オアシスⅡからの水分蒸発量1 | 2024年05月18日 |
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これまでオアシスⅡへの給水量の推移について測定してきましたが、これからはオアシスⅡの水分蒸発量をさらに詳しく測定してゆこうと思います。ポイントはオアシスⅡの残存保水量です。オアシスⅡは緑化ブロックと土から構成されています。今までオアシスⅡの水分が蒸発した状態で測定して来ましたが、緑化ブロックや土にはまだ少しの水が保水されています。
今回は緑化ブロックと土の残存保水率を少なく見積もって3%と設定しました。根拠は天然砂利を使ったブミコンの保水率が25%、軽石を使用したガーデンクリートの保水率が30%であることです。ガーデンクリートを使用した緑化ブロックは、空隙の水がなくなっても軽石の細かな空隙に水を保水します。またガーデンクリートは土の性質と似ているので、芝生を支える土の保水率もガーデンクリートと同じにしました。この設定で計算した数値が下記の表とグラフです。
オアシスⅡは土に似た性質のガーデンクリートに、田んぼのように水を張り芝生を育てることを目的に開発した緑化システムです。緑化ブロックの隅々に水が行き渡り、寒冷地で育ちやすい西洋芝ベントグラスは、生えむらや枯れむらなく育っています。これから気温と湿度が高くなる東京のベランダでベントグラスが元気に育つように、オアシスⅡへの給水量と、水分蒸発量のバランスを保ちたいと思います。2週間ぶりに芝刈りをしました。5月18日撮影