6月のフローラカスケード | 2024年06月08日 |
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浅草寺様境内に設置されたフローラカスケードの花の植え替えの季節が訪れました。夏から秋にかけての花はインパチェンスです。カスケードブロックには植物の根鉢が入りやすい穴が開いています。まずはカスケードブロックを覆っているツルニチニチソウを剪定して、インパチェンスに光が届きやすい環境を作ります。
境内にフローラカスケードを設置して10年以上様々な植物を育ててきましたが、これまでの経験で夏から秋にかけて元気よく育つ植物はインパチェンスです。インパチェンスはまだ植えたばかりですが、これから葉や茎がカスケードブロックの上で繁ってゆきます。
フローラカスケードは、1年を通して強い太陽光が降りそそぐ、熱帯や砂漠の環境を想定して開発しました。ガーデンクリートを構成する軽石と石灰系固化材は太陽光、特に紫外線に強い素材です。ヒートアイランド東京で10年以上にわたりフローラカスケードで様々な植物を育ててきましたが、ガーデンクリートの特徴である保水性や品質の劣化はみられず、植物が元気に育っています。
フローラカスケードへの水は、コントロールタイマーと灌水チューブで調整しながら供給します。これから東京も夏の気候になってゆくので、湿度と気温の変化を加味して水の供給量をコントロールします。 6月8日撮影