オアシスⅡからの水分蒸発量29 | 2024年11月29日 |
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11月23日から29日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は3.0㍑/㎡・日、芝生からの水分蒸発量は1.5㍑/㎡・日、オアシスⅡ周囲からの水分蒸発量も1.5㍑/㎡・日でした。今回の測定ではオアシスⅡ周囲からの水分蒸発量の増加が目立ちました。
芝生や土、水からの水分蒸発量は周囲の気温、湿度、風、そして光の当たり具合等、土地の力の影響を受けながら変化します。最近は気温も下がってきたので、生きている芝生にとっては日中と夜間の寒暖差の影響もあるでしょうね。芝生にとって常に変化する自然現象が、水分の蒸発にどのように影響するのかグラフで見ると良くわかります。
11月29日撮影
サクラランも生きている22 | 2024年11月23日 |
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先月から、改めて容器に水を満水にして、サクラランからの水の蒸発量を測定しています。10月24日から11月23日までにサクラランを入れた容器から蒸発した水量は14グラム、容器からの蒸発量は10.4グラム、そしてサクラランのの葉から蒸発量は3.6グラムでした。一日当たりに換算するとサクラランからの水分蒸発量は0.12グラムです。
10月から11月にかけて新宿事務所の室温と湿度も下がってきました。気温とサクラランの葉からの水分蒸発量は比例しますが、湿度は反比例する傾向です。これから冬にかけてサクラランの葉からの水分蒸発量が増えるのか減るのか見守ろうと思います。
11月23日撮影
オアシスⅡからの水分蒸発量28 | 2024年11月22日 |
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11月16日から22日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は2.8㍑/㎡・日、芝生からの水分蒸発量は1.8㍑/㎡・日、周囲からの水分蒸発量は1.0㍑/㎡・日でいずれも前回の測定値を上回りました。
気温が低いにもかかわらず、芝生からの水分蒸発量は、芝生が枯れる前の5月,6月の水準まで回復してきました。芝生からの水分蒸発量は周囲の気温の変化よりも、自らが作り出すシステム、根から水を吸引して、葉から体外へ蒸発する水の循環を優先されているのでしょうか?
11月22日撮影
手づくりフラワーポットで育つ植物たち | 2024年11月21日 |
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新宿事務所の室内では手作りフラワーポットで様々な観葉植物が育っています。朝、事務所に入った時の室温も20℃を下回ってきましたが熱帯の植物たちは、午後になると窓越しの光を浴びて元気です。
昨年はベランダで育てて葉が白く変色したコーヒーも、室内に移してようやく葉の緑が回復してきました。葉も大きくなったようです。
ベランダで育てているアレカヤシの葉を手作りフラワーポットに挿し木したのですが新しい葉を広げてきました。
百円ショップで買ってきた植物たちは、小さなフラワーポットに支えられながら1m以上の高さまで成長してきました。通気性と保水性に優れ土に似た性質の手作りフラワーポットは、少ない土で根と茎を支えながら植物を大きく育てます。
手づくりフラワーポット素材セット 11月21日撮影
みどり率と水の循環 | 2024年11月20日 |
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東京都にはみどり率という調査データがあります。みどり率とは「緑が地表を覆う部分に公園区域・水面を加えた面積が地域全体に占める割合」を表したもので令和5年の調査データを見ると、都全域で52.1%,区部で24%,多摩部で67.4%だそうです。また理科年表によると降水量は全国各地の気象台や観測所による測定値に基づいているようです。東京の観測点(露場)は千代田区大手町の気象庁から(平成20年以降は付近の北の丸公園)に移って測定されているようです。
東京の降水量は年間1598.2mm、4.4mm/日です。(理科年表2024年版)つまり東京の降水量はみどり率が24%の場所で測定されているということです。それではみどり率が67.4%の多摩部での降水量はどうなるのでしょうか?緑が多いということは植物からの水分蒸発量も多くなるので、降水量も多い水の循環が見られると思います。
私がガーデンクリートに芝生を載せて芝生の水分蒸発量を測定しているのは新宿区や大田区など区部なので、千代田区で測定されている降水量とは関連性がありそうですね。降水量は大気中の湿度の数値にも影響を及ぼすと思いますが、多摩部を始めとして東京23区よりもみどり率が多い場所で芝生からの水分蒸発量を測定するとどのようになるか楽しみです。関連ブログ:植物は土地の力
11月のベランダガーデニング2 | 2024年11月18日 |
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今年の東京は11月に入っても例年よりも気温が高い日が続いています。室外機の上のカスケードブロックフローラで育てているペチュニアが、また新しい花を咲かせました。
ガジュマルは成長を続けて、ガーデンクリートで作られた小さな手作りフラワーポットを壊しました。今のところ手作りフラワーポットを壊した植物はガジュマルだけです。ガジュマルはとても強い植物ですね!
プランターブロックマーガレットに植えたえたミスキャンタスも、灌水クロスに包まれてブロックの穴に活着したようです。
11月17日撮影
オアシスⅡからの水分蒸発量27 | 2024年11月15日 |
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11月9日から15日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は2.5㍑/㎡・日、芝生からの水分蒸発量は1.7㍑/㎡・日、オアシスⅡ周囲からの水分蒸発絵量は0.8㍑/㎡・日でした。今回の測定ではオアシスⅡ周囲からの水分蒸発量が減りました。気温が下が下がり湿度が上昇したことが影響したようです。その中で芝生からの水分蒸発量が増えたのは芝生の成長が影響したのかもしれませんね。
オアシスⅡで育てている芝生はケンタッキーブルーグラス、ペレニアルライグラス、トールフェスクの混合種「年中無休」です。ヒートアイランド東京の気候では西洋芝は気温が下がるほど元気に育つようです。これから気温が10度くらいになるまでが西洋芝の成長に適した環境です。
11月15日撮影
植物は土地の力 | 2024年11月13日 |
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古代都市は水の枯渇で滅びました。それは地中に保水された水を吸い上げて循環させる、植物の消失が大きな原因です。私は東京都内でガーデンクリートの上に芝生を載せて水分の蒸発量を測定しています。この水分の蒸発に伴う水の循環をザックリ述べると下記のとおりです。
東京の降水量の年間平均値が4.4mm/㎡・日、芝生からの水分蒸発量の年間平均値が約2mm/㎡・日、土や水からの水分蒸発量の年間平均値が約2mm/㎡・日です。つまり4.4mm/㎡・日の降雨量に対して芝生と土、水からの水分蒸発量の合計4mm/㎡・日、その差の0.4mm/㎡・日の水がガーデンクリートや土に保水される計算です。東京では降水量よりも植物を含めた地表からの水分蒸発量が少ないことで、都市の枯渇をま逃れているようですね。
他にも東京が都市の枯渇化からま逃れているのは、東京周辺の土地や、山々に豊富な緑が残されていて雨水の循環が保たれているからです。地中に伸びた植物の根が保水された水を吸い上げて葉から蒸発させることで雨水の循環が保たれます。ヒトは生活空間を豊かにするために植物を利用していますが、植物を利用しすぎて地中の保水力が衰えることに気が付いてもらいたいものです。植物は地中の水を蒸発させて、循環する力を持つ土地の力です。
11月の新宿御苑 | 2024年11月09日 |
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11月に入り東京の気温も下がってきました。今朝事務所に入った時の室温は17.7℃でした。御苑の木々もようやく色づき始めました。写真はたユリノキです。
温室の前では、今年もツワブキの群れが黄色い花を咲かせています。植物には年間の予定表があり、日差しや気温、湿度の変化に反応しながら花を咲かせているみたいですね。
芝生の広場の芝生もようやく色が変わり始めました。芝生も日差しや気温、湿度の変化に反応しながら休眠の準備を進めているようです。
11月9日撮影
オアシスⅡからの水分蒸発量の推移26 | 2024年11月08日 |
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11月2日から8日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は2.9㍑/㎡・日、芝生からの水分蒸発量は1.6㍑/㎡・日、オアシス周囲からの水分蒸発量は1.28㍑/㎡・日でいずれも前回の測定値を上回りました。11月に入り気温が下がり、湿度も下がってきたことが影響しているのでしょうね。湿度が下がると土、水、芝生からの水分蒸発量は増えるようです。
オアシスⅡの西洋芝も生えそろい、芝生からの水分蒸発量もオアシスⅡ周囲からの水分蒸発量を上回る日が続いています。やはり西洋芝はヒートアイランド東京の気候では、気温と湿度が下がるとともに活発な動きをするようですね。
11月8日撮影
11月のフローラカスケード | 2024年11月07日 |
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浅草寺様境内のフローラカスケードにビオラとミスキャンタスを植えて2週間が過ぎました。それぞれの植物たちはカスケードブロックの穴に活着したようです。
フローラカスケードに初めて植えるミスキャンタスは、主に葉を観賞する多年草です。夏から秋にかけて花の根元にスズランのような小さな花をつけるようですね。来年の夏が楽しみです。
ミスキャンタスは葉の長さが30cmほどに伸びるようですが、カスケードブロックの壁面で、どのように育ってゆくか見守ろうと思います。
11月7日撮影
11月のベランダガーデニング | 2024年11月04日 |
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今年の東京は気温が高かったからか、ベランダに出る機会が減り植物たちも伸び放題の状態でした。ようやく気候も落ち着いたので久しぶりにベランダをよく見ると、手作りフラワーポットのシルバーゴールドやイチゴが無事に暑さを乗り越えていました。
この秋ベランダにやってきた仲間はミスキャンタスでプランターブロックマーガレットに植えました。
今年は秋の訪れが遅いせいかベランダの植物たちはまだまだ緑を保っています。11月に入り気温も徐々に下がり始めました。そろそろベランダの植物たちも冬に向けての準備を進めているようですね。
11月3日撮影
11月の新宿事務所 | 2024年11月02日 |
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先月の初めにカスケードブロックの穴に土を詰めて、カレンジュラ、キンギョソウ、ケールの種を蒔きましたが一月が立ち、それぞれの種は発芽してきました。始めて種を蒔いたケール はアブラナ科の植物で食べることが出来ます。マイルドな風味が楽しめるそうです。
今年もカレンジュラの葉が伸びてきました。カレンジュラやケールが育つベランダでは、午後になると日差しが当たる時間が少しあります。植物たちは少ない日差しを利用して成長を続けます。
カスケードブロックの役割は、ブロックの穴に土を詰めて植物に根を張らせて、成長する植物の茎を支えます。土に似た性質のガーデンクリートの保水性と通気性が必要最小限の土で植物を育てます。
移動することが容易なカスケードブロックは、狭いベランダでも様々な植物を育てます。ベゴニアも心地よい秋の気候の中で元気です。11月2日撮影
オアシスⅡからの水分蒸発量の推移25 | 2024年11月01日 |
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10月26日から11月1日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は2.5㍑/㎡・日、オアシスⅡ周囲からの水分蒸発量は1.14㍑/㎡・日、芝生からの水分蒸発量は1.4㍑/㎡・日で、いずれも前回の測定値よりも下回りました。これはオアシスⅡを設置しているベランダの気温が下降しているからだと思います。
その中でオアシスⅡの芝生からの水分量の蒸発が、オアシスⅡ周囲の水分量の蒸発よりも多い日が続いています。これから気温や湿度がさらに下がる中で、芝生からの水分蒸発量が周囲の水や土からの蒸発量よりも上回る傾向が続くのでしょうか?
これから冬が近づくにつれて、自らのシステムで水分を蒸発させる西洋芝と、気温や湿度の変化に反応する土や水からの水分蒸発量がどのように変化するのか観察を続けます。11月1日撮影