みどり率と水の循環 | 2024年11月20日 |
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東京都にはみどり率という調査データがあります。みどり率とは「緑が地表を覆う部分に公園区域・水面を加えた面積が地域全体に占める割合」を表したもので令和5年の調査データを見ると、都全域で52.1%,区部で24%,多摩部で67.4%だそうです。また理科年表によると降水量は全国各地の気象台や観測所による測定値に基づいているようです。東京の観測点(露場)は千代田区大手町の気象庁から(平成20年以降は付近の北の丸公園)に移って測定されているようです。
東京の降水量は年間1598.2mm、4.4mm/日です。(理科年表2024年版)つまり東京の降水量はみどり率が24%の場所で測定されているということです。それではみどり率が67.4%の多摩部での降水量はどうなるのでしょうか?緑が多いということは植物からの水分蒸発量も多くなるので、降水量も多い水の循環が見られると思います。
私がガーデンクリートに芝生を載せて芝生の水分蒸発量を測定しているのは新宿区や大田区など区部なので、千代田区で測定されている降水量とは関連性がありそうですね。降水量は大気中の湿度の数値にも影響を及ぼすと思いますが、多摩部を始めとして東京23区よりもみどり率が多い場所で芝生からの水分蒸発量を測定するとどのようになるか楽しみです。関連ブログ:植物は土地の力