3月22日から28日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は3.7㍑/㎡・日、芝生からの水分蒸発量は1㍑/㎡・日、そして周囲からの水分蒸発量は2.71㍑/㎡・日でした。春分が過ぎて東京の気温は急に高くなり28日には室内の気温が久しぶりに20度を超えました。

気温の上昇に伴い、オアシスⅡや周囲の水からの水分蒸発量は大きく変化しましたが、芝生からの水分蒸発量には大きな変化が見られませんでした。これは土や水からの水分蒸発量が周囲の気温や湿度に敏感に反応するのに対して、芝生からの水分蒸発量は芝生独自の循環システム、つまり葉から水分蒸発することで茎に吸引力が働き、その力で根が周囲の土から水を吸い上げるシステムの働きで、土や水より周囲の気温や湿度に敏感に反応しないからかもしれません。

気温が高くなるにつれて西洋芝も新しい葉がよく伸びてきました。3月28日撮影

2月25日から3月24日までにサクラランの葉から蒸発した水分量は1.6ｇ、1日当たりの蒸発量は0.057ｇでした。今回は2月が28日までしかなかったので測定した期間が短かったのですが、1日当たりの水分蒸発量は前回とほぼ同じでした。

昨日は東京の気温が25度を超えました。新宿事務所の室温の推移をみると、昨年も春分を過ぎたあたりから気温が上昇しています。これから東京は五月の初夏に向けて気温も上がり、サクラランにとって過ごしやすい季節を迎えます。

気温が上がるとともにサクラランも成長を続け、葉からの水分蒸発量も増えてゆくと思います。3月24日撮影

3月15日から21日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は2.6㍑/㎡・日、芝生からの水分蒸発量は1.2㍑/㎡・日、そしてオアシスⅡ周囲からの水分蒸発量は1.42㍑/㎡・日でした。この一週間の水分蒸発量はいずれも前回のデータを上回りました。

昨日は春分でした。これから東京の気温や湿度は昨年のように上昇に転ずると思いますが、それにつれてオアシスⅡや周囲からの水分蒸発量も増えてゆく事でしょうね。

これからオアシスⅡの西洋芝も、育つのに気持ちの良い季節を迎えます。しばらくしてから芝刈りをしようと思います。3月21日撮影

3月も中旬に入り、新宿御苑の植物たちは春の目覚めを迎えています。サトザクラも3月の初めからよく咲いてきました。今月の末にはソメイヨシノが見頃を迎えます。

2月の中旬から咲き始めた白梅は、そろそろ花の終わりを迎えているようです。今年も御苑では白梅、紅梅がよく咲きました。

ここにきて気温も上がり、芝生の広場の芝生もうでうっすらと芽吹いてきました。よく通る芝生の広場ですが、これから緑が鮮やかになって行く事でしょうね。

3月に入り様々な植物が活動を始めて、御苑の風景も変わってきました。これから植物が芽吹いて葉が緑になるのが楽しみです。3月15日撮影

3月8日から14日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は2.3㍑/㎡・日、芝生からの水分蒸発量は1㍑/㎡・日、周囲からの水分蒸発量は1.28㍑/㎡・日でした。今回はオアシスⅡ周囲からの水分蒸発量が前回と同じなのに対して、オアシスⅡと芝生からの水分蒸発量が若干増えました。

東京は昨日から気温が高くなってきました。室内の気温と湿度も底を迎えたようです。来週の測定日は春分の日の翌日です。これから気温が高くなるにつれてオアシスⅡや周囲からの水分蒸発量も高くなってきそうですね。

オアシスⅡで育てているケンタッキーブルーグラス、ペレニアルライグラス、トールフェスクの混合芝も寒さから解放されて成長を続けることを期待します。3月14日撮影

浅草寺様境内のフローラカスケードでは2月の厳しい気候を乗り越えたビオラやミスキャンタスが元気です。

それでも冬の寒さと日陰の影響で元気のなくなったビオラの一部を植え替えました。

あとひと月ほどたつと浅草寺様の境内では、仏様の誕生を祝う花まつりが開かれます。これから春のお彼岸を過ぎると東京の気温も上昇してゆきますが、それにつれてフローラカスケードの植物たちも、花祭りに向けて元気に成長を続けてゆく事でしょうね。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　3月12日撮影

先月のblogでもご紹介したカスケードブロックで育てているケールですが、2月の寒い中でも少し大きくなったようです。4月なったら食べられそうですね。

植栽装置オアシスで育てている西洋芝も気温の低い中で少し伸びてきたようです。東京は今、立春にかけて気温の底を迎えています。立春を過ぎてベランダの植物たちが一斉に伸び始めるのが楽しみです。

室内では、一昨年の冬に屋外で育てて葉が白くなったコーヒーが、窓のガラス越しの光を浴びて葉の緑を回復しました。やはりコーヒーは15度以下の気温の育てるのは可哀そうですね。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　3月10日撮影

3月1日から3月7日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は2.0㍑/㎡・日、芝生からの水分蒸発量は0.7㍑/㎡・日、オアシスⅡ周囲からの水分蒸発量は1.28㍑/㎡・日で、いずれの数値も前回の測定値を下回りました。

3月に入り東京は寒の戻りで気温が下がりました。その影響でしょうかオアシスⅡや芝生、そしてオアシスⅡ周囲からの水分蒸発量も減りました。昨年の気温の推移をみると、これから春分にかけてが気温の底を迎えそうです。それに伴いオアシスⅡからの水分蒸発量も底を迎えているようですね。

東京の気温が底を迎える中で、オアシスⅡの芝生は少しづつですが成長を続けています。3月7日撮影

2月22日から2月28日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は2.6㍑/㎡・日、芝生からの水分蒸発量は1.2㍑/㎡・日、オアシスⅡ周囲からの水分蒸発量は1.42㍑/㎡・日で前回の測定値と同じでした。

今週は中ごろから気温が高くなってきたのですが来週は再び気温が下がるようです。これから三寒四温を繰り返しながら春分に向けて東京の自然は変化してゆきます。上の気温の変化のグラフを見ても寒い気候はもうすぐ終わります。

オアシスⅡの西洋芝も無事に気温の低い季節を乗り切ったようです。芝生も少しづつ成長を続けているようです。2月28日撮影