三佐和ブログ


5月のフローラカスケード2 2023年05月26日

三社祭が終わり、浅草寺様の境内に設置されているフローラカスケードでは夏の花インパチェンスが植えられました。これから11月ごろまで咲き続けます。

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今年の1月に10日ほど断水したことがあり、ツルニチニチソウの一部が枯れたので新しい苗を植えました。これからツルニチニチソウは弦を伸ばしながらインパチェンスと縄張り争いを行いフローラカスケードの上で共生してゆく事でしょうね。

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浅草寺様の境内では、大勢の修学旅行の学生や海外からの観光客が訪れています。その様子は平日でも休日のような賑わいです。

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東京はこれから梅雨の季節を迎えます。そして梅雨が明けたら境内ではほおずき市が行われます。     5月26日撮影

サクラランも生きている 2023年05月20日

3月14日から5月4日までのミントから蒸発した水分量のデータがまとまりました。この間に蒸発した水分は110g,一日当たりの蒸発量は2.2g/日でした。同じくこの間にペットボトルから蒸発した水分量は16g,一日当たりの蒸発量は0.3gでした。このようにミントからの水分蒸発量とペットボトルからの水分蒸発量を比べてみるとミントが常に水分を吸収して葉から蒸発する生命の営みを行っていることがわかります。

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5月になり気温と水温が上昇したせいか、ミントは枯れてしまいました。そこでこれからは室内で2年以上棲息しているサクラランの水分蒸発量を測定してみようと思います。

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サクラランは別名ホヤ、日本の南部から熱帯アジア、太平洋諸島に生息するツル性の植物です。これまで室内で育ててきましたが、あまり水分を必要としないような気がしますが、これからどのような水分の吸収と蒸発の営みをするのか楽しみです。 5月20日撮影

アジアの都市の降雨量2 2023年05月14日

先のブログでアジア各地の降雨量についてお話ししましたが、2021年4月から2022年3月にかけて、新宿事務所のベランダで植栽装置オアシスを利用して芝生からの水分蒸発量を測定しました。「芝生は生きている」その結果は芝生からの水分蒸発量が2.1mm/日、芝生を支える土からの水分蒸発量が1.5mm/日、そして芝生と土を合わせた水分蒸発量3.6m/日でした。

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東京の1日当たりの降雨量4.2mm/日と芝生と土を合わせたオアシスからの水分蒸発量3.6mm/日はほぼ同じですね。そしてオアシスの土からの水分蒸発量1.5mm/日乾は燥地帯デリーの降雨量2mm/日の数値が近いことがわかります。

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植栽装置オアシスからの水分蒸発量とデリーの降雨量から想定して、土からの水分蒸発量もおよそ2mm/日前後、熱帯や温帯の植物からの水分蒸発量がおよそ2mm~3mm/日前後ではないかと考えられます。つまり砂漠や乾燥地帯からの水分蒸発量が少ないのは植物が少ないからですね。そして植物の多い温帯や熱帯では、土からの水分と植物からの水分を加えた水分が大気中に蒸発して、それに見合っ雨水が降ることで雨水の循環が行われるということだと思います。

アジアの都市の降雨量 2023年05月13日

理科年表をもとにして、私が訪れたことがあるアジアの都市の降雨量についてお話ししましょう。まず私の住んでいる東京の1日当たりの降雨量は4.2mm/日です。亜熱帯香港の降雨量は6.5mm/日、熱帯のシンガポールの降雨量は5.7mm/日、そして乾燥帯のデリーの降雨量は2.1mm/㎡です。

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1月に香港を訪れたときに感じたのは気温が思いのほか低く、シャツにセーターを羽織りジャケットを着て丁度良いようでした。香港のホテルは暖房の設備がなく冷房の空調に戸惑いました。下の写真はガーデンクリートと緑化システムを組み合わせた香港の学校の屋上緑化の様子です。

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シンガポールの気温は8月ごろが高く、真夏の東京から訪れても温度差に困ることはありませんでした。12月のシンガポールは雨季で気温も低く、夜は冷房がなくても過ごすことができました。写真はセントーサ島にあるi fly Singaporeの建物でガーデンクリートと緑化システムで緑化した様子です。

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インドのデリーを訪れたのは3月で空気が乾燥していて気温もまだ穏やかでした。ただ緑が少なく土ぼこりが多い印象が残っています。写真はクトゥブ・ミナールのモスクです。ヒンズー教の寺院を破壊して石材をモスク建設に使用したようですね。

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地球は温帯の東京、亜熱帯の香港、熱帯のシンガポール、そして乾燥地帯のデリーと場所が変わると気候や植物の生息に違いがあることがわかります。

5月のフローラカスケード 2023年05月11日

ゴールデンウイークも終わり、浅草寺様境内のフローラカスケードではビオラやツルニチニチソウがまだ元気に咲き続けています。

P5110099.jpgカスケードブロックの穴の土に残っていたミントが大きく育ちました。立面のカスケードブロックの環境はミントが育つのに都合がようですね。

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来週は三社祭が行われます。境内は多くの人でにぎわうことでしょうね。お祭りが終わった後にフローラカスケードでは夏の花インパチェンスを植え替える予定です。

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           5月11日撮影

S邸ブミコン舗装2 2023年05月10日

2021年の9月に世田谷区用賀にあるS様の土地をブミコンとカラー舗装材真砂土で舗装工事をさせていただきました。S邸ブミコン舗装今回もまたブミコンと真砂土で舗装工事を行いました。

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S様の土地は地力が豊かで様々な植物が育ちやすいのですが、放置しておくと植物が繁茂して手入れが大変です。そこでブミコンと真砂土で透水性に優れ植物が生えにくく、しかも見栄えの良い環境を作りました。

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それでも植物の生命力はたくましいものがあります。ブミコンと周囲の壁との境界に光が差し込む場所があれば植物が生えてくることも考えられます。

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これからも時々お伺いしてブミコンの周辺から植物が生えてくるかメンテナンスをして行きます。   5月10日撮影

五月の新宿御苑 2023年05月02日

5月に入り新宿御苑では新緑の季節を迎えています。日差しが強い中、北風が吹き心地よい朝の散歩を楽しみました。

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今年の東京の春は例年よりも気温が高いようで、バラ園ではゴールデンウイーク明けに見ごろを迎えるバラがすでに元気よく咲いています。

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下ノ池では風がそよぎ水面にさざ波が立っています。池で冬を過ごしたカモたちも気候が暖かくなり北の空に旅立ったようですね。

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風薫る5月、新緑の美しい季節です。御苑の植物たちには強い生命の息吹を感じます。5月2日撮影


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