三佐和ブログ


土地の力を回復させる! 2024年03月26日

ガーデンクリートはコンクリートやアスファルトの表面を被覆して、植物が育つ環境を整えて土地の力を回復します。しかしコンクリートやアスファルトに覆われたヒートアイランドは、人間が快適に生活するための空間でもあります。

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人間が快適に過ごせる空間が広がると、それまで広がっていた植物が生活する空間が縮小します。コンクリートやアスファルトに覆われたヒートアイランドをガーデンクリートで被覆して給水する事で、保水された空間ができます。植物はここから水を吸収しながら成長を続けます。IMG_0754 (002).jpg

植物が成長する空間が広がることで雨水の循環が始まり、土地の力が回復します。

オアシスⅡへの給水量の推移9 2024年03月21日

3月11日から3月21日までのオアシスの給水量は2.6㍑/㎡・日で前回の測定よりも0.4㍑/㎡・日増えました。そしてオアシスⅡの周囲からの水分蒸発量は2.2㍑/㎡・日で、これも前回よりも0.93㍑/㎡・日増えました。

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オアシスⅡの周囲からの水分蒸発量がオアシスⅡへの給水量よりも上回った原因は、最事務所周囲に吹く風の強さが5メートルを超える日々が続いていることと、オアシスⅡへの給水システムに違いがあるのではないかと思います。オアシスⅡのシステム断面図をご覧ください。

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オアシスⅡでは、芝生の下にある灌水クロスとガーデンクリートで作られた緑化ブロックの空隙を通して給水が行われるので、表に現れる水面がほとんどありません。それと芝生からの水分蒸発量が、水面から直接蒸発する水分と比べてコントロールされているからではないでしょうか?つまり芝生からの水分蒸発量は風の強い日でも、いきなり増えるのではなく気温と湿度、そして風量を感じながら体内からの水分蒸発量をコントロールしているのではないかと思います。

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                    3月21日撮影

アレカヤシの移植 2024年03月18日

2016年から新宿事務所でアレカヤシを手作りフラワーポットで育てています。下の写真は手作りフラワーポットに苗を植えて、一年ほど経過したアレカヤシの写真です。「フラワーポットの写真」PC080037.jpg

それから六年以上経過して、アレカヤシはさらに大きく育ちました。下の写真はベランダの室外機の上で今年の冬を乗り切ったアレカヤシです。

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アレカヤシの幹と根の一部が手作りフラワーポットの穴に収まりきらなくなったので、大きめの手作りフラワーポットに移植transplantingしました。

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寒い屋外から気温が15℃前後になってきた室内に移植して、アレカヤシが無事に成長を続けることを祈ります。3月18日撮影

サクラランも生きている12 2024年03月16日

2月16日から3月16日までのサクラランからの水分蒸発量は2.2g,一日当たりの蒸発量は0.07gでした。今回は前回の測定値より蒸発量が少なくなりましたが、その理由は前回測定値をまとめて以降、新宿事務所周囲の気温が低くなったからかもしれません。この事はオアシスⅡへの給水量の推移8でもお話ししました。

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また8月22日から3月16日までにサクラランから蒸発した水量は16.6gですが、その様子は下の写真からもわかります。向かって左のペットボトルの水位は8月22日から3月16日までに蒸発した水分量を表します。そして向かって右のサクラランを育てているペットボトルと左のペットボトルの水位の差が、サクラランから蒸発した水量を表します。

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二月の下旬から気温が下がった新宿事務所ですが、三月も中旬を迎えようやく気温も落ち着いてきたようです。サクラランは事務所の机の上で静かに呼吸を続けながら成長を続けています。3月16日撮影

人間と植物の生活圏を作る剪定の重要性 2024年03月13日

私が尊敬する政治家Lee Lwan Yewのリーダーシップのもとシンガポールは1960年代から都市の緑化が始まりました。そして緑豊かなGarden Cityが実現したのですが、2020年に世界を覆ったCovid-19の影響でシンガポールの緑を支えてきた海外労働者がシンガポールに入国できなくなりました。その結果、一時、市街の樹木が伸び放題になりました。Garden cityの問題点

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人間が生活する都市空間の緑化を支えるには給水や、街路樹の剪定や下草の刈込などのメンテナンスの継続が必要です。人間はひげや髪の毛が伸びると髭剃りや散髪をしますね。髭剃りや散髪は人間が生活するのに不快感を感じないための行動だと思います。人間はそれと同じ感覚で植物の剪定をするのでしょうか?もちろん剪定することで植物の生長を促す事もありますが、自らの意思で成長を続ける植物にとってはいい迷惑かもしれません。

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都市空間で人間と植物たちがお互いに満足して過ごせる結界を作るために、植物への給水や剪定や刈込のメンテナンスの継続が必要です。上の写真は東京体育館の横の選定された街路樹です。  3月13日撮影

オアシスⅡへの給水量の推移8 2024年03月10日

2月29日から3月10日までのオアシスⅡへの給水量は2.2㍑/㎡・日,周囲からの水分蒸発量は1.27㍑/㎡・日,オアシスⅡへの給水量から周囲の水分蒸発量を引いた値は0.9㍑/㎡・日でした。これは前回の計測(2月17日から2月28日まで)の数値と同じです。

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東京は2月8日ごろから22日ににかけて気温が高くなりましたが、その後は今日に至るまで気温が下がり寒い日が続いています。この気温の変化が2月18日以降の給水量と周囲からの水分蒸発量に影響を与えているようですね。240310室温グラフ.png

今週からは東京の気温も高くなるようですが、これから春分に向けて変化する気候に合わせて、芝生への給水量と周囲からの水分蒸発量がどのように変化するのか、注意深く観察を続けようと思います。

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先週は冬の間に伸びたクリーピングベントグラスの選定を行いました。東京は春分から5月のゴールデンウイークにかけて、西洋芝の成長に適した気候が訪れます。3月10日撮影

世界各地の気温と降雨量2024 2024年03月09日

理科年表2024年度版をもとにして世界各地の都市の気温と降雨量を調べました。理科年表2024年版では1991年から2020年までの各地の平均気温と降雨量がわかります。その中で私がガーデンクリートの施工をしたり、訪れたりした都市と世界平均の数値をまとめてみました。下の表をご覧ください。

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次に東京の気温と降雨量を1としたときの世界各地の気温と降雨量の指数を計算しました。

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この指数をみると温帯のヒートアイランド東京の気温は、亜熱帯の香港や熱帯のシンガポール、そして乾燥帯のニューデリーや世界平均よりも低いことがわかります。また降雨量は亜熱帯の香港や熱帯のシンガポールよりは少ないですが、乾燥帯のニューデリーや世界平均よりは多いこともわかります。

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この気温や降雨量の違いが各地の土地の力、つまり各地の気候(自然)を生みます。そしてその土地の気候に馴染んだ人々にとっては住めば都の感覚が生まれるのかもしれませんね?写真は早春の新宿御苑の芝生の広場です。3月9日撮影

3月のフローラカスケード 2024年03月07日

3月に入り寒い日が続きますが、浅草寺様境内のフローラカスケードでは、ビオラがカスケードブロックにしっかり活着しました。

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ツルニチニソウもカスケードブロックに植えて3年たちましたが、今年も紫色の可愛いらしい花を咲かせ始めました。フローラカスケードにも春が訪れたようです。

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境内では国内外から多くの参拝客が訪れています。今月は境内で金龍の舞が舞われます。そしてあとひと月経つとお釈迦様の誕生を祝う花まつりが行われます。

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境内のフローラカスケードの花たちも、花まつりに向けて元気に成長を続けます。3月7日撮影

芝生の剪定 2024年03月04日

新宿事務所のベランダに芝生の広場オアシスの試作品を設置して芝生を種から育てて6か月がたちました。芝生の種類はクリーピングベントグラス007です。下の写真は芝生の種を蒔いて2週間ほど経過した様子です。9月13日撮影

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芝生は順調に成長して3ヶ月経過したところで葉を剪定しました。下の写真は剪定したクリーピングベントグラス007の様子です。12月2日撮影

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その後、クリーピングベントグラス007は冬の間も成長を続けました。下の写真は12月の初めから3ヶ月経過した3月4日の芝生の様子です。

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クリーピングベントグラスは気温の低い冬の間も、夏から秋にかけてと同じぐらいのスピードで葉を伸ばしたようですね。そこでまた芝生を剪定しました。

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これまで秋から冬にかけて6か月間の芝生の成長を観察しました。これから春から夏にかけての芝生の成長はどのように変化するのでしょうか?葉の成長と芝生への給水量の推移を注意深く観察してゆこうと思います。上は葉を剪定したクリーピングベントグラスの写真です。3月4日撮影


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