驚きました。
当社で開発した緑化システムは植物の根に直接灌水するシステムですが、植物の根を支える緑化ブロックと植物の間に灌水クロスを挟み、真水を流すことで植物が吸収する水の塩分濃度が薄まり、塩分に含まれているマグネシウムなどのミネラルが、植物に適した量の栄養素となって吸収されるのでしょうね。
芝生もヒートアイランド東京の新宿のベランダで寒い冬を過ごしていますが、あとひと月もすると気温も上がるので、時期を見計らって芝刈りをしようと思います。関連ブログ:福徳岡ノ場の軽石で断熱緑化コンクリートを作る 2月16日撮影