12月の新宿御苑 | 2023年12月26日 |
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新宿御苑も年末を迎え開苑日はあと二日になりました。今年の東京の気候は温暖で苑内ではモミジの紅葉がまだ見られます。
プラタナスの並木は葉をすべて落としたようですね。新宿御苑の前身である内藤新宿試験場では日本の都市の環境にあった並木の研究開発が行われていました。今から100年以上昔の話です。百年の巨木
私も新宿御苑のそばに事務所を構えるものとして先人たちの研究努力を見習い、ヒートアイランド東京で植物たちが育ちやすい緑化基盤と給水システムの研究開発を続けてゆこうと思います。
苑内では藪椿の花がよく咲き始めました。12月26日撮影
12月のベランダガーデン | 2023年12月24日 |
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12月も下旬に入り東京もようやく寒くなってきました。マンションベランダの南向きの室外機の上でカスケードブロックに支えながら成長しているインパチェンスは、冬の日差しを浴びて気持ちよさそうです。
手作りフラワーポットのイチゴやシルバーゴールドも冬の午後の日差しを浴びて元気です。
手作りフラワーポットで育てているワイヤープランツは、枯れても又新しい葉を伸ばします。
月末の東京は再び気温が高くなるようですが、ベランダガーデンで育つ植物たちにとっては良いニュースですね。
12月24日撮影
オアシスⅡへの給水量の推移 | 2023年12月23日 |
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新宿事務所のベランダで植栽装置オアシスⅡにクリーピングベントグラス007を植えて給水量の推移を調べていますが12月13日から12月23日までの数値がまとまりました。
オアシスⅡの12月13日から12月23日までの給水量は約2.6㍑で1日当たりの給水量は2.2㍑/㎡・日でした。そしてオアシスⅡの周囲の水分蒸発量は約1.5㍑/㎡・日でした。下記の表をご覧ください。
オアシスⅡへの給水量は9月13日から記録を開始したのですが、11月10日からはオアシスⅡの周囲からの水分蒸発量の測定も始めました。オアシスⅡへの給水量とオアシスⅡの周囲からの水分蒸発量を比較することで、芝生への給水量と蒸発量との関連がわかるのではないかという考えです。下記のグラフをご覧ください。
このグラフを見てオアシスⅡへの給水量が周囲の水分蒸発量よりも多いということがわかります。これはオアシスⅡの軽石と土からの水分蒸発量に加えて芝生からの水分蒸発量も含まれているからではないでしょうか?芝生は気温と湿度が下がる冬を迎えて、自らの意思で根から水を吸収して葉から蒸発させる活動を続けています。これからも芝生の動きを見続けてゆこうと思います。 12月23日撮影
12月の新宿事務所 | 2023年12月21日 |
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12月も下旬を迎えて東京の気温もようやく低くなってきました。新宿事務所のベランダではカスケードブロックや緑化ブロックの上で様々な植物たちが元気に育っています。
浅草寺様の境内に設置したフローラカスケードから、ツルニチニチソウとインパチェンスを事務所のベランダのオアシスⅡの試作品に移植したのですが移植がうまくいったようです。
受け皿に緑化ブロックを置いて給水方法に工夫を施したオアシスⅡの試作品で西洋芝を育てていますが、芝生は寒さの中で元気です。
カスケードブロックで育てているベゴニアやキンギョソウ、カレンジュラなども相変わらずカスケードブロックの穴に支えられながら育っています。
上の写真は9月の初めにカスケードブロックの穴の土に種を蒔いて生育の途中のキンギョソウです。直射日光の入らない環境ですが元気に成長を続けています。 12月21日撮影
サクラランも生きている9 | 2023年12月16日 |
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11月20日から12月16日までのサクラランからの水分蒸発量は2.4gでした。1日当たりの水分蒸発量は0.09gで,10月19日から11月18日までの数値と比べて約0.02g少なくなりました。下のグラフは8月19日からのサクラランの水分蒸発量の累計の推移を表しています。10月23日から11月20日にかけてのグラフの角度と比べて11月20日から12月16日までのグラフの角度がやや緩やかになってきたようです。
室内の気温と湿度も下がってきましたが、サクラランの容器をとりまく周囲の環境の変化がサクラランからの水分蒸発量に微妙な影響を与えているのでしょうね。ベランダで測定している植栽装置オアシスⅡの芝生への給水量も同様に気温と湿度が微妙な影響を与えているようです。福徳岡ノ場の軽石で芝生を育てる9
水に浸かっているサクラランの茎から新しい葉が育ってきました。水に浸かったサクラランの葉も半分ほど顔を出してきました。これらの葉からの水分蒸発量がどのような影響を及ぼすのか楽しみです。
12月16日撮影
福徳岡ノ場の軽石で芝生を育てる9 | 2023年12月12日 |
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福徳岡ノ場の軽石で緑化ブロックを作り西洋芝クリーピングベントグラスを育てていますが冬空の下で元気に成長を続けています。
芝生は当社で開発した植栽装置オアシスⅡの試作品で育てているのですが12月3日から12月12日までの給水量の数値がまとまりました。下記の表をご覧ください。
植栽装置オアシスⅡの周囲の水分蒸発量は11月23日から12月2日までと同じでしたがオアシスⅡへの給水量は若干減少したようです。芝生をとりまく気温や湿度の変化が影響しているのでしょうか?
今年の東京は温暖な気候が続いていますが、これから冬至に向けて日照時間も短くなります。植栽装置オアシスⅡで成長している芝生にとり周囲の環境の変化がどのように影響を及ぼすのか観察を続けます。12月12日撮影
12月のフローラカスケード | 2023年12月08日 |
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12月に入りましたが東京は相変わらず穏やかな気候が続いています。浅草寺様境内のフローラカスケードで育てているツルニチニチソウやインパチェンスもご覧の通りまだ青々としています。
インパチェンスを剪定したところ、伸びた茎から新しい花が咲いていました。そして地面に伸びたツルニチニチソウは弦から根を地面に伸ばしていました。
それでも季節は師走です。境内では正月に向けて飾りつけが始まったようです。
12月7日撮影
福徳岡ノ場の軽石で芝生を育てる8 | 2023年12月02日 |
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新宿事務所のベランダでオアシスⅡの試作品でクリーピングベントグラス007を育てていますが葉が伸びたので剪定しました。
11月23日から12月2日までのオアシスⅡへの給水量の数値がまとまりました。この間、オアシスⅡの周辺の水分蒸発量は減ったのですがオアシスⅡへの給水量は少し増えたようです。下の表をご覧ください。
12月に入り気温と湿度が下がってきたのですがオアシスⅡへの給水量と周囲の水分蒸発量の間には微妙な変化が見られます。下記のグラフの給水量の変化をご覧ください。
オアシスⅡで育てている西洋芝は気温が下がっても休眠することなく光合成や呼吸を続けています。芝生は常に根から水分を吸収し続けていますが、この生命を維持するための活動が周囲の水分蒸発量の変化との間に微妙な差を見せているようですね。12月2日撮影