三佐和ブログ


オアシスⅡの給水量の推移4 2024年01月26日

1月16日から1月26日までのオアシスⅡへの平均給水量は2.2㍑/㎡・日で前回の測定から変化はありませんでした。そしてオアシスⅡの周囲からの水分蒸発量も1.36㍑/㎡・日で同じく変化は見られませんでした。240126表.png

グラフで見ると下記の通りでオアシスⅡへの給水量の変化も、オアシスⅡの周囲からの水分蒸発量の変化も横ばいに推移しました。

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オアシスⅡへの給水量が横ばいになったのは大寒を過ぎて東京の気温も下がってきたからでしょうか?次回の測定は2月6日です。気温が下がるにつれてオアシスⅡへの給水量がどのように変化するのか楽しみです。

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                      1月26日撮影

1月の新宿事務所 2024年01月24日

新宿事務所のベランダで、カスケードブロックに種を蒔いたキンギョソウとカレンジュラが5か月を経過して育ってきました。写真はキンギョソウです。P1240024.jpg

直径9cm、厚み6cmの穴に土を入れて、縦横30cm、厚み6㎝のカスケードブロックに囲まれた空間で植物たちは育ちます。写真は花が食べられるエディブルフラワーのカレンジュラです。

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室内では縦横14cm,高さ7cmの手作りフラワーポットでコーヒーやパキラが成長を続けています。百円ショップで買ってきた苗を植えて6年以上が経ちました。

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直径がおよそ9cm、高さが6cmぐらいの土や根鉢の苗だけでも、保水性と通気性に優れたガーデンクリートで作られたカスケードブロックや手作りフラワーポットがあれば植物は育ちます。ベランダや室内を土で汚すことなく様々な植物の成長を楽しむことが出来ますね。カスケードブロックや手づくりフラワーポットのお買い求めはこちらから 三佐和オンラインショップ

1月のフローラカスケード2 2024年01月22日

浅草寺様境内のフローラカスケードの花の植え替えと剪定を行いました。植え替えた花はビオラでこれから5月下旬ぐらいまで咲き続けます。

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地面まで伸びたツルニチニチソウも剪定して元の位置に戻りました。剪定して葉の量も減ったので、1日当たりの灌水量も減らしました。

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これからもビオラやツルニチニチソウは通気性と保水性に優れたカスケードブロックに支えられながら光合成を行い、成長を続けます。

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あと半月もすると浅草寺様境内のフローラカスケードの植物たちも春を迎えます。1月22日撮影

サクラランも生きている10 2024年01月16日

12月17日から1月15日までのサクラランからの水分蒸発量は1.9g,一日当たり0.07gの蒸発量でした。この数値は前回の測定値0.09g/日よりも0.02g少ない数値です。下のグラフを見ても冬になりサクラランからの水分蒸発量が減少している傾向がわかります。

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サクラランからの水分蒸発量を測定している新宿事務所の室温と湿度も低くなってきました。下のグラフをご覧ください。

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サクラランの容器の水位も下がり、水中で生息してきた葉も水面上に顔を見せました。これから当分の間は室温と湿度が低下する傾向が続くと思いますが、気温と湿度が上昇するにつれてサクラランからの水分蒸発量は、水面上に顔を出した葉からの水分蒸発量も加えてどのように変化してゆくか楽しみです。P1160001.JPG

                   1月16日撮影

オアシスⅡへの給水量の推移3 2024年01月15日

1月5日から1月15日までの植栽装置オアシスⅡへの給水量の数値がまとまりました。今回の給水のインターバルは11日です。

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今回の測定の平均給水量は2.2㍑/㎡・日、周囲からの水分蒸発量は1.36㍑/㎡・日、そして給水量から蒸発量を引いた数値は0.8㍑/㎡・日でした。

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前回は正月休みが入りインターバルは12日で測定しましたが、今回は12月12日から12月23日までと同じ11日のインターバルで測定しました。その結果芝生への給水量は12月12日から12月23日までの数値と同じでしたが、周囲からの水分蒸発量は0.14㍑/㎡・日少なくなっていました。

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12月下旬から1月上旬にかけて、東京の気温も下がり、それにつれて芝生の周囲からの水分蒸発量は若干減りましたが、芝生への給水量は同じでした。面白い現象ですね。次回は今回と同じインターバル11日後である1月26日に測定データをまとめようと思います。写真は1月15日に撮影したオアシスⅡで育てているクリーピングベントグラスです。

1月のフローラカスケード 2024年01月09日

浅草寺様境内では年を越したフローラカスケードのインパチェンスも花が終わり、ツルニチニチソウが弦を下ろしています。

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穏やかな気候が続いた東京も、新年を迎え朝の気温が低くなってきました。先のblogでもお話ししましたが、従来は11月に花の植え替えを行ってきたフローラカスケードも、ようやく植え替えの時期を迎えたようです。今月中に春の花ビオラに植え替えをする予定です。

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浅草寺様の境内もお正月の賑わいから落ち着きを取り戻してきたようです。それでも多くの人々が参拝に訪れていました。

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                      1月9日撮影

始まりの木 2024年01月06日

新宿事務所のベランダや室内で、芝生やサクラランからの水分蒸発量を測定していると植物が生きていることを感じます。正月休みに弟に勧められて「始まりの木」夏川草介著・小学館を読みました。

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物語の中で民俗学者の先生が「日本人にとって、森や海は恵みの宝庫であり、生活の場そのものであった。だからこそ、それらはそのまま神の姿になったのだ。木も岩も、滝も山もことごとく神になった。」と語っています。新宿事務所で植物への給水と蒸発という循環を見ていると、その現象の背後に自然の摂理を感じます。太古の人々も木々や、滝の流れなどの背後にある自然の法則(雨が降り植物を潤し、川や滝となり海にそそぐ雨水の循環)に神を感じたのかもしれませんね。

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また民俗学者先生は「日本の神は大陸の神に見られるような戒律や儀式もない。教会やモスクを持たない。それゆえ、都市化とともにその憑代(よりしろ)である巨岩や巨木を失えば、神々は、その名残りさえ残らず消滅していくことになる。ニーチェは「神は死んだ」と告げたが、その死に自覚さえ持たなかったという点で、欧米人より日本人にとっての方がはるかに深刻な死であったと言えるかもしれない。」と語ります。

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先生曰く、自然に囲まれた太古からの日本人にとって神(自然)は心を照らす灯台でした。私はささやかではありますが、コンクリートジャングルとアスファルト砂漠に覆われたヒートアイランド東京で、神々である植物たちが生きるための雨水が循環する環境作りたいと思います。「始まりの木」素晴らしい本です。皆さんもお読みください。写真は御苑に生息しているメタセコイアとユリノキです。1月5日撮影

オアシスⅡへの給水量の推移2 2024年01月04日

新宿事務所で芝生を育てて測定している植栽装置オアシスⅡへの、12月24日から1月4日までの給水量の数値がまとまりました。

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12月24日から1月4日までのオアシスⅡへの給水量は2.6㍑で1日当たりの給水量は2.0㍑/㎡・日でした。今回は給水のインターバルが12日だったので前回の数値より0.2㍑/㎡・日減りました。同じくオアシスⅡの周囲からの水分蒸発量も1.25㍑/㎡・日で、前回の測定値よりも0.25㍑/㎡・日少なくなりました。今回の測定でオアシスⅡへの給水量と周囲の水分蒸発量が減ったのは気温と湿度の変化が影響しているのかもしれません。

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今回の測定で気が付いたことはオアシスⅡへの給水量の変化がオアシスⅡ周囲の水分の蒸発量の変化よりも小さいということです。下記のグラフをご覧ください。

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オアシスⅡへの平均給水量Aから周囲の水分蒸発量Bを引いた緑色のグラフはやや上昇していますね。これはオアシスⅡで生育している芝生からの水分蒸発量が影響しているからではないかと思います。1月に入り東京の気温と湿度もさらに低くなってゆきます。その中で芝生からの水分蒸発量が、給水量や周囲からの水分蒸発量と関連してどのように変化するか楽しみです。1月4日撮影


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