12月の新宿事務所 | 2024年12月19日 |
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今年の東京は温暖な気候に包まれているせいでしょうか、ベランダの植物たちは12月中旬を迎えても深い緑を保っています。
オアシスⅡの芝生は寒くなっても元気です。やはり西洋芝にとって20℃から10℃ぐらいの気温が育ちやすい環境なのかもしれませんね。
室内ではパキラが太陽光を浴びて元気です。今年はコーヒーを事務所の中で育てているので無事に冬を迎えています。
12月19日撮影
オアシスⅡからの水分蒸発量29 | 2024年11月29日 |
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11月23日から29日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は3.0㍑/㎡・日、芝生からの水分蒸発量は1.5㍑/㎡・日、オアシスⅡ周囲からの水分蒸発量も1.5㍑/㎡・日でした。今回の測定ではオアシスⅡ周囲からの水分蒸発量の増加が目立ちました。
芝生や土、水からの水分蒸発量は周囲の気温、湿度、風、そして光の当たり具合等、土地の力の影響を受けながら変化します。最近は気温も下がってきたので、生きている芝生にとっては日中と夜間の寒暖差の影響もあるでしょうね。芝生にとって常に変化する自然現象が、水分の蒸発にどのように影響するのかグラフで見ると良くわかります。
11月29日撮影
サクラランも生きている22 | 2024年11月23日 |
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先月から、改めて容器に水を満水にして、サクラランからの水の蒸発量を測定しています。10月24日から11月23日までにサクラランを入れた容器から蒸発した水量は14グラム、容器からの蒸発量は10.4グラム、そしてサクラランのの葉から蒸発量は3.6グラムでした。一日当たりに換算するとサクラランからの水分蒸発量は0.12グラムです。
10月から11月にかけて新宿事務所の室温と湿度も下がってきました。気温とサクラランの葉からの水分蒸発量は比例しますが、湿度は反比例する傾向です。これから冬にかけてサクラランの葉からの水分蒸発量が増えるのか減るのか見守ろうと思います。
11月23日撮影
オアシスⅡからの水分蒸発量28 | 2024年11月22日 |
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11月16日から22日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は2.8㍑/㎡・日、芝生からの水分蒸発量は1.8㍑/㎡・日、周囲からの水分蒸発量は1.0㍑/㎡・日でいずれも前回の測定値を上回りました。
気温が低いにもかかわらず、芝生からの水分蒸発量は、芝生が枯れる前の5月,6月の水準まで回復してきました。芝生からの水分蒸発量は周囲の気温の変化よりも、自らが作り出すシステム、根から水を吸引して、葉から体外へ蒸発する水の循環を優先されているのでしょうか?
11月22日撮影
手づくりフラワーポットで育つ植物たち | 2024年11月21日 |
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新宿事務所の室内では手作りフラワーポットで様々な観葉植物が育っています。朝、事務所に入った時の室温も20℃を下回ってきましたが熱帯の植物たちは、午後になると窓越しの光を浴びて元気です。
昨年はベランダで育てて葉が白く変色したコーヒーも、室内に移してようやく葉の緑が回復してきました。葉も大きくなったようです。
ベランダで育てているアレカヤシの葉を手作りフラワーポットに挿し木したのですが新しい葉を広げてきました。
百円ショップで買ってきた植物たちは、小さなフラワーポットに支えられながら1m以上の高さまで成長してきました。通気性と保水性に優れ土に似た性質の手作りフラワーポットは、少ない土で根と茎を支えながら植物を大きく育てます。
手づくりフラワーポット素材セット 11月21日撮影
オアシスⅡからの水分蒸発量27 | 2024年11月15日 |
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11月9日から15日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は2.5㍑/㎡・日、芝生からの水分蒸発量は1.7㍑/㎡・日、オアシスⅡ周囲からの水分蒸発絵量は0.8㍑/㎡・日でした。今回の測定ではオアシスⅡ周囲からの水分蒸発量が減りました。気温が下が下がり湿度が上昇したことが影響したようです。その中で芝生からの水分蒸発量が増えたのは芝生の成長が影響したのかもしれませんね。
オアシスⅡで育てている芝生はケンタッキーブルーグラス、ペレニアルライグラス、トールフェスクの混合種「年中無休」です。ヒートアイランド東京の気候では西洋芝は気温が下がるほど元気に育つようです。これから気温が10度くらいになるまでが西洋芝の成長に適した環境です。
11月15日撮影
オアシスⅡからの水分蒸発量の推移26 | 2024年11月08日 |
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11月2日から8日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は2.9㍑/㎡・日、芝生からの水分蒸発量は1.6㍑/㎡・日、オアシス周囲からの水分蒸発量は1.28㍑/㎡・日でいずれも前回の測定値を上回りました。11月に入り気温が下がり、湿度も下がってきたことが影響しているのでしょうね。湿度が下がると土、水、芝生からの水分蒸発量は増えるようです。
オアシスⅡの西洋芝も生えそろい、芝生からの水分蒸発量もオアシスⅡ周囲からの水分蒸発量を上回る日が続いています。やはり西洋芝はヒートアイランド東京の気候では、気温と湿度が下がるとともに活発な動きをするようですね。
11月8日撮影
11月の新宿事務所 | 2024年11月02日 |
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先月の初めにカスケードブロックの穴に土を詰めて、カレンジュラ、キンギョソウ、ケールの種を蒔きましたが一月が立ち、それぞれの種は発芽してきました。始めて種を蒔いたケール はアブラナ科の植物で食べることが出来ます。マイルドな風味が楽しめるそうです。
今年もカレンジュラの葉が伸びてきました。カレンジュラやケールが育つベランダでは、午後になると日差しが当たる時間が少しあります。植物たちは少ない日差しを利用して成長を続けます。
カスケードブロックの役割は、ブロックの穴に土を詰めて植物に根を張らせて、成長する植物の茎を支えます。土に似た性質のガーデンクリートの保水性と通気性が必要最小限の土で植物を育てます。
移動することが容易なカスケードブロックは、狭いベランダでも様々な植物を育てます。ベゴニアも心地よい秋の気候の中で元気です。11月2日撮影
オアシスⅡからの水分蒸発量の推移25 | 2024年11月01日 |
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10月26日から11月1日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は2.5㍑/㎡・日、オアシスⅡ周囲からの水分蒸発量は1.14㍑/㎡・日、芝生からの水分蒸発量は1.4㍑/㎡・日で、いずれも前回の測定値よりも下回りました。これはオアシスⅡを設置しているベランダの気温が下降しているからだと思います。
その中でオアシスⅡの芝生からの水分量の蒸発が、オアシスⅡ周囲の水分量の蒸発よりも多い日が続いています。これから気温や湿度がさらに下がる中で、芝生からの水分蒸発量が周囲の水や土からの蒸発量よりも上回る傾向が続くのでしょうか?
これから冬が近づくにつれて、自らのシステムで水分を蒸発させる西洋芝と、気温や湿度の変化に反応する土や水からの水分蒸発量がどのように変化するのか観察を続けます。11月1日撮影
オアシスⅡからの水分蒸発量の推移24 | 2024年10月26日 |
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10月19日から25日までのオアシスⅡから蒸発した水分量は3.1㍑/㎡・日、オアシスⅡ周囲からの水分蒸発量は1.42㍑/㎡・日、そして芝生からの水分蒸発量は1.7㍑/㎡・日でした。
今週は先週と比べて少し気温が下がった影響で、オアシスⅡや周囲からの水分蒸発量は若干少なくなりましたが、芝生からの水分蒸発量はほぼ横ばいでした。芝生からの水分蒸発量は周囲の気温や湿度の変化に影響されますが、土や水からの蒸発量ほど敏感ではないようですね。芝生は根から吸収する水分量を調整しながら体外に水分を蒸発させているようです。
例年と比べて気温や湿度の高い日が続く中で、芝生や、土、水からの水分蒸発量がどのように変化するのか観察を続けます。10月26日撮影
サクラランも生きている 21 | 2024年10月23日 |
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昨年の7月からサクラランからの水分蒸発量を記録していますが1年3か月が経過して、サクラランの容器の水がほぼ半分になりました。この間にサクラランの質量は4gから10gに成長しました。サクラランの根や茎が水面から半分ほど露出したので、改めて水を満たして記録を続けようと思います。
これから室温が下がる中で水に満たされた根や茎から吸収された水が、葉を通してどのように蒸発してゆくのか観察を続けます。10月23日撮影
サクラランも生きている20 | 2024年10月21日 |
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9月21日から10月21日までのサクラランからの水分蒸発量は1.7グラム、1日当たり0.055グラムでした。秋分を過ぎて気温が下がりサクラランからの水分蒸発量も少なくなってきたようです。その傾向は水分蒸発量の累計のグラフを見て、角度がなだらかになってきたことからもわかります。緑色のグラフがサクラランからの水分蒸発量の累計です。
秋分を過ぎて東京の気温は下降を始めていますが、ペットボトルからの水分蒸発量と、サクラランからの水分蒸発量の差が少なくなってきました。
気温が下がる中、サクラランの葉は大きくなってきました。これからもサクラランからの水分蒸発量の推移を見守ってゆこうと思います。10月21日撮影
オアシスⅡからの水分蒸発量の推移23 | 2024年10月18日 |
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10月12日から18日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は3.2㍑/㎡・日、オアシスⅡ周囲からの水分蒸発蒸発量は1.5㍑/㎡・日、芝生からの水分蒸発量は1.7㍑/㎡・日でした。
東京は10月の中旬を過ぎて日中の気温が高くなる日が続きましたが、そのせいかオアシスⅡ周囲からの水分蒸発量も若干増えたようです。そして芝生からの水分蒸発量も増えました。ただ芝生からの水分蒸発量は気温の変化のほかに、葉の密度が増えたことや葉が伸びたことも影響しているようですね。
これから気温が下がる中で芝生の密度が増えて葉が伸びることが、葉からの水分蒸発量にどのように影響を及ぼすのか楽しみです。10月18日撮影
室温の変化をグラフにすると | 2024年10月16日 |
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朝、事務所に入ったら机の上のデジタル温湿度計の室温と湿度を記録しています。昨年の7月からの記録をグラフにするといろいろなことがわかりますね。赤い線が室温のグラフです。
昨年も今年も8月のお盆を過ぎたころから少しづつ気温が下がり始め、9月のお彼岸を過ぎるとその傾向がはっきりします。今年の東京の夏は暑かったですが、昨年も同じような気温だったことがグラフからわかります。これから来年の春のお彼岸に向けて気温は下がり続け、お彼岸を過ぎると6月の夏至に向けて気温は上昇します。そして夏至から2か月ほど暑い日が続き、徐々に気温が下がるのが新宿事務所の室温の周期です。
新宿御苑では秋の桜ジュウガツザクラが咲き始めました。今年の東京はお彼岸を過ぎて涼しくなりましたが、まだ日中は暑い日がぶり返しているのがグラフからもわかります。それでも植物たちは周囲の自然の変化を敏感に察知して反応しているようです。 10月16日撮影
オアシスⅡからの水分蒸発量22 | 2024年10月11日 |
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10月5日から10月11日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は3.0㍑/㎡・日で前回よりも少し増えました。オアシスⅡ周囲からの水分蒸発量は前回と同じ1.43㍑/㎡・日でした。オアシスⅡからの水分蒸発量が増えたのは芝生からの水分蒸発量が1.6㍑/㎡・日と前回よりも少し増えたからです。
芝生からの水分蒸発量が増えたのはお盆過ぎに蒔いた芝生の種が成長してきたからですね。1日当たりの芝生からの水分蒸発量は、芝生が刈れ始める前までの蒸発量まで回復してきました。
東京の気候もようやく落ち着いてきたので、そろそろ芝刈りをしようと思います。10月11日撮影
10月の新宿事務所 | 2024年10月05日 |
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暑い日が続いた東京もようやく気温が25度を下回るようになりました。そこで新宿事務所のベランダのカスケードブロックに、今年もまたエディブルフラワー・カレンジュラとキンギョソウの種を蒔きました。今年は新たにアブラナ科のケールにも挑戦しようと思います。
エディブルフラワー・カレンジュラはい食べられる花です。黄色い花を咲かせるのですが、昨年は初めて咲いた花を食べることが出来ませんでしたが、今年は花が咲いたら食べてみようと思います。
暑い夏を無事に過ごしたベゴニアがカスケードブロックで相変わらず元気に成長を続けています。ベゴニアは新宿事務所のベランダにやってきて7年目になりますが、たくましい植物ですね。
ベランダでは、ほかにも植栽装置オアシスⅡではケンタッキーブルーグラス、トールフェスク、ペレニアルライグラスの混合種・年中無休が育ち始めました。そしてツルニチニチソウもしぶとく成長を続けています。
10月5日撮影
オアシスⅡからの水分蒸発量の推移21 | 2024年10月04日 |
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9月28日から10月4日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は2.8㍑/㎡・日、周囲からの水分蒸発量は1.4㍑/㎡・日でした。今回は気温が低い割には湿度が高かったので周囲からの蒸発量が少なかったようです。オアシスⅡの芝生は成長する葉が増えたせいか蒸発量が増えました。
東京も気温がようやく25度を下回るようになり、西洋芝にとっては過ごしやすい気候になりました。オアシスⅡの西洋芝ケンタッキーブルーグラス、トールフェスク、ペレニアルライグラスもよく伸びてきました。そのせいか気温が下がり、周囲からの蒸発量が減っても芝生からの蒸発量は増えました。
気温が下がり過ごしやすいのは芝生だけではありません。ヒトや多くの動植物にとっても25度を下回ると過ごしやすいですね。東京の年間平均気温は15度前後ですがこの温度は生物が活動するのに最適な気温です。10月4日撮影
オアシスⅡからの水分蒸発量を基に世界各地の給水量を想定すると | 2024年10月03日 |
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露天の大田区産業プラザPIOのテラスや雨の当たらない新宿事務所のベランダで緑化ブロックを使用したオアシスやオアシスⅡで芝生を育てていますが、オアシスやオアシスⅡからの年平均水分蒸発量はおよそ3.6から3.8㍑/㎡・日前後です。そして東京の降水量はおよそ4.4㍑/㎡・日です。
この数値をもとにして、世界各地でオアシスやオアシスⅡを使用して芝生を育てる場合の、水分蒸発量や給水補正量を計算してみました。上の表をご覧ください。熱帯のクアラルンプールは東京よりも降雨量が多いので、給水量を補正する必要はありません。乾燥地帯のニューデリーや砂漠のリヤドは東京よりも降雨量が少ないので、給水量を補正する必要がありますね。
今回基準にした数値は東京でオアシスやオアシスⅡで西洋芝を育てる場合の、水分蒸発量と給水量です。そして比較する世界各地の指標は降雨量です。気温や相対湿度は比較対象には入れていませんが、降雨量は気温や相対湿度と連動しているので、関連した指標にはなると思います。
芝生を育てる緑化基盤であるオアシスやオアシスⅡが同じでも、場所が変わるとその土地の自然の力である、気温、湿度、降雨量が芝生の生育に影響を及ぼします。東京の土地の力を基準にして、世界各地の土地の力に対応した芝生の生育を想定するのは面白いですね。上の写真は秋分を迎えたころの新宿御苑の芝生です。9月20日撮影
月別のオアシスⅡからの水分蒸発量の推移2 | 2024年09月28日 |
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5月から9月まで月別のオアシスⅡからの水分蒸発量の推移がまとまりました。9月に入りオアシスⅡ周囲からの水分蒸発量は減りましたが、芝生からの水分蒸発量がやや増えて、オアシスⅡ全体からの水分蒸発量はほぼ横ばいでした。おそらくオアシスⅡ全体からの水分蒸発量は芝生からの水分蒸発量が増えたことで、水や土からの水分蒸発量の減少を補ったようです。
9月の後半に入りようやく東京の気温も下がり始めました。そしてオアシスⅡの芝生も8月の後半から新しい芝が伸び始めました。これから7月に枯れた芝生からの水分蒸発量がどこまで回復するか見守ろうと思います。
今年の9月は気温が高く、雨も豊富だったせいでしょうか御苑の植物たちはまだ豊かな緑を保っています。9月28日撮影
オアシスⅡからの水分蒸発量の推移20 | 2024年09月27日 |
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9月21日から9月27日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は3.2㍑/㎡・日、周囲からの水分蒸発量は2.14㍑/㎡・日でした。秋分を過ぎて東京の気温も低くなってきましたが、それにつれてオアシスⅡや容器に入れた水の蒸発量も、周囲の変化に敏感に反応しているようですね。一方で芝生からの水分蒸発量は1.1㍑/㎡・日で前回の測定値とあまり変化は見られませんでした。
オアシスⅡの芝生も種をまいて一月が経過しました。7月に芝生が枯れて蒸発量が急に減ったのですが芝生が生えるにつれて芝生からの蒸発量も回復してきました。
西洋芝は気温が25度を下回ると元気になるようです。気温が下がり芝生の成長が高まるにつれてオアシスⅡからの水分蒸発量がどのように変化するのか楽しみです。9月27日撮影
サクラランも生きている19 | 2024年09月21日 |
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8月21日から9月20日までのサクラランの葉から蒸発した水分量は3.2グラム、1日当たり0.11グラムでした。これは前回7月19日から8月20日までの水分蒸発量より少し減りました。その理由は8月の後半から秋分に向けて、一時気温は上がりましたがその後下降を始めたからですね。下記のグラフをご覧ください。
サクラランからの水分の蒸発量の増加が続いている様子は下記のグラフからも確認できますね。水の容器からの水分蒸発量はコンスタンスに上昇していますが、サクラランからの水分蒸発量(緑色のグラフ)は、蒸発量が今年の5月の中旬から徐々多くなってきました。
夏にかけてサクラランからの水分蒸発量が多くなったのは、気温が高くなったことに加えて葉が大きくなってきたことも理由の一つだと思います。これから気温が下がるにつれてサクラランからの水分蒸発量がどのように推移するのか楽しみです。
9月21日撮影
オアシスⅡからの水分蒸発量の推移19 | 2024年09月20日 |
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9月14日から20日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は4.4㍑/㎡・日、オアシスⅡ周囲からの水分蒸発量は3.4㍑/㎡・日で前回の測定に比べて大きく増えました。芝生からの水分蒸発量は1.0㍑/㎡・日で少し減りましたが前回と大きな変化はありませんでした。
今回の測定でオアシスⅡやオアシスⅡ周囲からの水分蒸発量が増えたのは気温と湿度の影響が大きいからではないでしょうか?東京はお盆が過ぎて気温が下がり始めたのですが、9月に入り気温や湿度の高い日が続いています。芝生からの水分蒸発量は周囲からの水分蒸発量と比べて気温や湿度の変化からの影響は少ないようです。芝生は独自の水の循環システムを作っているのでしょうね。
オアシスⅡに西洋芝ケンタッキーブルグラス、トールフェスク、ペレニアルライグラスの混合種「年中無休」を蒔いて一月が経過しました。お彼岸が過ぎて西洋芝の育ちやすい環境がヒートアイランド東京のベランダにも訪れます。種を追い蒔きしてみます。9月20日撮影
オアシスⅡからの水分蒸発量の推移18 | 2024年09月13日 |
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9月7日から9月13日までオアシスⅡからの水分蒸発量は3.9㍑/㎡・日、オアシスⅡ周囲からの水分蒸発量は2.8㍑/㎡・日でした。そして芝生からの水分蒸発量は1.1㍑/㎡・日で前回の測定よりも若干減りました。芝生からの水分蒸発量はオアシスⅡからの水分蒸発量から周囲からの水分蒸発量を引いた値で表しています。
オアシスⅡからの水分蒸発量のは、オアシスⅡの芝生、土、水からの水分蒸発量の合計です。そしてオアシスⅡの土と水からの水分蒸発量はオアシスⅡ周囲からの水分蒸発量と同じという想定で計算しています。つまりオアシスⅡの土と水から蒸発した残りが芝生からの水分蒸発量になるという考え方です。これは厳密な芝生からの水分蒸発量ではありませんが、芝生からの水分蒸発量の推移と土や、水からの水分蒸発量の推移を比較することが出来ます。
オアシスⅡの西洋芝も伸びてきました。これから気温や湿度が下がる中で、芝生からの水分蒸発量と、土や水からの水分蒸発量がどのように変化してゆくのか観察を続けます。9月13日撮影
月別のオアシスⅡからの水分蒸発量の変化 | 2024年09月11日 |
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5月から8月までのオアシスⅡからの1日当たりの水分蒸発量を月別にまとめてグラフにしました。このグラフを見ると7月から8月にかけてオアシスⅡ周辺からの水分蒸発量が増えました。そして芝生が枯れたことで芝生からの水分蒸発量が減りました。またオアシスⅡ本体からの水分量はほぼ横ばいでした。その理由はオアシスⅡの土や水からの水分蒸発量が、オアシスⅡ周囲の水分蒸発量と同じように増えたことで、芝生からの水分蒸発量の減少を補ったからだと思います。
オアシスⅡの水分蒸発量に東京の降水量を加えたグラフをご覧ください。オアシスⅡは雨の当たらないベランダに設置して人為的に給水しているので、オアシスⅡから蒸発する水分量は降水量とは関連がありません。
オアシスⅡからの水分蒸発量は降水量よりも下回りながら推移しています。新宿御苑の芝生が元気なのは芝生からの蒸発量が降水量よりも少ないからですね。そして降雨量から蒸発量を引いた水は土中に保水される仕組みです。緑化ブロックも保水しますが厚みが4cmなので保水量が土地の水分よりも少ないので、給水量をコントロールしながら給水を続けます。それでもオアシスⅡで芝生を育てると、天然の降雨量よりも少ない給水量で済みます。
新宿事務所のベランダのオアシスⅡでは新しい芝生が育ち始めました。これからオアシスⅡへの給水量と水分蒸発量がどのように変化してゆくか楽しみです。9月11日撮影
オアシスⅡからの水分蒸発量の変化 | 2024年09月07日 |
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新宿事務所のベランダのオアシスⅡの試作品は雨が当たらないように設置されています。そこで人為的に給水することで芝生の緑を維持しています。給水方法は緑化ブロックを受け皿に置いて受け皿の容器の縁まで水を満たします。受け皿の水がなくなったら水を補給しますが、水がなくなった時点でも緑化ブロックには保水された水があります。給水のインターバルを7日にしていますが、給水と蒸発の様子のグラフをご覧ください。
給水量とオアシスⅡの水分蒸発量の差が緑化ブロックの保水量ですね。これまで大田区産業プラザPIOや新宿事務所のベランダで、緑化ブロックの上で芝生を育ててきましたが、緑化ブロックと芝生を合わせて蒸発した水分量は年間平均で約3.8㍑/㎡・日前後でした。上のグラフを見ると7月から8月にかけてのオアシスⅡからの水分蒸発量は、7月の中旬に芝生が枯れたにも拘わらすほぼ平均値を維持していました。これから気温が下がり、芝生が回復してきた状態でオアシスⅡからの水分蒸発量がどのように変化してゆくか楽しみです。
下記のグラフは東京の月別の降水量を1日当たりに換算して上記のグラフに加えたものです。
このグラフを見ると東京の夏の降水量はオアシスⅡへの給水量よりも約1㍑/㎡・日ほど上回っています。9月に入るとその差はさらに大きくなっています。おそらく9月の東京の降雨量は梅雨前線や台風の影響で夏よりも多いのでしょうね。しかし11月から2月にかけて東京の降雨量は減る傾向です。まだ先の話ですが、冬の気候の中でオアシスⅡからの水分蒸発量がどのように変化してゆくのか?芝生からの水分蒸発量がポイントになりそうです。
写真は豊富な降水量に支えられて元気に育っている新宿御苑の芝生です。9月6日撮影
オアシスⅡからの水分蒸発量17 | 2024年09月06日 |
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8月31日から9月6日までのオアシスⅡの水分蒸発量は3.5㍑/㎡・日、オアシスⅡ周囲からの水分蒸発量は2.14㍑/㎡・日でいずれも前回の測定よりも数値が減りました。そして芝生からの水分蒸発量は1.4㍑/㎡・日で前回よりも若干増えました。
雨の当たらないベランダに設置されたオアシスⅡや計量器の周囲からの水分蒸発量が減ったのは、9月に入り東京の気候が変わり始めたことと、雨曇りの日が多かったことが原因だと思います。その中で芝生からの水分蒸発量が増えたのは、お盆を過ぎて種を蒔いた芝生が発芽し始めているのも原因ではないかと思います。
9月の東京の平均降雨量はおよそ7.5㍑/㎡・日です。(理科年表2024版参照)その中で8月31日から9月6日までのオアシスⅡへの平均給水量は3.7㍑/㎡・日です。9月は秋雨前線が発達したり台風の影響などで降雨量が増える月ですが、9月の降雨量の半分の給水量で給水するオアシスⅡで西洋芝がどのように育つのか見守ろうと思います。9月6日撮影
芝生からの水分蒸発量の変化 | 2024年09月03日 |
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オアシスⅡで育てている芝生からの水分蒸発量の変化を観察していると、7月中旬から蒸発量が少なくなってきたことがグラフからわかります。下のグラフをご覧ください。緑色のグラフが芝生からの水分蒸発量の推移です。
芝生からの水分蒸発量が減った原因は7月19日から26日にかけて芝生が枯れ始めたのが原因ですね。下の写真をご覧ください。7月26日撮影
下の写真は芝枯れが始める前の芝生の様子です。芝が少し枯れていることがわかります。7月12日撮影
芝生が枯れた原因はいろいろありますが直射日光が芝生にあたる時間や、気温と給水量が大きな原因ではないかと思います。夏の間オアシスⅡにはおよそ4㍑/㎡・日の水を給水しています。そして7月、8月の東京の降雨量は平均で約5.2㍑/㎡・日です。(理科年表2024年版参照)オアシスⅡ周囲の気温が高くなっていることと、給水量が降雨量を下回っていることが原因の一つかもしれません。下のグラフはオアシスⅡを設置している新宿事務所の室温の変化です。
オアシスⅡを設置しているベランダでは雨は降りませんが、午後になると直射日光が当たる時間帯があります。これから寒冷地で育ちやすい西洋芝を育てるには、夏の間は直射日対策や給水のインターバルを調整することが改めて必要だと思いました。
お盆が過ぎてオアシスⅡに種を蒔き始めましたが、新しい西洋芝が発芽してきました。9月3日撮影
オアシスⅡからの水分蒸発量16 | 2024年08月30日 |
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8月24日から8月30日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は前回の測定値と同じi3.9㍑/㎡・日でした。そして芝生からの水分蒸発量は前回よりも若干増えて1.2㍑/㎡・日、オアシスⅡ周囲からの水分蒸発量は雨雲の日が増えたためか少し減って2.7㍑/㎡・日でした。
西洋芝の混合種(ケンタッキーブルーグラス、トールフェスク、ペレニアルライグラス)を蒔いて9日が経ちましたがタネが発芽してきたようです。
これから徐々に気温が下がり芝生の成長が進むにつれて、芝生からの水分蒸発量がどのように変化してゆくか楽しみです。8月30日撮影
オアシスⅡからの水分蒸発量15 | 2024年08月23日 |
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8月17日から8月23日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は3.9㍑/㎡・日でした。そして芝生からの水分蒸発量は1.1㍑/㎡・日、オアシスⅡ周囲からの水分蒸発量は2.8㍑/㎡・日でした。今回は芝生からの水分蒸発量が若干増えたようですね。
先のblogでもお話ししましたが、東京はお盆を過ぎて気候が少し変わってきたようなので、夏の間に枯れた芝生の土に西洋芝の種を蒔きました。今回蒔いた種はケンタッキーブルーグラス、ペレニアルライグラス、トールフェスクの混合種です。
これから東京もお彼岸に向けて気候が変わってゆきますが、芝生の種も秋から冬に向けて発芽し元気に育ってもらいたいですね。8月23日撮影
年中無休 | 2024年08月21日 |
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お盆が過ぎて東京の気候も少し変わってきたようなので、猛暑の中を生き残ったオアシスⅡのクリーピングベントグラス007の横に芝生の種を蒔きました。蒔いた種は西洋芝混合種「年中無休」です。8月21日撮影
「年中無休」は,アメリカのオレゴン基準をパスした高品質の種(ケンタッキーブルーグラス、ペレニアルライグラス、トールフェスク)がブレンドされています。サンフランシスコジャイアンツのアリゾナフェニックス球場をはじめ、日本のサッカースタジアムでも使用されているプロ仕様の種です。
常緑を楽しむには、芝生の種をまき続けることがポイントです。(グリーンキーパー談)「年中無休」は三佐和オンラインショッピングでお買い求めいただけます。:三佐和オンラインショッピング
サクラランも生きている18 | 2024年08月20日 |
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7月19日から8月20日までのサクラランから蒸発した水分量は4グラム、1日当たり0.13グラムでした。この数値はサクラランの年間水分蒸発量の平均値0.1グラムより多い数値です。つまり夏になり室温が上昇したために葉からの水分蒸発量も増えたのでしょうね。下のグラフはサクラランからの水分蒸発量の累計の推移と室温・湿度の推移をまとめたものです。緑色のグラフがサクラランからの水分蒸発量の累計の推移です。夏に近づくにつれてグラフの角度が少し大きくなっていますね。
ペットボトルに水を入れてサクラランからの水分蒸発量を測定して1年以上が経過しましたが、ペットボトルにはまだ水が半分以上残っています。当面の間は引き続きサクラランからの水分蒸発量の推移を観察してゆこうと思います。
8月20日撮影
オアシスⅡからの水分蒸発量の推移14 | 2024年08月16日 |
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8月10日から16日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は3.8㍑/㎡・日、オアシスⅡ周囲からの水分蒸発量は2.9㍑/㎡・日、そして芝生からの水分蒸発量は0.9㍑/㎡・日で前回の測定値とほぼ同じでした。
東京は連日30度を超える猛暑日が続いていますが、新宿事務所のベランダに設置されたオアシスⅡからの水分蒸発量や周囲からの水分蒸発量はほぼ横ばいで、今が水分蒸発量のピークのようですね。7月から始まったオアシスⅡの芝枯れもほぼ収まったようです。気温が下がり種を蒔き芝生が育つと、芝生からの水分蒸発量がオアシスⅡ周囲からの水分蒸発量と比べてどのように変化してゆくか楽しみです。
ここにきてオアシスⅡで生き残ったクリーピングベントグラスが再び葉を伸ばし始めたようです。気候が落ち着いてきたら、芝生の種を蒔く予定です。
8月16日撮影
オアシスⅡからの水分蒸発量13 | 2024年08月09日 |
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8月3日から8月9日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は3.8㍑/㎡・日、芝生からの水分蒸発量は0.9㍑/㎡・日、オアシスⅡ周囲からの水分蒸発量は2.85㍑/㎡・日でした。
今回の測定ではオアシスⅡ周囲からの水分蒸発量が若干減り、芝生からの水分蒸発量が少し増えたようです。東京は暑い日が続きますが、立秋を過ぎて気候は落ち着いてゆくのでしょうか?
午後になるとオアシスⅡで育てているベントグラスに直射日光が当たる時間があるのですが、ようやく芝枯れも収まったようです。8月のお盆が過ぎて下旬を迎えるころの気候が待ち遠しいですね。
8月9日撮影
オアシスⅡからの水分蒸発量12 | 2024年08月02日 |
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7月27日から8月2日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は3.7㍑/㎡・日、オアシスⅡ周囲からの水分蒸発量は3㍑/㎡・日でした。そして芝生からの水分蒸発量は0.7㍑/㎡・日でした。下のレイアウトをご覧ください。
オアシスⅡからの水分量や周囲からの水分蒸発量は前回の測定値を引き継いで少し上昇しました。そして前回測定値が下がった芝生からの水分蒸発量は前回の測定値とほぼ同じでした。下のグラフをご覧ください。
前回の測定で数値が下がった芝生からの水分蒸発量が横ばいだった原因は、芝枯れが止まったからでしょうか?7月に入り気温と湿度が上昇していく中、オアシスⅡで育てているクリーピングベントグラスの芝枯れが進みました。現在残っている芝生は全体の50%以下でしょうか?下記の写真をご覧ください。
今回はクリーピンググラスを育てているのですが、コンクリートに囲まれた真夏のベランダで、寒冷地で育ちやすい芝生が生き残っているのを見るとうれしくなります。何とか8月のヒートアイランド東京の夏を乗り越えてもらいたいと思います。 8月2日撮影
室温と湿度の推移 | 2024年08月01日 |
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2023年7月20日から2024年7月20日までの新宿事務所の室温と湿度の推移がグラフになりました。このグラフをザックリ見ると、昨年の7月20日と今年の7月20日の室温はほぼ同じです。昨年は7月20日から8月20日にかけて室温は横ばいに推移しました。そして8月20日を過ぎたころから室温は若干下がりました。
「暑さ寒さも彼岸まで」という諺がありますが、グラフをよく見ると9月20日前後から気温が下がり始め3月20日前後から気温が上昇しているのがわかります。グラフで3月20日から数日間、室温と湿度が横ばいなのは、この時期に1週間ほど室温と湿度の測定が出来ず、その結果がグラフに現れたようです。
今年の東京は猛暑が続いているので、これから先の室温と湿度の変化を注意深く見てゆこうと思います。写真は新宿御苑の芝生です。芝生は猛暑の中、地中から水を吸い上げて蒸発させることで暑さをしのいでいます。8月1日撮影
オアシスⅡからの水分蒸発量11 | 2024年07月26日 |
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7月20日から7月26日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は3.55㍑/㎡・日で前回の測定とほぼ同じでした。またオアシスⅡの周囲の水分蒸発量は2.85㍑/㎡・日で前回の測定よりも増えました。そして芝生からの水分蒸発量は0.7㍑/㎡・日で前回よりも減りました。下記のレイアウトとグラフをご覧ください。
芝生からの水分蒸発量が減ったのは、ここにきてベントグラスの枯れむらが増えて芝生の表面積が減ったからかもしれませんね。今の芝生の状態をご覧ください。
オアシスⅡの給水は7日に一度のインターバルで行われているので、水の問題はないのですが、ヒートアイランド東京の気温と湿度がクリーピングベントグラスに試練を与えているようです。今の気候は二十四節気で言うと大暑が過ぎたところです。これから8月上旬の立秋、そして中旬の白露を迎えるころまでが、寒冷地で育ちやすいクリーピングベントグラスにとっては厳しい気候です。何とか残った芝生で夏を乗り越えてもらいたいですね。7月26日撮影
サクラランも生きている17 | 2024年07月23日 |
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昨年の7月19日から始めたサクラランからの水分蒸発量の測定ですが1年が経過した数値は、ペットボトルからの水分蒸発量は82g、サクラランを入れたペットボイトルからの水分蒸発量は116gでした。下の写真をご覧ください。ペットボトルの水面とサクラランを入れたペットボトルの水面の差が、サクラランから蒸発した水分量です。
サクラランから蒸発した水分量は1日当たり約0.1gです。ペットボトルから蒸発した水分量が1日当たり約0.2gなので、サクラランを入れたペットボトルからは合わせておよそ0.3gの水分が蒸発していることがわかります。下記のグラフをご覧ください。
このグラフをみて、植物を植えることで植物からの水分蒸発量が加わり、その土地の保水力が高まることがわかります。植物はコンクリートジャングルとアスファルト砂漠に覆われたヒートアイランドに潤いを与えます。
1年を通して液肥も入れず、水と光だけの環境でサクラランの葉は大きく育ちました。7月23日撮影
オアシスⅡからの水分蒸発量10 | 2024年07月20日 |
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7月13日から7月19日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は3.5㍑/㎡・日でした。この数値は以前、大田区産業プラザPIOや新宿事務所で測定したオアシス1の年間平均の数値に近い数値です。そしてオアシスⅡ周囲からの水分蒸発量は2.1㍑/㎡・日、芝生からの水分蒸発量は1.4㍑/㎡・日でした。下記のレイアウトをご覧ください。
今回の測定でも、オアシスⅡからの水分蒸発量や周囲からの水分蒸発量の変化とくらべて、芝生からの水分蒸発量の変化は少ないようです。下記のグラフをご覧ください。
オアシスⅡで育てている芝生は西洋芝クリーピングベントグラスです。クリーピングベントグラスは他の西洋芝であるケンタッキーブルーグラスやトールフェスク、ペレニアルライグラスと比べてデリケートな芝生です。ベントグラスは昨年の8月下旬から種から育ててきましたが、これから8月のお盆に向けて、ヒートアイランド東京は厳しい気候の山場を迎えます。
この時期、給水環境の整ったオアシスⅡの上で育っているベントグラスはよく検討していますが、水以外の要因である気温、湿度、そして風の影響がベントグラスに試練を与えているようです。あとひと月、頑張ってもらいたいですね。7月20日撮影
オアシスⅡからの水分蒸発量9 | 2024年07月12日 |
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7月6日から7月12日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は4.35㍑/㎡・日でした。オアシスⅡ周囲からの水分蒸発量は2.85㍑/㎡・日、芝生からの水分蒸発量は1.5㍑/㎡・日でした。下記のレイアウトをご覧ください。
今回の測定でもオアシスⅡへの給水量や周囲からの水分蒸発量は増えましたが、芝生からの水分蒸発量は少し減りました。生命のある芝生からの水分蒸発量は周囲の気温、湿度、風からの影響で大きく変動することはないようですね。下記のグラフをご覧ください。
ここにきてオアシスⅡで育てているクリーピングベントグラスに枯れむらが見られるようになりました。寒冷地で育ちやすいベントグラスは、ヒートアイランド東京の夏の気候の中で懸命に生き抜こうとしています。これから来月の中旬までの気候がベントグラスにとって厳しい環境です。
8月のお盆を過ぎると気候も少し変わります。それまでの間、クリーピングベントグラス007の成長を注意深く見守ろうと思います。7月12日撮影
手づくりフラワーポット | 2024年07月08日 |
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ガーデンクリート手作りフラワーポットは、必要最小限の土でで様々な植物を大きく育てます。
コーヒーの木も苗から育てて6年以上が経過しました。小さなフラワーポットでも光を当てて水を給水続けることで植物は大きく育ちます。手作りフラワーポットの役割は植物を根から支えることですね。
トックリランのような植物は、フラワーポットに囲まれた環境で、外に向かって膨らもうとしておしくらまんじゅうを続けています。
通気性と保水性に優れたガーデンクリート手作りフラワーポットは土に似た性質を持ち、育てようとする植物に合わせて鉢を作れます。参考サイト:ガーデンクリートで手作りフラワーポットを作る
オアシスⅡからの水分蒸発量8 | 2024年07月05日 |
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6月29日から7月5日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は3.7㍑/㎡・日でした。そしてオアシスⅡ周囲からの水分蒸発量は1.9㍑/㎡・日、芝生からの水分蒸発量は1.8㍑/㎡・日でした。下記のレイアウトをご覧ください。
今回はオアシスⅡからの水分蒸発量、周囲からの水分蒸発量、そして芝生からの水分蒸発量いずれも増加しましたが、芝生からの水分蒸発量は周囲の水や土からの水分蒸発量と比べて増加量が少ないようです。前回のblogでもお話ししましたが、土や水が太陽エネルギーと直接反応して蒸発するのと比べて、芝生から水分が蒸発する仕組みはやや複雑ですね。
芝生は地表で生育するために、雨水を利用して強い太陽光エネルギーから自らの体を守る仕組みを作りました。植物は遠い昔から自然界の水の循環を利用して、自らも体内で水が循環する仕組みを作り上げたのでしょうね。
写真は強い太陽光を浴びながらも、根を通して地中からしっかりと水分を吸い上げて、葉から蒸発させる仕組みを作り成長を続ける御苑の芝生です。7月5日撮影
オアシスⅡからの水分蒸発量7 | 2024年06月28日 |
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6月22日から6月28日までのオアシスⅡへの給水量は3.4㍑/㎡・日、オアシスⅡからの水分蒸発量は3.2㍑/㎡・日、そして芝生からの水分蒸発量は1.6㍑/㎡・日でした。前回と比べてオアシスⅡからの水分蒸発量や周囲からの水分蒸発量は減りましたが芝生からの水分蒸発量は横ばいでした。下記のグラフをご覧ください。
先のblogでもお話ししましたが、土や水からの水分蒸発量は周囲の気温や湿度に敏感に反応しますが、芝生からの水分蒸発は、葉に当たる太陽光の熱量や周囲の湿度に反応して、葉脈を通して水分が蒸発します。それによって葉脈に吸引力が働き、茎や根から水分を引き上げられる仕組みです。 「オアシスⅡから水が蒸発する仕組み」
先日オアシスⅡで育てているクリーピングベントグラスの芝刈りをしたところ、枯れむらが見られました。クリーピングベントグラスは寒冷地で育ちやすい芝生ですが、あえてヒートアイランド東京のベランダに設置したオアシスⅡで成長を観察しています。これまでの経験では8月のお盆を過ぎたころから、新しいクリーピングベントグラスは成長を開始します。これから2か月、オアシスⅡでクリーピングベントグラスがどこまで育つか見守ろうと思います。6月28日撮影
オアシスⅡからの水分蒸発量6 | 2024年06月21日 |
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6月15日から6月21日までのオアシスⅡへの給水量は3.7㍑/㎡・日、水分蒸発量は3.5㍑/㎡・日、芝生からの水分蒸発量は1.7㍑/㎡・日でした。前回の測定と比べてオアシスⅡからの水分蒸発量とオアシスⅡ周囲からの水分蒸発量は減りましたが、芝生からの水分蒸発量は横ばいでした。
前回のblogでもお話ししましたが、水や土からの水分は周囲の気温や湿度の変化に敏感に反応して蒸発するようですが、芝生は独自のシステムを通して水分を蒸発させるので、土や水からの蒸発と違いが出るようですね。「オアシスⅡからの水分蒸発量5」
今日は夏至です。これからしばらくの間、気温や湿度は上昇します。寒冷地で育ちやすいクリーピングベントグラスが、ヒートアイランド東京の夏を乗り越えるか見守ってゆこうと思います。6月21日撮影
サクラランも生きている16 | 2024年06月18日 |
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昨年2023年7月19日から始めたサクラランからの水分蒸発量の測定ですが、本日6月18日までにサクラランを入れた容器からの水分蒸発量は105.3g、水だけを入れた容器から蒸発した水分量は75.4gでした。サクラランを入れた容器と水だけ入れた容器から蒸発した水分量の差は29.9gでした。これらの水分蒸発量の変化をまとめたグラフをご覧ください。
これまで測定したそれぞれの水分蒸発量を1日当たりに換算すると、サクラランを入れた容器からの水分蒸発量は約0.32g/日、水だけ入れた容器からの水分蒸発量は約0.23g,/日、そしてこの差をサクラランから蒸発した水分蒸発量とすると約0.09g/日になります。サクラランからの水分蒸発量を測定している新宿事務所の室内の湿度と温度の変化は下記のとおりです。
事務所では1日あたり18時間以上冷暖房を使用することはありません。室内に設置された冷暖房機を使用することはほとんどなく、春から秋にかけてはベランダと玄関のドアを開けて空気を入れ替えます。そして夏は扇風機、冬は電気ストーブを身の回りに置いて小まめに温度を調整します。
上の写真でサクラランを入れた容器と水だけの容器の差がわかりますが、この差がこれまでにサクラランから室内に蒸発していった水分量ですね。6月18日撮影
サクラランも生きている15 | 2024年06月17日 |
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5月17日から6月17日までのサクラランからの水分蒸発量は5.6g、1日当たりの蒸発量は0.175gでした。今回の測定値は前回と比べてにアップしてきたことが下のグラフの角度を見てもわかります。
サクラランからの水分蒸発量を測定している室内の気温も上昇してきました。サクラランからの水分蒸発量と室温は比例して動いているようですね。
サクラランの葉も気温が高くなるにつれて色や艶がよくなってきました。やはりサクララン別名ホヤ・カルノーサは熱帯の植物ですね。
6月17日撮影
オアシスⅡからの水分蒸発量5 | 2024年06月14日 |
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6月8日から6月14日までのオアシスⅡへの給水量は3.9㍑/㎡・日、水分蒸発量は3.7㍑/㎡・日でした。そしてオアシスⅡ周囲からの水分蒸発量は2㍑/㎡・日、芝生からの水分蒸発量は1.7㍑/㎡・日でした。下のレイアウトをご覧ください。
ここにきて東京の気温は25℃を超える日が続き、それに伴い新宿事務所に設置されたオアシスⅡからの水分蒸発量も増えてきました。しかし芝生からの水分蒸発量は前回の測定とほぼ同じでした。水や土からの水分蒸発と、芝生からの水分蒸発には違いが見られますね。下記のグラフをご覧ください。
生きた芝生からの水分蒸発は、葉からの水分の蒸発に伴い、葉脈に吸引力が働き根から水分を引き上げる仕組みですが、水や土からの水分蒸発と比べて仕組みが複雑のようです。
次回の測定は6月21日を予定していますが、芝生からの水分の蒸発量がどのような動きをするのか楽しみです。6月14日撮影
オアシスⅡからの水分蒸発量4 | 2024年06月07日 |
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6月1日から6月7日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は3.2㍑/㎡・日でした。そして芝生からの水分蒸発量は1.8㍑/㎡で前回の測定値よりも0.8㍑/㎡・日増えました。オアシスⅡの周辺からの水分蒸発量が1.4㍑/㎡と前回の測定値よりも減った中で、芝生からの水分蒸発量が増えた原因は何でしょうか?まずは水の循環のレイアウトをご覧ください。
オアシスⅡからの水分蒸発は芝生、土、そして水の蒸発量から構成されています。土と水からの水分蒸発量は周囲からの水の蒸発量と同じという考えに基づいて計算しています。そして今回の測定で芝生からの水分蒸発量が増えたのは下のグラフからもわかります。
今回の測定で芝生からの水分蒸発量が芝生の周囲の土や水よりも上回ったのは、芝生の表面積が影響しているからではないでしょうか?東京も気温が25度前後に上昇してきました。気温が高くなるにつれて水が蒸発する活動も活発になります。オアシスⅡの芝生の表面積は土や水の表面積と比べて圧倒的に広いので、蒸発しする水分も増えているのでしょうね。
これから東京も梅雨に入り空気中の湿度も高くなるので、湿度の上昇が芝生からの水分の蒸発にどのように影響するのか注意深く観察してゆこうと思います。6月7日撮影
オアシスⅡから水が蒸発する仕組み | 2024年06月06日 |
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オアシスⅡの給水と水の蒸発の仕組みをレイアウトにまとめてみました。そして5月25日から31日までの測定値を1日当たりのデータに置き換えました。下のレイアウトをご覧ください。
オアシスⅡでは1週間分の水を容器に給水します。そして7日後にオアシスⅡの容器から蒸発した水量を計量して、1日分の蒸発量を計算します。7日後にオアシスⅡの容器の水がゼロになっても、オアシスⅡの緑化基盤であるガーデンクリートと土は保水しているので、それを残存保水量としました。残存保水量はガーデンクリートと土の保水率から計算します。
オアシスⅡで芝生を育てると土と水の蒸発量に加えて、芝生の葉から水が蒸発するのが数値で分かります。芝生の葉が蒸発する時に葉脈に吸引力が働き、土やガーデンクリートから水が引っ張られる現象です。その影響で芝生の根の周囲に水が集まってきます。つまり芝生の吸引力や毛細管現象の働きで土やガーデンクリートの保水性が保たれています。オアシスⅡのベントグラスの芝刈りをしました。関連サイト:「芝生の広場オアシスⅡ」6月4日撮影
オアシスⅡからの水分蒸発量3 | 2024年05月31日 |
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5月25日から5月31日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は3.1㍑/㎡・日でした。5月の17日以来、オアシスⅡが直射日光に当たらない場所に移動しましたが、オアシスⅡからの水分蒸発量が減ると同時にオアシスⅡ周囲からの水分蒸発量も減っているので直射日光はオアシスⅡの水分蒸発量にあまり影響がないようです。ちなみにオアシスⅡに直射日光が当たるのは一時間弱ぐらいです。そしてオアシスⅡ周囲からの水分蒸発量を測定している容器の位置は変えていません。
5月25日から5月31日にかけてオアシスⅡからとオアシス周囲からの水分蒸発量は同じように増えましたが、芝生からの水分蒸発量は前回の測定とほぼ同じで横ばいでした。上のグラフをご覧ください。オアシスⅡや周囲からの水分蒸発量は周囲の気温や湿度、そして風などの影響に敏感に反応しているようですが、芝生からの水分蒸発量を示す緑色のグラフは青や茶色のグラフとは別の動きを示していますね。
測定データ数が少ないので何とも言えませんが、水や土からの蒸発と比べて芝生からの水分蒸発には、葉脈への水の吸引力や根圧など様々な要因が絡み合っているようです。梅雨から夏にかけて芝生からの水分蒸発がどのように変化するのか楽しみです。関連ブログ「芝生の吸引力」5月31日撮影
5月の新宿事務所2 | 2024年05月30日 |
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5月の新宿事務所のベランダではオアシスⅡからの芝生の蒸発量について、いろいろ観察してきました。いくつかのオアシスⅡの試作品ではそれぞれ緑化基盤の品質、給水方法を変えていますが、育てる環境が違うと芝生の成長にも影響が見られるようです。
5月の初めにカスケードブロックで育てているキンギョソウの花が咲きましたが、その後も順調に花を咲かせています。そして相変わらずベゴニアも元気です。
室内の気温も25℃を超えるようになりましたが、小さな手作りフラワーポットのパキラの若葉が伸びてきました。
5月30日撮影
芝生の吸引力 | 2024年05月27日 |
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先のblogで「植物が生えている場合は、植物の根が降った雨を地中に引きこみ保水します。」とお話ししました。「土地の保水力」今回は土地の保水力を詳しくお話ししたいと思います。新宿事務所のベランダに設置したオアシスⅡからの最近の水分蒸発量は2.6リトル/㎡・日、そして芝生からの水分蒸発量は1.0㍑/㎡・日です。つまり芝生の葉に無数に張り巡らされている葉脈から1平方メートル当たり、1リットルの水が蒸発するということですね。そして水が蒸発した後の葉脈の空隙に根から水が上がってきます。
芝生の水が蒸発することで吸引力が働き根から水が吸い上げられます。このほかに根には周囲の土や水から根圧がかかり、水がが入ってきます。植物が生えている土地の周囲には葉からの蒸発による吸引力と根圧が常に働いています。この力が植物の生えた土地に保水力を生む仕組みですね。写真は自然の力である引力をうまく使いながら水を吸収し蒸発させているオアシスⅡの芝生です。5月27日撮影
オアシスⅡからの水分蒸発量2 | 2024年05月24日 |
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5月18日から5月24日までのオアシスⅡからの水分蒸発量は2.6㍑/㎡・日でした。今回はオアシスⅡを直接日が当たらない場所に移したので前回と比べて蒸発量が減ったようです。
上のグラフを見ますとオアシスⅡからの水分蒸発量が減ったのに対して、周囲からの水分蒸発量も減りました。周囲からの水分蒸発量を測定している容器の位置は変えていないので、オアシスⅡからの水分蒸発量が減ったのは直射日光の当たらない場所に移したことのほかに、周囲の気温や湿度の変化も影響しているようです。
オアシスⅡからの水分蒸発量が周囲の水分蒸発量より多いのは、芝生からの水分蒸発量が加わっているからですね。オアシスⅡは芝生からの水分蒸発量に見合った水量を給水するために、空隙のある保水性に優れたガーデンクリートを芝生の下に配置しています。5月24日撮影
オアシスⅡへの給水量の推移15 | 2024年05月17日 |
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5月12日から5月17までのオアシスⅡへの給水量は4.3㍑/㎡・日でした。そしてオアシスⅡ周囲からの水分蒸発量は2.3㍑/㎡・日でした。
今回の測定でオアシスⅡへの給水量が減ったのは、新宿事務所周辺の気温の変化とオアシスⅡの設置場所の変更があったからだと思います。ここにきて太陽の角度が高くなり、午後になると事務所のベランダに設置したオアシスⅡの芝生にも日差しの強い光が当たるようになりました。そこで設置場所を窓辺近くに移し、なるべく直射日光が当たらないようにしたことも原因の一つではないかと思います。
オアシスⅡは芝生に水が満遍なく行き渡る仕組みなので、今のところ芝生の生えむらや枯れむらが見られません。これから夏にかけて寒冷地での栽培に適したクリーピングベントグラスにとり、東京のベランダの自然(土地の力)は厳しくなりますが、太陽の位置を見極め、給水のインターバルに気を配りながら芝生を育てたいと思います。次回はインターバルを7日にして水量を調整する予定です。 5月17日撮影
サクラランも生きている14 | 2024年05月16日 |
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4月17日から5月16日までのサクラランからの水分蒸発量は3g、1日当たりの蒸発量は0.1gでした。計測しているサクラランの葉はペットボトルの中で育っている葉と合わせて7枚です。
サクラランは別名ホヤ・カルノーサ、熱帯を中心に生息している植物です。以前ご説明しましたが熱帯クアラルンプールの湿度は1年を通して80%を超えています。「グラフで見る土地の力」このような環境では植物の葉からの水分蒸発量も少なくなるようです。
サクラランを含め熱帯の植物は葉の厚みがあるものが多いようですが、これも気温と湿度の高い熱帯の自然(土地の力)に植物が対応した結果でしょうね。
写真は新宿御苑の温室で見かけたデイフェンバキアです。5月16日撮影
オアシスⅡへの給水量の推移14 | 2024年05月11日 |
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5月6日から5月11日までおオアシスⅡへの給水量は4.5㍑/㎡・日でした。そしてオアシスⅡ周囲からの水分蒸発量は2.5㍑/㎡・日でした。前回の測定と比べて給水量は0.3㍑/㎡・日、蒸発量は0.8㍑/㎡・日減りましたが、これは連休明けの東京の気候の影響だと思います。連休が明けて東京は雨曇りの日が続きました。
4月29日からの給水のインターバルを6日としたことで1日当たりの給水量が増えました。しかしオアシスⅡへの給水量の変化は周囲からの水分の蒸発量の変化よりも少ないようです。下記のグラフをご覧ください。
給水のインターバルを変えてまだ12日ほどのデータですが、これから夏に向けて当分の間6日のインターバルで給水してゆこうと思います。
今回表示した表とグラフは、オアシスⅡの1㎡当たりの面積をより正確に計算したために、これまでの表とグラフと数値が若干変わりました。この数値の変更によって冬の間のオアシスⅡの芝生からの水分蒸発量が、周囲からの水分蒸発量に近いことがわかります。これから夏に向けて芝生からの水分蒸発量がどのように変化してゆくのか楽しみですね。5月11日撮影
オアシスⅡへの給水量の推移13 | 2024年05月07日 |
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4月30日から5月5日までのオアシスⅡからの給水量は4.2㍑/㎡・日でした。この数値は前々回4月23日の数値と比べると1.6㍑/㎡・日も増えています。先の測定でもお話ししましたが東京は4月の下旬から5月の連休にかけて急に初夏の気候に変わります。「オアシスⅡへの給水量の推移12」先のblogでは給水のインターバルを10日にして5月2日に給水するお話をしましたが、やはり新宿事務所の気温が急に高くなったので連休中は給水のインターバルを6日に短縮して測定しました。その結果、1日当たりの給水量が増えました。
この表とグラフを見てもわかるように4月29日の測定日から5月の連休にかけてオアシスⅡ周辺からの水分蒸発量が急に増えました。一昨年新宿事務所で測定した植栽装置オアシスからの年間平均蒸発量は約3.6㍑/㎡・日でしたが、これから夏にかけてはこの数値を参考にして、オアシスⅡへの給水量を調整しながら芝生を枯らさないように育てたいと思います。
今年の連休は給水のインターバルを短くしたので、芝生は急に初夏に変わった新宿事務所の気候に無事に対応して成長を続けています。5月7日撮影
オアシスⅡへの給水量の推移12 | 2024年04月23日 |
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4月13日から4月23日までのオアシスⅡへの給水量は2.6㍑/㎡・日で、前回の測定より0.2㍑/㎡・日増えました。また周囲の水分蒸発量は2.5㍑/㎡・日で前回の測定よりも1.1㍑/㎡・日と大幅に増えました。今回も風の影響が大きな要因のようです。そしてオアシスⅡの土と芝生は風の影響を大きく受けることなく蒸発を続けているようです。
新宿事務所の室内の気温も20℃を超えるようになりました。来週からは5月のゴールデンウイークが始まりますがこの時期、東京は春から初夏の気候に変わります。私はこの時期に寒冷地型のクリーピングベントグラスを枯らすことがありました。そこで今回は給水のインターバルを11日から10日に短縮しようと思います。次回の給水日は5月2日です。
今のところベントグラスは枯れることなく成長を続けていますが、これから毎日の気温や湿度、そして風と給水のバランスを気をつけて見てゆこうと思います。4月23日撮影
サクラランも生きている13 | 2024年04月16日 |
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3月17日から4月16日までのサクラランからの水分蒸発量は2.6g、1日当たり0.099の蒸発量でした。前回の1日当たりの測定値より0.02g増えました。その理由は前回の測定日以降、ちょうど春分の時期を迎え事務所の室温も上昇し始めたようです。
ペットボトルのサクラランの葉も大きくなり、また水中で育った葉の水面上の面積も広がり、サクラランの葉、全体からの水分の蒸発活動も活発になってきているようです。
サクラランの葉からの水分の蒸発活動を見ると、植物は常に水分を体内に取り込み体外に蒸発させることで自らが乾燥するのを防ぎ、生命をつなぎます。4月16日撮影
オアシスⅡへの給水量の推移11 | 2024年04月12日 |
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4月2日から4月12日までのオアシスⅡへの給水量は2.4㍑/㎡・日で前回よりも若干減少しましたが、1月、2月の給水量よりも増えて昨年の11月の給水量の水準に近づきました。一方でオアシスⅡの周囲からの水分蒸発量は前回に引き続き減少しました。
そしてオアシスⅡへの給水量から、オアシスⅡの周囲からの水分蒸発量を引いた数値は前回の測定に引き続き増えました。数値が増えた原因はオアシスⅡへの風の影響が周囲からの水分蒸発量と比べて少ないことと、芝生からの水分蒸発量が増えたからではないかと思います。
新宿事務所の室内の気温も15℃を超えて、ベランダの芝生の成長も活発なので葉の剪定を行いました。
これから初夏に向けて芝生の活動もますます活発になってゆく事と思います。芝生の成長がオアシスⅡへの給水にどのような影響を及ぼすか楽しみです。4月12日撮影
4月の新宿事務所 | 2024年04月05日 |
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4月に入り新宿事務所の室内の気温も15度を超え、湿度も40%を超え始めたようです。ベランダでは種から育てて7か月のエディブルフラワー・カレンジュラが満開です。
カレンジュラと同じ時期に種から育てているキンギョソウもカスケードブロックの穴の土で茎と葉を大きく伸ばしてきました。
緑化ブロックを基盤とした植栽装置オアシスⅡでは浅草寺様のフローラカスケードから移植したツルニチニチソウも大きくなりました。
春から初夏に向けて新宿事務所のベランダの気温も高くなります。キンギョソウやジャーマンカモミール、そして今年も無事に冬を越したベゴニアの花が咲くのが楽しみです。4月5日撮影
オアシスⅡへの給水量の推移10 | 2024年04月02日 |
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3月22日から4月1日までのオアシスⅡへの給水量は2.5㍑/㎡・日で前回の測定よりも若干少なくなりました。オアシスⅡの周囲からの水分蒸発量は1.8㍑/㎡・日で前回より0.4㍑/㎡・日と数値を減らしました。
この数値の違いから考えられることは、芝生を育てるためのオアシスⅡへの給水量は、周囲からの水分蒸発量の変化よりも気象条件、特に風に影響されないということではないでしょうか?前回の測定期間中、新宿事務所の周囲では連日、風の強い日が続きました。
またグラフを眺めると、オアシスⅡへの給水量は、周囲からの水分蒸発量とともに上昇し始め、寒い冬の気候は終了したようです。一月ほど前に剪定した芝生も春の気候を感じて成長を続けています。
これから気温が上昇するにつれて芝生からの水分蒸発量も増えるので、給水のインターバルも気を付けながら調整しようと思います。4月1日撮影
オアシスⅡへの給水量の推移9 | 2024年03月21日 |
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3月11日から3月21日までのオアシスの給水量は2.6㍑/㎡・日で前回の測定よりも0.4㍑/㎡・日増えました。そしてオアシスⅡの周囲からの水分蒸発量は2.2㍑/㎡・日で、これも前回よりも0.93㍑/㎡・日増えました。
オアシスⅡの周囲からの水分蒸発量がオアシスⅡへの給水量よりも上回った原因は、最事務所周囲に吹く風の強さが5メートルを超える日々が続いていることと、オアシスⅡへの給水システムに違いがあるのではないかと思います。オアシスⅡのシステム断面図をご覧ください。
オアシスⅡでは、芝生の下にある灌水クロスとガーデンクリートで作られた緑化ブロックの空隙を通して給水が行われるので、表に現れる水面がほとんどありません。それと芝生からの水分蒸発量が、水面から直接蒸発する水分と比べてコントロールされているからではないでしょうか?つまり芝生からの水分蒸発量は風の強い日でも、いきなり増えるのではなく気温と湿度、そして風量を感じながら体内からの水分蒸発量をコントロールしているのではないかと思います。
3月21日撮影
アレカヤシの移植 | 2024年03月18日 |
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2016年から新宿事務所でアレカヤシを手作りフラワーポットで育てています。下の写真は手作りフラワーポットに苗を植えて、一年ほど経過したアレカヤシの写真です。「フラワーポットの写真」
それから六年以上経過して、アレカヤシはさらに大きく育ちました。下の写真はベランダの室外機の上で今年の冬を乗り切ったアレカヤシです。
アレカヤシの幹と根の一部が手作りフラワーポットの穴に収まりきらなくなったので、大きめの手作りフラワーポットに移植transplantingしました。
寒い屋外から気温が15℃前後になってきた室内に移植して、アレカヤシが無事に成長を続けることを祈ります。3月18日撮影
サクラランも生きている12 | 2024年03月16日 |
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2月16日から3月16日までのサクラランからの水分蒸発量は2.2g,一日当たりの蒸発量は0.07gでした。今回は前回の測定値より蒸発量が少なくなりましたが、その理由は前回測定値をまとめて以降、新宿事務所周囲の気温が低くなったからかもしれません。この事はオアシスⅡへの給水量の推移8でもお話ししました。
また8月22日から3月16日までにサクラランから蒸発した水量は16.6gですが、その様子は下の写真からもわかります。向かって左のペットボトルの水位は8月22日から3月16日までに蒸発した水分量を表します。そして向かって右のサクラランを育てているペットボトルと左のペットボトルの水位の差が、サクラランから蒸発した水量を表します。
二月の下旬から気温が下がった新宿事務所ですが、三月も中旬を迎えようやく気温も落ち着いてきたようです。サクラランは事務所の机の上で静かに呼吸を続けながら成長を続けています。3月16日撮影
オアシスⅡへの給水量の推移8 | 2024年03月10日 |
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2月29日から3月10日までのオアシスⅡへの給水量は2.2㍑/㎡・日,周囲からの水分蒸発量は1.27㍑/㎡・日,オアシスⅡへの給水量から周囲の水分蒸発量を引いた値は0.9㍑/㎡・日でした。これは前回の計測(2月17日から2月28日まで)の数値と同じです。
東京は2月8日ごろから22日ににかけて気温が高くなりましたが、その後は今日に至るまで気温が下がり寒い日が続いています。この気温の変化が2月18日以降の給水量と周囲からの水分蒸発量に影響を与えているようですね。
今週からは東京の気温も高くなるようですが、これから春分に向けて変化する気候に合わせて、芝生への給水量と周囲からの水分蒸発量がどのように変化するのか、注意深く観察を続けようと思います。
先週は冬の間に伸びたクリーピングベントグラスの選定を行いました。東京は春分から5月のゴールデンウイークにかけて、西洋芝の成長に適した気候が訪れます。3月10日撮影
芝生の剪定 | 2024年03月04日 |
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新宿事務所のベランダに芝生の広場オアシスの試作品を設置して芝生を種から育てて6か月がたちました。芝生の種類はクリーピングベントグラス007です。下の写真は芝生の種を蒔いて2週間ほど経過した様子です。9月13日撮影
芝生は順調に成長して3ヶ月経過したところで葉を剪定しました。下の写真は剪定したクリーピングベントグラス007の様子です。12月2日撮影
その後、クリーピングベントグラス007は冬の間も成長を続けました。下の写真は12月の初めから3ヶ月経過した3月4日の芝生の様子です。
クリーピングベントグラスは気温の低い冬の間も、夏から秋にかけてと同じぐらいのスピードで葉を伸ばしたようですね。そこでまた芝生を剪定しました。
これまで秋から冬にかけて6か月間の芝生の成長を観察しました。これから春から夏にかけての芝生の成長はどのように変化するのでしょうか?葉の成長と芝生への給水量の推移を注意深く観察してゆこうと思います。上は葉を剪定したクリーピングベントグラスの写真です。3月4日撮影
オアシスⅡへの給水量の推移7 | 2024年02月28日 |
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2月17日から2月28日までのオアシスⅡへの給水量は2.2㍑/㎡・日、周囲からの水分蒸発量は1.27㍑/㎡・日、そしてオアシスⅡの給水量から周囲の水分蒸発量を引いた数値は0.9㍑/㎡・日で前回の測定値よりも0.1㍑/㎡・日増えました。
オアシスIIの給水量と周囲からの水分蒸発量が前回の測定値よりも下回ったのは、2月下旬にかけて新宿事務所のベランダ周辺の気温が下がったのが一因ではないかと思います。下のグラフは新宿事務所の室温の気温と湿度の推移を表していますが、2月下旬にかけて気温と湿度が下がっています。
その中でオアシスⅡへの給水量の推移が周囲の水分蒸発量の推移よりも上回ったことは下のグラフからもわかります。
何故オアシスⅡへの給水量の推移が周囲からの水分蒸発量を上回ったのでしょうか?上のグラフを見て緑色のグラフの推移をみると12月から2月まで、ほぼ横ばいだったグラフが、今回少し上昇したようです。その理由の一つに芝生の成長が影響しているような気がします。下は昨年12月23日に撮影したオアシスⅡで育てているベントグラスの写真です。
そして下は、今日2月28日に撮影したベントグラスの写真です。冬の間にベントグラスは新宿事務所のベランダで静かに成長を続けてきました。
東京の気温はまだ低いですが、芝生をはじめ様々な植物たちが春の訪れとともにそろそろ休眠から目覚めて活動を始めているようですね。
2月の新宿事務所 | 2024年02月21日 |
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2月も下旬に入りました。春一番が吹いて寒さも底を打ったかに見えた東京も、寒の戻りで気温の低い日が続くようです。先のblogでお話ししたエディブルフラワーカレンジュラも寒い中、2つ目の花を咲かせています。最初に咲いた花はしおれてきましたが、食べられるのでしょうか?
カレンジュラと同じく昨年の9月に種を蒔いたジャーマンカモミールは、葉のつやもよく元気です。暖かくなり黄色い花の周りに白い花びらが開くのが楽しみですね。
室内の温度は、ここにきて15℃を上回る日が続いています。15℃から25℃の間は植物にとって暮らしやすい気温ですね。手作りフラワーポットに支えられながらコーヒーやパキラの葉も良いつやをしています。
東京は2月にしては珍しく雨曇りの日が続いていますが、新宿事務所の植物たちは静かに成長を続けているようです。2月21日撮影
オアシスⅡの給水量の推移6 | 2024年02月17日 |
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2月7日から2月17日までのオアシスⅡへの給水量は2.3㍑/㎡・日で前回の測定値よりも0.2㍑/㎡・日増えました。同じくオアシスⅡ周囲からの水分蒸発量も前回の測定値よりも0.28㍑/㎡・日増えました。
オアシスⅡの芝生からの水分蒸発量は前回と同じく0.8㍑/㎡・日でした。オアシスⅡへの給水の増加量よりも、周囲からの水分蒸発の増加量が若干増えたのに芝生からの水分蒸発量が前回と同じ理由は、計算ソフトの四捨五入のためです。グラフを見ると給水量と蒸発量は増えていますが、芝生からの水分蒸発量は若干減っているようですね。
オアシスⅡへの給水量と周囲からの水分蒸発量が増えているのは、立春を過ぎて新宿事務所のベランダの気温も寒さの底を打ったからでしょうか?
クリーピングベントグラスの葉も、伸び始めたようです。もう少し暖かくなったら芝刈りをしようと思います。2月17日撮影
サクラランも生きている11 | 2024年02月15日 |
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1月16日から2月15日までのサクラランからの水分蒸発量は2.3g,一日当たりの蒸発量は0.08gでした。前回の記録から約0.01g増えたようです。ちなみにサクラランからの水分蒸発量の測定を始めた昨年の8月22日からこれまでの水分蒸発量の累計は15.8gで1日当たりの水分蒸発量はおよそ0.1gです。
サクラランからの水分蒸発量を測定している室内の気温もここにきて少し高くなってきました。そろそろ東京の寒さも底を打ち始めたようですね。
水面に顔を出した葉も,最初から顔を出しているサクラランの葉も少し大ききなったような気がします。
新宿事務所の室内にも春が訪れてきました。2月15日撮影
カスケードブロックで種から植物を育てる | 2024年02月12日 |
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先のblogでエディブルフラワーカレンジュラの花びらが開ききったらご紹介しますとお話ししましたが今朝、無事に花が開きました。2月12日撮影
花びらが開ききりました。2月15日撮影
新宿事務所のベランダではカレンジュラのほかに、ジャーマンカモミールとキンギョソウを種からカスケードブロックで育てています。写真はキンギョソウです。
カレンジュラ、ジャーマンカモミール、キンギョソウもカスケードブロックの穴に灌水クロスを敷き土を詰めた上にそれぞれの種を蒔きました。写真はジャーマンカモミールです。
保水性と通気性に優れたカスケードブロックは少ない土で様々な植物を育てるので、あまりベランダを汚すことがありません。関連ブログ「カスケードブロックへの種蒔き」
エディブルフラワー カレンジュラ | 2024年02月09日 |
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新宿事務所のベランダでカスケードブロックにカレンジュラの種を蒔いて育てているのですが寒い中で花が咲き始めました。
カレンジュラは花が食べられるエディブルフラワーです。9月の初めにカスケードブロックの穴に土を詰めて種から育ててちょうど5か月経ちました。「カスケードブロックへの種蒔き」写真はカレンジュラの種とカスケードブロックに種を蒔いたときの様子です。
新宿事務所のベランダは西向きで隣に高い建物があり、あまり日当たりの良い場所ではありませんが、無事に花が咲きうれしいですね。エディブルフラワーは食べられる花ですが、5か月かけて育てた花を食べることはできません。
花びらが開ききったら改めてご紹介させていただきます。2月9日撮影
オアシスⅡの給水量の推移5 | 2024年02月06日 |
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1月27日から2月6日までのオアシスⅡへの給水量は2.1㍑/㎡・日で前回よりも0.1㍑/㎡・日減りました。同じく周囲からの水分蒸発量も1.27㍑/㎡・日でおよそ0.09㍑/㎡・日減りました。おそらくベランダの気温の変化が影響しているようですね。
ご参考までに新宿事務所の室温と湿度の変化のグラフをご覧ください。デジタルの温湿度計で朝事務所に入った時に測定しています。
季節は立春を過ぎましたが、今が一番寒い時期です。これから春分に向けて気温も徐々に高くなりますがオアシスⅡへの給水量と周囲からの水分の蒸発の関係について注意深く観察してゆきます。
植栽装置オアシスⅡの上では西洋芝クリーピングベントグラス007が都心の寒さの中で元気に呼吸を続けています。2月6日撮影
1月の新宿事務所 | 2024年01月24日 |
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新宿事務所のベランダで、カスケードブロックに種を蒔いたキンギョソウとカレンジュラが5か月を経過して育ってきました。写真はキンギョソウです。
直径9cm、厚み6cmの穴に土を入れて、縦横30cm、厚み6㎝のカスケードブロックに囲まれた空間で植物たちは育ちます。写真は花が食べられるエディブルフラワーのカレンジュラです。
室内では縦横14cm,高さ7cmの手作りフラワーポットでコーヒーやパキラが成長を続けています。百円ショップで買ってきた苗を植えて6年以上が経ちました。
直径がおよそ9cm、高さが6cmぐらいの土や根鉢の苗だけでも、保水性と通気性に優れたガーデンクリートで作られたカスケードブロックや手作りフラワーポットがあれば植物は育ちます。ベランダや室内を土で汚すことなく様々な植物の成長を楽しむことが出来ますね。カスケードブロックや手づくりフラワーポットのお買い求めはこちらから 三佐和オンラインショップ
サクラランも生きている10 | 2024年01月16日 |
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12月17日から1月15日までのサクラランからの水分蒸発量は1.9g,一日当たり0.07gの蒸発量でした。この数値は前回の測定値0.09g/日よりも0.02g少ない数値です。下のグラフを見ても冬になりサクラランからの水分蒸発量が減少している傾向がわかります。
サクラランからの水分蒸発量を測定している新宿事務所の室温と湿度も低くなってきました。下のグラフをご覧ください。
サクラランの容器の水位も下がり、水中で生息してきた葉も水面上に顔を見せました。これから当分の間は室温と湿度が低下する傾向が続くと思いますが、気温と湿度が上昇するにつれてサクラランからの水分蒸発量は、水面上に顔を出した葉からの水分蒸発量も加えてどのように変化してゆくか楽しみです。
1月16日撮影
オアシスⅡへの給水量の推移3 | 2024年01月15日 |
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1月5日から1月15日までの植栽装置オアシスⅡへの給水量の数値がまとまりました。今回の給水のインターバルは11日です。
今回の測定の平均給水量は2.2㍑/㎡・日、周囲からの水分蒸発量は1.36㍑/㎡・日、そして給水量から蒸発量を引いた数値は0.8㍑/㎡・日でした。
前回は正月休みが入りインターバルは12日で測定しましたが、今回は12月12日から12月23日までと同じ11日のインターバルで測定しました。その結果芝生への給水量は12月12日から12月23日までの数値と同じでしたが、周囲からの水分蒸発量は0.14㍑/㎡・日少なくなっていました。
12月下旬から1月上旬にかけて、東京の気温も下がり、それにつれて芝生の周囲からの水分蒸発量は若干減りましたが、芝生への給水量は同じでした。面白い現象ですね。次回は今回と同じインターバル11日後である1月26日に測定データをまとめようと思います。写真は1月15日に撮影したオアシスⅡで育てているクリーピングベントグラスです。
始まりの木 | 2024年01月06日 |
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新宿事務所のベランダや室内で、芝生やサクラランからの水分蒸発量を測定していると植物が生きていることを感じます。正月休みに弟に勧められて「始まりの木」夏川草介著・小学館を読みました。
物語の中で民俗学者の先生が「日本人にとって、森や海は恵みの宝庫であり、生活の場そのものであった。だからこそ、それらはそのまま神の姿になったのだ。木も岩も、滝も山もことごとく神になった。」と語っています。新宿事務所で植物への給水と蒸発という循環を見ていると、その現象の背後に自然の摂理を感じます。太古の人々も木々や、滝の流れなどの背後にある自然の法則(雨が降り植物を潤し、川や滝となり海にそそぐ雨水の循環)に神を感じたのかもしれませんね。
また民俗学者先生は「日本の神は大陸の神に見られるような戒律や儀式もない。教会やモスクを持たない。それゆえ、都市化とともにその憑代(よりしろ)である巨岩や巨木を失えば、神々は、その名残りさえ残らず消滅していくことになる。ニーチェは「神は死んだ」と告げたが、その死に自覚さえ持たなかったという点で、欧米人より日本人にとっての方がはるかに深刻な死であったと言えるかもしれない。」と語ります。
先生曰く、自然に囲まれた太古からの日本人にとって神(自然)は心を照らす灯台でした。私はささやかではありますが、コンクリートジャングルとアスファルト砂漠に覆われたヒートアイランド東京で、神々である植物たちが生きるための雨水が循環する環境作りたいと思います。「始まりの木」素晴らしい本です。皆さんもお読みください。写真は御苑に生息しているメタセコイアとユリノキです。1月5日撮影
オアシスⅡへの給水量の推移2 | 2024年01月04日 |
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新宿事務所で芝生を育てて測定している植栽装置オアシスⅡへの、12月24日から1月4日までの給水量の数値がまとまりました。
12月24日から1月4日までのオアシスⅡへの給水量は2.6㍑で1日当たりの給水量は2.0㍑/㎡・日でした。今回は給水のインターバルが12日だったので前回の数値より0.2㍑/㎡・日減りました。同じくオアシスⅡの周囲からの水分蒸発量も1.25㍑/㎡・日で、前回の測定値よりも0.25㍑/㎡・日少なくなりました。今回の測定でオアシスⅡへの給水量と周囲の水分蒸発量が減ったのは気温と湿度の変化が影響しているのかもしれません。
今回の測定で気が付いたことはオアシスⅡへの給水量の変化がオアシスⅡ周囲の水分の蒸発量の変化よりも小さいということです。下記のグラフをご覧ください。
オアシスⅡへの平均給水量Aから周囲の水分蒸発量Bを引いた緑色のグラフはやや上昇していますね。これはオアシスⅡで生育している芝生からの水分蒸発量が影響しているからではないかと思います。1月に入り東京の気温と湿度もさらに低くなってゆきます。その中で芝生からの水分蒸発量が、給水量や周囲からの水分蒸発量と関連してどのように変化するか楽しみです。1月4日撮影
12月の新宿御苑 | 2023年12月26日 |
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新宿御苑も年末を迎え開苑日はあと二日になりました。今年の東京の気候は温暖で苑内ではモミジの紅葉がまだ見られます。
プラタナスの並木は葉をすべて落としたようですね。新宿御苑の前身である内藤新宿試験場では日本の都市の環境にあった並木の研究開発が行われていました。今から100年以上昔の話です。百年の巨木
私も新宿御苑のそばに事務所を構えるものとして先人たちの研究努力を見習い、ヒートアイランド東京で植物たちが育ちやすい緑化基盤と給水システムの研究開発を続けてゆこうと思います。
苑内では藪椿の花がよく咲き始めました。12月26日撮影
オアシスⅡへの給水量の推移 | 2023年12月23日 |
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新宿事務所のベランダで植栽装置オアシスⅡにクリーピングベントグラス007を植えて給水量の推移を調べていますが12月13日から12月23日までの数値がまとまりました。
オアシスⅡの12月13日から12月23日までの給水量は約2.6㍑で1日当たりの給水量は2.2㍑/㎡・日でした。そしてオアシスⅡの周囲の水分蒸発量は約1.5㍑/㎡・日でした。下記の表をご覧ください。
オアシスⅡへの給水量は9月13日から記録を開始したのですが、11月10日からはオアシスⅡの周囲からの水分蒸発量の測定も始めました。オアシスⅡへの給水量とオアシスⅡの周囲からの水分蒸発量を比較することで、芝生への給水量と蒸発量との関連がわかるのではないかという考えです。下記のグラフをご覧ください。
このグラフを見てオアシスⅡへの給水量が周囲の水分蒸発量よりも多いということがわかります。これはオアシスⅡの軽石と土からの水分蒸発量に加えて芝生からの水分蒸発量も含まれているからではないでしょうか?芝生は気温と湿度が下がる冬を迎えて、自らの意思で根から水を吸収して葉から蒸発させる活動を続けています。これからも芝生の動きを見続けてゆこうと思います。 12月23日撮影
12月の新宿事務所 | 2023年12月21日 |
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12月も下旬を迎えて東京の気温もようやく低くなってきました。新宿事務所のベランダではカスケードブロックや緑化ブロックの上で様々な植物たちが元気に育っています。
浅草寺様の境内に設置したフローラカスケードから、ツルニチニチソウとインパチェンスを事務所のベランダのオアシスⅡの試作品に移植したのですが移植がうまくいったようです。
受け皿に緑化ブロックを置いて給水方法に工夫を施したオアシスⅡの試作品で西洋芝を育てていますが、芝生は寒さの中で元気です。
カスケードブロックで育てているベゴニアやキンギョソウ、カレンジュラなども相変わらずカスケードブロックの穴に支えられながら育っています。
上の写真は9月の初めにカスケードブロックの穴の土に種を蒔いて生育の途中のキンギョソウです。直射日光の入らない環境ですが元気に成長を続けています。 12月21日撮影
サクラランも生きている9 | 2023年12月16日 |
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11月20日から12月16日までのサクラランからの水分蒸発量は2.4gでした。1日当たりの水分蒸発量は0.09gで,10月19日から11月18日までの数値と比べて約0.02g少なくなりました。下のグラフは8月19日からのサクラランの水分蒸発量の累計の推移を表しています。10月23日から11月20日にかけてのグラフの角度と比べて11月20日から12月16日までのグラフの角度がやや緩やかになってきたようです。
室内の気温と湿度も下がってきましたが、サクラランの容器をとりまく周囲の環境の変化がサクラランからの水分蒸発量に微妙な影響を与えているのでしょうね。ベランダで測定している植栽装置オアシスⅡの芝生への給水量も同様に気温と湿度が微妙な影響を与えているようです。福徳岡ノ場の軽石で芝生を育てる9
水に浸かっているサクラランの茎から新しい葉が育ってきました。水に浸かったサクラランの葉も半分ほど顔を出してきました。これらの葉からの水分蒸発量がどのような影響を及ぼすのか楽しみです。
12月16日撮影
福徳岡ノ場の軽石で芝生を育てる8 | 2023年12月02日 |
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新宿事務所のベランダでオアシスⅡの試作品でクリーピングベントグラス007を育てていますが葉が伸びたので剪定しました。
11月23日から12月2日までのオアシスⅡへの給水量の数値がまとまりました。この間、オアシスⅡの周辺の水分蒸発量は減ったのですがオアシスⅡへの給水量は少し増えたようです。下の表をご覧ください。
12月に入り気温と湿度が下がってきたのですがオアシスⅡへの給水量と周囲の水分蒸発量の間には微妙な変化が見られます。下記のグラフの給水量の変化をご覧ください。
オアシスⅡで育てている西洋芝は気温が下がっても休眠することなく光合成や呼吸を続けています。芝生は常に根から水分を吸収し続けていますが、この生命を維持するための活動が周囲の水分蒸発量の変化との間に微妙な差を見せているようですね。12月2日撮影
福徳岡ノ場の軽石で芝生を育てる7 | 2023年11月22日 |
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新宿事務所のベランダで芝生の広場オアシスⅡの試作品を作り芝生を育てています。芝生の種が発芽してから3か月ほどが経過しましたが根は灌水クロスを通して緑化ブロックに活着して、緑化ブロックに保水された水を吸いながら成長を続けています。
11月13日から11月22日までのオアシスⅡから芝生への給水量は2.3㍑/㎡・日、そして計量器から蒸発した水分量は2㍑/㎡・日でした。つまりオアシスⅡの芝生と保水された緑化ブロックからの水分蒸発量は、オアシスⅡの周囲の水分よりもおよそ0.3㍑/㎡・日多いということですね。
9月13日からオアシスⅡへの給水量の測定を始めましたが、当初は気温も高く給水日のインターバルを7日に設定しました。その後気温が下がるにつれてインターバルを8日、9日と伸ばして10月23日からは10日のインターバルで給水をしています。
11月2日からはオアシスⅡの周囲からの水分だけの蒸発量を測定して、オアシスⅡからの水分蒸発量との差を比較しています。まだ20日間の数値の比較ですがオアシスⅡの芝生と保水された緑化ブロックと、オアシスⅡの周囲の水分の蒸発量の差は、ほぼ0.3㍑/㎡・日の数値で推移しています。これから冬にかけて気温が下がるとともにオアシスⅡからの水分蒸発量と周囲の水分蒸発量の差がどのように変化するのか楽しみですね。11月22日撮影
サクラランも生きている8 | 2023年11月18日 |
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8月19日から11月18日までのサクラランからの水分蒸発量は8.3gでした。1日当たりの水分蒸発量は0.09gになります。そして10月19日から今月の18日にかけての水分蒸発量は3.4gで1日の水分蒸発量は0.11gでした。つまり最近一月当たりの水分蒸発量は3か月平均よりも0.02g/日増えていることがわかります。
サクラランの水分蒸発量を測定している新宿事務所の室温と湿度はは8月から11月にかけて下がっています。下記のグラフをご覧ください。
湿度が下がるということはサクラランからの水分蒸発量が増える一つの要因かもしれませんが、もう一つ考えられることがあります。それは水中に生えたサクラらランの葉の表面積です。最近では葉の半分弱ぐらいが水面から上に現れてきました。
これからも周囲の環境の変化を見ながらてサクラランの葉からの水分蒸発量を測定してゆこうと思います。11月18日撮影
福徳岡ノ場の軽石でr芝生を育てる6 | 2023年11月12日 |
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新宿事務所のベランダで芝生の広場オアシスⅡの試作品で芝生を育てていますが11月3日から11月12日までのオアシスⅡへの給水量のデータがまとまりました。今回はオアシスⅡで育てている芝生からの水分蒸発量を計測するために計量器に入れた水の蒸発量も比較しました。
今回の測定で分かったことは芝生への給水のインターバルは前回と同じく10日で、芝生を載せたオアシスⅡへの平均給水量は2.3㍑/㎡・日でこれも前回測定した11月2日までの平均給水量と同じでした。これに対して計量器から蒸発した水分量は2㍑/㎡・日でした。
オアシスⅡへの給水量と計量器から蒸発した水分量を引くと0.3㍑/㎡・日という差が出ます。これはオアシスⅡで成長している芝生と緑化ブロックに保水されている水のからの1日当たりの水分蒸発量が、オアシスⅡの周囲に水の蒸発量よりも多いということですね。11月12日撮影
福徳岡ノ場の軽石で芝生を育てる5 | 2023年11月02日 |
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新宿事務所のベランダで福徳岡ノ場の軽石を使用したオアシスⅡの試作品でクリーピングベントグラス007を育てていますが、葉が伸びて来たので芝刈りをしました。
オアシスⅡの貯水量ですが、10月後半から11月の初めにかけて気温も徐々に下がってきたので給水のインターバルを10日に設定したところ2.3㍑/㎡・日の平均給水量になりました。
これからは芝生からの水分の蒸発量と水からの水分蒸発量を比較するために計量器に水を貯水しました。オアシスⅡと水の蒸発量の違いがどのようになるか楽しみです。
11月2日撮影
10月の新宿事務所 | 2023年10月30日 |
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10月も終わりを迎えましたが、今年は気候も穏やかで新宿事務所のベランダの植物たちも元気です。8月の下旬から9月の初めに植栽装置オアシスの緑化ブロックの上にクリーピングベントグラスの種を蒔いたのですが、葉がよく伸びてきました。そろそろ芝刈りをしなければ。
カスケードブロックで育てているベゴニアも、新宿事務所のベランダの環境との相性が良いのでしょうか元気です。
9月の初めにカスケードブロックにエデイブルフラワーのカレンジュラの種を蒔いたのですが、午後になると直射日光がよく当たる場所でよく伸びてきました。そろそろカスケードブロックの穴に株分けをしようと思います。
ヒートアイランド東京のマンションベランダの植物たちも風と水、そして光の恩恵を受け、土の役割をするカスケードブロックや緑化ブロックに支えられながら元気に育ち続けています。10月30日撮影
福徳岡ノ場の軽石で芝生を育てる4 | 2023年10月23日 |
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沖縄に流れ着いた福徳岡ノ場の軽石を使って緑化ブロックを作り芝生を育てて1年が経ちました。芝生は5月の連休中にブロックに貯水することが出来ずに枯れましたが9月の初めに改めて種を蒔いて育ち始めて現在に至っています。プレートに福徳岡ノ場の軽石で作った緑化ブロックを載せて灌水クロスで包み西洋芝の種を蒔いて芝生を育てる方法は芝生の広場オアシスⅡとしてシステム化されました。
9月からはオアシスⅡの貯水量の計測を始めました。気温の高かった9月はオアシスⅡへは4㍑で8日のインターバルで貯水しましたが、10月も中旬に入り気温が下がり10月14日から23日まで9日のインターバルを取った貯水量は1日あたり2.5㍑でした。下記の表をご覧ください。
これから気温はさらに下がりますが、生きた芝生を育てているオアシスⅡの貯水量がどのように変化するのか楽しみです。10月23日撮影
サクラランも生きている7 | 2023年10月19日 |
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7月19日から10月19日までのサクラランからの水分蒸発量は5.7gでした。下記グラフの青Bがペットボトルからの水分蒸発量、オレンジAがサクラランを入れたペットボトルからの水分蒸発量、そして緑のグラフがサクラランからの水分蒸発量の推移です。
水中のサクラランの茎から葉が伸び始めて3か月になります。ペットボトルの水位が下がり葉の一部が空気に触れてきました。水中で葉が成長し始めて3か月が経過して元気なことに少し驚きます。これからも葉がどのように育つのか楽しみですね。
10月19日撮影
オアシスからの水分蒸発量の測定4 | 2023年10月06日 |
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9月29日のblogでオアシスⅡへの貯水のインターバルを9日にして測定しますとお話ししましたが、ここにきて湿度が下がり北風も吹いてきたので、前回と同じく8日のインターバルで貯水したところ、思いがけないことに気が付きました。9月13日からオアシスⅡの貯水量と貯水のインターバルを測定しています。当初は4㍑貯水して7日のインターバルを置きました。次は8日のインターバルを置いて4㍑の水を貯水しました。オアシスⅡの芝生9月29日撮影
ところが今回、9月28日から8日のインターバルで貯水したところ約2.6㍑の水しか貯水できませんでした。秋分を過ぎて気温が下がり始めたからでしょうね。そこで次回も貯水するまでのインターバルを8日にして貯水量を測定してみようと思います。貯水量にどのような変化が見られるか楽しみです。
オアシスⅡで育てているクリーピングベントグラスも元気です。 10月6日撮影
オアシスからの水分蒸発量の測定3 | 2023年09月29日 |
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芝生の広場オアシスⅡの試作品に4㍑(約37㍑/㎡)の水を貯水して水分が蒸発してゆく様子を観察しています。前回は9月14日から20日まで、7日間のインターバルで水を貯水して芝生の成長の様子を観察しました。下の写真は9月20日のオアシスⅡの様子です。
今回は9月21日から9月28日まで8日間のインターバルを置いて4㍑の水を貯水しました。下の写真は9月29日に撮影したオアシスⅡの写真です。
秋分が過ぎて気温も下がり始め、西洋芝の成長に最適な25度から15度のゾーンに近づいてきました。これからクリーピングベントグラス007がどのように成長してゆくか楽しみです。次回はインターバルを9日にして貯水をしようと思います。
オアシスⅡからの水分蒸発量の測定2 | 2023年09月20日 |
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9月13日から芝生の広場オアシスⅡの試作品に水を入れて、蒸発してゆく水分の変化について測定を始めました。まず33cmx33cmno貯水槽に30cmx30cmx4cmの緑化ブロックを置き、その上に灌水クロスを敷いて土を2cmほどの厚みで載せて芝生を育てているオアシスⅡに4㍑の水を貯水しました。およそ37㍑/㎡の貯水量です。下の写真は9月13日に4㍑の水を貯水した時のオアシスⅡの様子です。
以前、新宿事務所のベランダでオアシス1で水分蒸発量を測定した年平均3.7㍑/㎡・日から想定すると10日後の9月23日にはオアシスⅡから水分がほぼ蒸発する計算ですが、オアシスⅡから完全に水が蒸発する前に芝生が枯れるのを心配して、3日早い9月20日にオアシスⅡに貯水しました。下の写真は水を加える前のオアシスⅡの写真です。9月20日撮影
9月23日は秋分です。これから東京の気温も徐々に下がると思いますので芝生の成長具合をよく見ながら、オアシスⅡに貯水するインターバルを少しづつ伸ばしてゆこうと思います。
上の写真はオアシスⅡに水を4㍑貯水した写真です。9月20日撮影
植物の成分 | 2023年09月19日 |
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植物を構成する物質の90%は水だそうです。そして残り10%の内90%が炭素、酸素、水素の3元素で構成されています。植物はこの3元素から光合成で太陽エネルギーを利用して炭水化物であるセルロース(C₆H₁₀O₅)nを作ります。新宿事務所で水分蒸発量を調べているサクラランの葉も水とセルロースでできているのですね。下の写真は室内で育てているサクラランです。
サクラランの水分蒸発量を調べているうちに水中で葉が成長しました。そこで葉の重さを調べました。葉がの成長が始まる前のサクラランを入れたペットボトルを満水にした時の重量が368gでした。(7月19日測定)そして葉が成長した9月18日に、ペットボトルの縁まで水を満たしたときの重さが366gでした。下の写真は成長した葉とペットボトルの縁まで水を満たした写真です。 9月19日撮影
2か月の間に水中で葉が成長して、ペットボトルの水を満たした時の重さが減少したということは、葉を構成しているセルロースの質量が水より軽くなったからでしょうね。下の写真をご覧ください。サクラランの葉が水に浮くということは葉の質量が水よりも軽いということですね。
以前のブログでアメリカの物理学者ファインマン先生が「木は主に空気からできています。」とおっしゃいましたが植物の本質を突いた言葉ですね。
サクラランも生きている6 | 2023年09月18日 |
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7月19日から9月18日までのサクラランからの水分蒸発量は3.2gでした。下記のグラフをご覧ください。
サクラランからの水分蒸発量は、同じペットボトル容器に水を満たしたものと水を満たしてサクラランを入れた容器の重さを比較して計算しています。
下のグラフはペットボトル(青い線A)とサクラランを入れたペットボトル(赤い線B)からの水分蒸発量,そしてその差であるサクラランからの水分蒸発量(緑色の線)を示したグラフです。
サクラランは水分の蒸発量はミントなどと比べて少ないのですが、水に強い植物で、7月から始めた測定中に水中で葉を伸ばしました。
9月18日の時点でサクラランの入った容器に水を縁まで満たして測定したところ、測定を始めた7月19日にサクラランの容器の縁まで水を満たしたときと比べて、容器全体の重さが2グラムほど軽くなっていました。つまりこの2か月の間に、サクラランが水中で成長を続け、葉や茎、そして根が大きくなるとともに葉や根や茎を形成する比重が水よりも軽い物質が原因で、縁まで水を満たしたサクラランの入った容器全体の重さが軽くなったのでしょうね?9月18日撮影
芝生の広場オアシスⅡからの水分蒸発量の測定 | 2023年09月14日 |
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新宿事務所のベランダで福徳岡ノ場の軽石を使用した芝生の広場オアシスⅡの試作品からの水分蒸発量の変化について測定を始めました。まず縦横33cm(内寸)の容器に緑化ブロック(縦横30cm、高さ4cm)を置きその上に土を2cmほどの厚みで載せて、芝生を種から育てます。この状態で4㍑の水を注いだ様子が下記の写真です。写真の左下に軽石が水に浮いているのがわかります。9月13日撮影
翌日の朝、オアシスⅡの様子を見ると水が緑化ブロックと土に吸収されていることがわかります。写真左下の軽石が容器の底にありますね。9月15日撮影
内寸およそ33cmの容器に4㍑の水を注いだということは1平方メートル当たりおよそ37㍑の水が保水されているということです。2021年4月から2022年3月にかけて新宿事務所のベランダで芝生の広場オアシスで水分蒸発量を測定したところ、年間平均値でおよそ3.7㍑/㎡・日の水が蒸発しました。「芝生の広場オアシスⅡ」この数値をもとにこれから蒸発してゆく水分量を予測すると10日後、9月23日ごろにオアシスⅡからの水分は蒸発しきるということですが、これからどのように変化するか、芝生の成長と合わせて観察してみたいと思います。
カスケードブロックへの種蒔き | 2023年09月09日 |
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9月6日に新宿事務所のベランダに設置したカスケードブロックにビオラとキンギョソウの種を蒔きましたが、引き続きカスケードブロックに種を蒔きました。今回蒔いた種はエデイブルフラワーのカレンジュラとハーブのジャーマンカモミールです。エデイブルフラワーとは食べられる花のことだそうです。下の写真は上がカレンジュラ、下がジャーマンカモミールの種です。
土を灌水クロスで包みカスケードブロックの穴に挿入して、それぞれの種を蒔きました。上のカスケードブロックにはカレンジュラを、そして下のカスケードブロックにはジャーマンカモミールの種を蒔きました。
それぞれのカスケードブロックの穴の土から種が発芽することを期待します。9月9日撮影
9月の新宿事務所 | 2023年09月07日 |
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9月に入り新宿事務所のベランダもようやく気温が落ち着いてきました。ベランダでは芝生の広場オアシスⅡの試験モデルを設置して様々な植物を育てています。下の写真の手前では天然砂利を使用したブミコンを緑化基盤としてツルニチニチソウを育てて3か月が経過しましたが、ツルニチニチソウは弦を横に伸ばしながら成長を続けています。
5月の連休中に灌水が出来ずに枯れた、福徳岡ノ場の軽石を緑化基盤とした芝生は9月の初めにクリーピングベントグラス007の種を蒔いたところ発芽して葉を伸ばしてきました。
今年の秋はカスケードブロックに種を蒔いて花を育てようと思います。下の写真のカスケードブロックには昨日、ビオラとキンギョソウの種を蒔きました。発芽してくれることを期待します。
今年の夏もベゴニアはカスケードブロックで暑い夏を越しました。ベゴニアのたくましさに敬意を表したいですね。
9月7日撮影
芝生の広場オアシスからの年間水分蒸発量 | 2023年09月03日 |
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大田区産業プラザPIOや新宿事務所のベランダにおける芝生の広場オアシスからの水分蒸発量はおよそ3.8㍑/㎡(大田区産業プラザ)から3.6㍑/㎡(新宿事務所)でした。大田区産業プラザPIOでの芝生の広場オアシスの設置場所は1年を通して雨が当たり、春夏には直射日光が当たる環境でした。一方新宿事務所の芝生の広場オアシスⅡの設置場所は1年を通して雨や直射日光の当たらない環境でした。そして東京の年間降雨量は1528.8mm(4.2mm/㎡・日)です。
芝生の広場オアシスからの水分蒸発量は芝生からの水分蒸発量が2.1㍑/㎡・日と、土からの水分蒸発量が1.5㍑/㎡・日を合わせて3.6㍑/㎡・日になります。以前神奈川県伊勢原市にあります山武asbil様の屋上でガーデンクリートを4cm施工してその上で芝生を育てたことがありました。施工面積は1000㎡でした。芝生の広場オアシスを1000㎡設置した場合、芝生と土からの水分蒸発量はおよそ3600㍑/日、1年を通しての水分蒸発量はおよそ1314000㍑、つまり1314トンになります。
今、放射能汚染処理水の海洋放出が問題になっています。汚染処理水の処理方法につきましては以前のblogでもお話ししました。1979年3月にアメリカのペンシルヴァニア州スリーマイル島で発生した原子力発電所の事故では87000トンのトリチウム水を2年かけて蒸発させたようです。「芝生の水分蒸散力」1000m2の芝生の広場オアシスIIを100箇所施工するとおよそ年間131400トンの水を大気中に蒸発させる事が出来ます。
芝生からの水分蒸発量の測定で分かったことは、芝生と土からの水分蒸発量を合わせると、地面からの水分蒸発量のおよそ2倍の水分が大気中に蒸発するということです。放射能汚染処理水の海洋放出はこれから30年ほど続くと言われています。芝生などの植物の力を借りて処理水を大気中に蒸発させる事で、海洋への放出時間を短縮する事をご提案いたします。関連サイト:芝生の広場オアシスⅡ
八月の新宿御苑 | 2023年08月25日 |
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8月も下旬に入りましたが、ヒートアイランド東京はまだ気温が30度を超える日が続いています。空に浮かぶ雲も夏の雲です。
それでも7月に続いた高温の日々と比べるとしのぎやすい気候で、秋の気配を感じます。台湾閣の池の周りも心地よい朝を迎えています。
芝生の広場の芝生も夏の雲の下でたくましく成長を続けて葉の緑色も深まっています。御苑の芝は気温が下がると色も変わります。
気候もやや落ち着いてきたようなので御苑のそばの新宿事務所では、西洋芝クリーピングベントグラス007の種を蒔いたのですが4日ほどで発芽して葉を伸ばし始めました。
ヒートアイランド東京も夏の峠は越えたようです。これから秋に向けて御苑の自然も徐々に移り変わります。8月24日撮影
サクラランも生きている5 | 2023年08月19日 |
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7月19日から8月19日までのサクラランからの水分蒸発量がまとまりました。この一月の間にサクラランの葉から蒸発した水分量は0.8gでした。下記のグラフをご覧ください。
今回の測定の間に水中でサクラランの葉が成長してきました。その質量は水よりも1.3グラムほど軽いようです。下記の写真をご覧ください。
これまでは1月単位で減量したペットボトルの水量と同じ水量を加えて、次の一月の水量の変化を測定して来たのですが、水中で成長した葉からの水分蒸発量も加えて測定したいので、これからは新たに水を加えることをせずに、水量の変化を計測して行こうと思います。どのような変化が見られるのか楽しみです。8月19日撮影
サクラランも生きている3 | 2023年07月19日 |
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6月20日から7月19日までのサクラランからの水分蒸発量がまとまりました。ペットボトルからの水分蒸発量が14cc、サクラランからの水分蒸発量が16ccでした。5月18日から6月20日までの水分蒸発量と比べるとペットボトルからの水分蒸発量が減り、サクラランからの水分蒸発量は同じでした。数値に違いがあるのは、前回の測定(5月18日から6月20日)の日数が33日間であったのに対し今回(6月20日から7月19日)の日数が30日間であったことも要因の一つですね。
サクラランからの水分蒸発量は測定期間が3日減ったのに前回と同じであったことは葉からの水分蒸発量が増えたからだと思います。また室温と湿度も今回の測定(6月20日から7月19日)の間に上昇してきました。下記のグラフをご覧ください。
サクラランの茎からは根がしっかり伸びてきました。これから真夏を迎える東京の室内で熱帯の植物であるサクラランがどのような水分の蒸発を見せるのか楽しみです。
7月19日撮影
サクラランも生きている2 | 2023年06月20日 |
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5月18日から6月20日までのサクラランからの水分蒸発量のデータがまとまりました。ペットボトルからの水分蒸発量が16cc,そしてサクラランの入ったペットボトルからの水分蒸発量も16ccでした。つまりこの一月の間にサクラランから蒸発した水分蒸発量は0ccということですね。
その理由はいくつか考えられます。サクラランの葉がミントの葉と比べて厚みがある事と、葉の表面にワックスのようなコーテイングが施されていることです。サクラランは亜熱帯から熱帯で多く生息している植物です。熱帯の日光や気温の影響で、葉から水分が蒸発する量をコントロールしているのかもしれませんね。ちなみに5月18日から6月20日までの新宿事務所の平均気温は23.5℃、平均湿度は50%でした。
そして5月の終わりからサクラランの茎から根が伸び始めました。今では茎から根が4本伸びているのが見られます。これから室温も高くなるにつれてサクラランの根からの水分の吸収も活発になるのではないでしょうか?これからのサクラランからの水分蒸発量に変化が見られるか楽しみです。6月20日撮影
サクラランも生きている | 2023年05月20日 |
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3月14日から5月4日までのミントから蒸発した水分量のデータがまとまりました。この間に蒸発した水分は110g,一日当たりの蒸発量は2.2g/日でした。同じくこの間にペットボトルから蒸発した水分量は16g,一日当たりの蒸発量は0.3gでした。このようにミントからの水分蒸発量とペットボトルからの水分蒸発量を比べてみるとミントが常に水分を吸収して葉から蒸発する生命の営みを行っていることがわかります。
5月になり気温と水温が上昇したせいか、ミントは枯れてしまいました。そこでこれからは室内で2年以上棲息しているサクラランの水分蒸発量を測定してみようと思います。
サクラランは別名ホヤ、日本の南部から熱帯アジア、太平洋諸島に生息するツル性の植物です。これまで室内で育ててきましたが、あまり水分を必要としないような気がしますが、これからどのような水分の吸収と蒸発の営みをするのか楽しみです。 5月20日撮影
ミントも生きている6 | 2023年04月12日 |
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3月14日から4月12日までのミントからの水分蒸発量の数値がまとまりました。一か月の間にミントから蒸発した水分量は88g、一日当たりに換算すると2.63g/日となります。この数値は1月13日から3月13日までに測定した平均数値2.47g/日よりも0.16g/日増えたことになります。ちなみにこの一か月の間に蒸発した室内の自然蒸発量は0.33g/日で1月から3月までの平均蒸発量0.27g/日よりも0.06g/日増えました。
3月から4月にかけて室温も上昇しました。下記のグラフをご覧ください。
これからさらに気温が上がる季節も迎えミントからの水分蒸発量がどのように変化してゆくのか楽しみです。
4月12日撮影
3月の新宿事務所 | 2023年03月20日 |
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東京も春分を迎え日が伸びるとともに気温が上がってきました1週間前に芝刈りをした福徳岡ノ場の緑化ブロックも芝がすぐ伸びてきたので芝刈りをしました。
一昨年の春から1年かけて芝生からの水分蒸発量を観測した緑化ブロックも、同じく昨年の10月から新しい種を蒔いて育てていますが無事に冬を越して葉が伸びてきました。写真の左上が十和田湖、右下が福徳岡ノ場の軽石で作った緑化ブロックの上で育っている芝生です。
冬の間室内で育てたコーヒーの木を外に出しました。冬を外で過ごしたアレカヤシも無事に冬を乗り越えました。アレカヤシやコーヒー、そして室内で育てているパキラを手作りフラワーポットで育てて6年が経ちました。手作りフラワーポット
こうしてみると、水と空気と光に恵まれた空間であれば土の量が少なくても植物たちは元気に育ち続けることがわかります。そして軽石でできた手作りフラワーポットや緑化ブロックが少ない土の役割を補っているのでしょうね。3月20日撮影
ミントの葉からの水分蒸発量 | 2023年03月15日 |
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先のブログで1月13日から3月13日までの間にミントの葉から蒸発した水分量は平均で2.47g/日であることをお話ししました。「ミントも生きている5」これを面積当たりの水分蒸発量に換算できないかと考えました。よく見ると葉の長さが1cmから2cm前後の大きさに成長したミントが12枚ほどあります。
ミントの葉を直径1cmとして12枚の葉から蒸発してゆく水分量を1㎡あたりに換算すると約2.6㍑/㎡・日という数値になります。この数値は一昨年の4月から昨年の4月まで新宿事務所のベランダで測定した芝生からの水分蒸発量2.1.㍑/㎡・日に近い数値ですね。「芝生から蒸発してゆく水分量20」
今回計算したミントからの水分蒸発量はあくまでも想定値ですが、これから気温が高くなりミントの葉の成長が続くと、ミントからの水分蒸発量は増えるのでしょうか?測定が楽しみです。 3月15日撮影
ミントも生きている5 | 2023年03月13日 |
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新宿事務所の室内で測定しているミントからの水分蒸発量の1月13日から3月13日までのデータがまとまりました。この2か月間に蒸発したミントからの水分量は148g、室内から自然に蒸発したの水分量は16gでした。1日当たりの水分蒸発量はミントが2.47g/日、自然蒸発量は0.27g/日でした。
ちなみに昨年の10月から今年の1月13日までのミントから蒸発した水分量は2.5g/日、自然蒸発量は0.32g/日でした。「ミントも生きている4」これらの数値を比較すると1日当たりのミントから蒸発した水分蒸発量は昨年の10月から今年の3月までほぼ一定であることがわかります。それに対して室内に自然蒸発した水分は室内の気温の変化に影響されているようですね。下記のグラフをご覧ください。
これから気温が高くなる中でミントからの水分蒸発量がどのように変化すのか?しないのか?楽しみです。
3月13日撮影
福徳岡ノ場の軽石で芝生を育てる 3 | 2023年03月11日 |
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福徳岡ノ場の軽石で緑化ブロックを作り芝生の種を蒔いて新宿事務所のベランダで育てて5か月が経過しました。芝生はヒートアイランド東京の冬を無事に乗り越えて葉も長くまりました。
東京は3月に入り気温が上昇してきたので芝生の散髪をしてやりました。はじめは軽石に含まれた海水の塩分が芝生の成長にどのような影響を及ぼすか心配でしたが、クリーピングベントグラス007は冬の間も成長を続けてきました。灌水クロスをブロックと芝生の間に挟んで給水したこともよかったようですね。
これからは西洋芝を育てるのに理想的な気候になります。そして芝生の成長もさらに高まると思いますので、芝刈りがしやすいように緑化ブロックの位置を変えてやることにしました。
西洋芝を育てるのに理想的な気温は15度から25度ぐらいと言われています。これから初夏に向けて芝生がどのように育ってゆくか楽しみです。3月11日撮影
室温と湿度の推移 | 2023年03月01日 |
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今日から3月です。10月の中旬から始めた新宿事務所の室内の気温と湿度の測定ですが3月1日までの数値がまとまりました。湿度は10月から12月の中旬に向けて徐々に落ちていきましたが、12月の中旬から3月1日までの数値はほぼ横ばいに推移しています。グラフでギザギザの山が見えるのは、雨や雪の影響です。湿度は外気の変化に敏感に反応するようです。
室温は10月中旬から12月の初めにかけてほぼ横ばいだったのが、12月の初めに急に下がりその後は横ばいで推移しました。今年の東京は1月26日前後に大きな寒気に覆われて、室温も急に下がったのですがその後は徐々に上がってきました。
測定機器は気温と湿度の測定ができるデジタル時計です。測定は朝事務所に入ってすぐに行いました。ちなみに室内では空調機による暖房は行わずに冬を越しました。精度の高い観測とは言えませんが秋から冬、そして春にかけての室温と湿度の推移の傾向は把握することが出来たと思います。この間にペットボトルのミントも葉と根を伸ばしながら成長を続けています。
10月の中旬にベランダで、緑化ブロックに灌水クロスを敷いた上に種を蒔いた西洋芝007も無事に冬を越して春を迎えました。3月1日撮影
塩は植物の栄養素 | 2023年02月16日 |
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先日、ある本を読んでいたら面白い記述を見かけました。「イスラエルの砂漠は塩性のため、そこの水は塩分を含んでおり、塩辛い。これは一見農業には不向きに見える。ところがこの水を真水に10%ほど加えると、その水は植物を育てるのにかえって適しているのだ。」ユダや人に学ぶ日本の品格 E コーヘン著 PHP研究所
海水を含んだ福徳岡ノ場の軽石で緑化ブロックを作り、灌水クロスで覆い芝生の種を蒔いてから4か月がたちました。芝生はご覧の通り元気に育ち続けています。当社で開発した緑化システムにはイスラエルの緑化の技術が活かされています。しかし塩分を利用して植物を育てるという発想には驚きました。
当社で開発した緑化システムは植物の根に直接灌水するシステムですが、植物の根を支える緑化ブロックと植物の間に灌水クロスを挟み、真水を流すことで植物が吸収する水の塩分濃度が薄まり、塩分に含まれているマグネシウムなどのミネラルが、植物に適した量の栄養素となって吸収されるのでしょうね。
芝生もヒートアイランド東京の新宿のベランダで寒い冬を過ごしていますが、あとひと月もすると気温も上がるので、時期を見計らって芝刈りをしようと思います。関連ブログ:福徳岡ノ場の軽石で断熱緑化コンクリートを作る 2月16日撮影
ミントも生きている5 | 2023年02月13日 |
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新宿事務所の机の上でペットボトルに入れたミントからの水分蒸発量を計測しています。1月13日から2月の13日までの間に蒸発したミントからの水分は64g,一日当たり2gの水分蒸発量でした。同じくペットボトルのみから蒸発した水分は10g,一日当たり0.32gの水分蒸発量でした。ちなみに昨年の10月から今年の1月までに蒸発したミントからの水分量は168g,一日当たり2.5gの蒸発量、そしてペットボトルから蒸発した水分は22.1g,一日当たり0.32gでした。
1月から2月にかけてミントから蒸発した水分量2g/日は、10月から1月にかけて蒸発した水分量2.5g/日よりも0.5g/日下がりましたが、ペットボトルから蒸発した水分量0.32gは同じでした。ミントからの水分蒸発量が少なくなったのは室温の温度変化の影響のようですね。昨年の10月と今年の1月では、およそ10度の温度差があります。下のグラフをご覧ください。
これに対してペットボトルから蒸発した1日当たりの水分量は同じで室温の変化の影響をあまり受けていないようですね。室内が無風であることもペットボトルからの水分蒸発量に影響を及ぼしていると考えられます。
ヒートアイランド東京もこれから3月の春分に向けて気温が少しずつ上がってゆきますが、それにつれてミントからの水分蒸発量も増えてゆくのでしょうか?注意深く観察してゆこうと思います。
2月の新宿事務所 | 2023年02月01日 |
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今日から2月です。新宿事務所のベランダや室内では軽石を固化材で固めたカスケードブロックや手作りフラワーポットで、植物たちが冬の寒さをしのいでいます。ベランダのカスケードブロックではビオラが花を咲かせています。
同じくベランダでは熱帯の植物であるアレカヤシが寒さに耐えています。早く暖かい春を迎えさせてやりたいですね。
福徳岡ノ場の軽石で作った緑化ブロックではクリーピングベントグラス007の葉が密集してきました。西洋芝は冬の寒さの中でも元気ですね。
室温も10度を切ってきましたがパキラやコーヒーが手作りフラワーポットに支えられながら、息をひそめて寒さをしのいでいるようです。
これから2月の中旬に向けてヒートアイランド東京も寒い日が続きますが、植物たちが元気に冬を越してもらいたいと思います。2月1日撮影
福徳岡ノ場の軽石で芝生を育てる2 | 2023年01月16日 |
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福徳岡ノ場の軽石で緑化ブロックを作り灌水クロスで覆い薄く砂を載せて、西洋芝クリーピングベントグラス007の種を蒔いて3か月がたちました。
種が発芽して3週間ほどで葉が成長しましたが、季節が冬に向けて気温が下がったせいかその後は大きな伸びは見えません。その中で芝生は元気に緑を保ち続けています。
芝生を育てている場所は西向きのベランダで直射日光は当たりませんが芝生はここまで生き延びてきました。東京はこれから2月にかけてさらに気温が下がりますが、その中でクリーピングベントグラス007のたくましい成長力に期待したいと思います。1月16日撮影 関連ブログ:福徳岡ノ場の軽石で芝生を育てる
ミントも生きている4 | 2023年01月13日 |
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新宿事務所の西向きの窓辺でペットボトルに入れたミントからの水分蒸発量を観察して3か月がたちました。これまでにミントの入ったペットボトルから蒸発したミントの葉の水分量は168gです。1日当たりに換算すると2.5g/日の水がミントの葉から蒸発しました。ちなみにミントの入っていないペットボトルからは三か月間で22g,1日当たり0.32gの水が蒸発しました。
上の青いグラフはミントの入っていないペットボトルから蒸発した水分量、茶色のグラフがミントの入ったペットボトルからの水分蒸発量、そして緑色のグラフがミントの入ったペットボトルからからミントの入っていないペットボトルからの水分量から引いた数値、つまりミントの葉から蒸発した水分量の推移ですね。青と緑のグラフの推移を比較すると、ミントが根から水を吸い葉から蒸散させている姿がわかります。ミントが生きている証拠ですね。
3か月が経過してミントからの水分蒸発量も、ペットボトル全体のほぼ半分になりました。そこで改めてペットボトルの水を入れ替えて満杯にして、ミントからの水分の蒸発量を観察してゆこうと思います。
1月13日撮影
ミントも生きている3 | 2022年12月12日 |
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新宿事務所でミントからの水分蒸発量を計測して2ヶ月が経ちました。その間にミントの葉から蒸発した水分量は108gで一日当たりの水分蒸発量は1.8gです。ちなみにこの間に蒸発した水分量は18gで一日当たりの蒸発量は0.3gでした。
上は12月3日までの水分蒸発量の変化のグラフで、緑色の線がミントからの水分蒸発量、水色の線が容器からの水分蒸発量です。下の写真を見るとミントからの水分蒸発量と、容器から水だけの蒸発量の違いがよくわかりますね。
観察を始めた当初はミントは茎から水分を吸収していましたが、しばらくすると白い根が生えて茎からの水分の吸収を補助しています。
これまで室温は14度内、湿度は40%内で推移してきましたが、これから気温や湿度が下がるにつれてミントの水分蒸発量がどのように変化してゆくのか楽しみです。12月12日撮影
12月の新宿事務所2 | 2022年12月09日 |
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先のブログで12月に入り事務所のベランダも寒くなってきたのでコーヒーの木を室内に移動したことをお話ししましたが、ベランダの室外機の上でで育てていたアレカヤシが大きくなったので、引き続きベランダで育てることにしました。
同じくパキラもベランダで太陽の日差しを浴びながら大きくなったので、大鉢の手作りフラワーポットに植え替えて冬を越してもらうことにしました。
アレカヤシもパキラもベランダで冬を越すのは初めてですが、それぞれ手作りフラワーポットに支えられながら、どこまでヒートアイランド東京の寒さに耐えられるか見守りたいと思います。
12月9日撮影
12月の新宿事務所 | 2022年12月03日 |
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12月に入りベランダの植物の植え替えをしました。これから来年の春にかけてカスケードブロックで育てる植物はビオラです。
ベランダも寒くなってきたのでのコーヒーを室内に移しました。これからコーヒーの木は手作りフラワーポットに支えられながら暖かい冬を過ごします。
10月の中旬に、福徳岡ノ場の軽石で作った緑化ブロックにクリーピングベントグラス007の種を蒔いたのですが順調に育ってきました。
カスケードブロックや手作りフラワーポット、そして緑化ブロックで育てている植物たちも冬に向けて生きるための準備を進めています。 12月3日撮影
福徳岡ノ場の軽石で芝生を育てる | 2022年11月07日 |
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福徳岡ノ場の軽石で緑化ブロックを作り西洋芝の種を蒔いて3週間が経過しました。以前、緑化ブロックに直接芝生の種を蒔いたところ、発芽はしたのですが葉が成長するまでは育ちませんでした。 福徳岡ノ場軽石で作った緑化ブロック
そこで今回は緑化ブロックを灌水クロスで覆い薄く土を敷いた上にクリーピングベントグラス007の種を蒔きました。10月15日撮影
発芽した種はおよそ3週間で葉を伸ばしてきました。芝生を育てている場所は新宿事務所の西向きのベランダですが、午後になり光が届く時間が少しあります。11月7日撮影
軽石で緑化ブロックを作り芝生を育てる経験は過去に何度もあるのですが、今回使用する福徳岡ノ場の軽石は、本州の南で噴火して海流や風に流されて沖縄にたどり着いいた軽石なので海水に含まれている塩分を結構吸っています。今回はこの軽石を洗うことなく利用していますが、塩分を含んだ緑化ブロックで天然芝がどこまで育つか楽しみです。
ミントも生きている2 | 2022年11月04日 |
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10月13日から新宿事務所の室内でミントの水分蒸発量を測定して3週間が経過しました。その間の数字はミントの入った容器からの水分蒸発量は48g.水だけの蒸発量は10gでした。つまりミントだけの水分蒸発量は38g,1日当たり1.8gの水分蒸発量です。この間の室内の気温はおよそ19度、湿度は45%でした。
ミントの茎から根が生えてきました。葉もしっかりと張っています。このままミントがどこまで生き続けられるのか、不安と期待が混じった観察が続きます。
私は屋上やベランダで軽石を利用した緑化コンクリートで、植物をコンクリートやタイルの上で育てたり、ブロックを積み上げて植物を立面で垂直方向に育てたりしています。自然に育つ植物たちにとっては迷惑な環境ですが、多くの植物は私の求めに応じてたくましく育ち続けています。
何度もお話ししていますが、軽石を使用した緑化基盤ガーデンクリートで様々な植物を育てて感じることは、水と光と風、そして土(緑化基盤)のバランスがうまく取れていると、過酷なヒートアイランド東京の環境でも植物たちはたくましく育つということですね。11月4日撮影
10月の新宿事務所 | 2022年10月22日 |
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福徳岡ノ場の軽石で緑化ブロックを作クリーピングベントグラス007の種を蒔いて1週間がたち種が発芽してきました。福徳岡ノ場の軽石には塩分が含まれていて、さらにこれから気温が下がる環境の中で、007がどこまで頑張るか見守ってゆこうと思います。
ベランダではカスケードブロックで育てているベゴニアの花がほぼ終わりましたが、これから越年して来年の春に再び花を咲かせてくれることでしょう。手作りフラワーポットのコーヒーやパキラにはまだベランダで頑張ってもらいたいと思います。
室内ではペットボトルに入れたミントが呼吸をしながら水分を蒸発させている様子がわかります。
安定した室内の気温の中、小さな手作りフラワーポットの上でパキラが葉を大きく広げています。
あとひと月もするとベランダで育てているコーヒー、パキラ、アレカヤシが室内に戻りにぎやかになりそうですね。10月22日撮影
ミントも生きている | 2022年10月14日 |
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7月から始めたベゴニアの水分蒸発量の変化の観察も、ベゴニアの葉が枯れたので10月の初めに終了しました。3か月に及ぶベゴニアからの水分量と水から蒸発した水分量の変化は下記の写真の通りです。
3か月に及ぶベゴニアからの水分蒸発量と水の蒸発量の比較 写真の右がベゴニアからの水分蒸発量 10月3日撮影
10月からはミントの水分蒸発量を観察してみようと思います。ミントをペットボトルに入れて1日目の写真ですが、ペットボトルの裏の表面に無数の気泡が付着していました。ミントは空気中の二酸化炭素と水を取り込み光合成をおこない、炭水化物と水と酸素を作ります。そしてミントがその作り出された炭水化物を消費する過程で二酸化炭素と水が体外に放出されます。ペットボトルの表面に付着した気泡は、ミントが光合成で炭水化物を作り、それを消費する過程で発生した酸素や二酸化炭素でしょうか?6CO2 + 12H2O → C6H12O6 + 6H2O + 6O2→6CO2+12H2O
ミントは土やガーデンクリートの上ではたくましく育つ植物です。これからミントが水の中でどのように成長を続けるのか、ミントには申し訳ありませんが観察してゆこうと思います。10月14日撮影
ベゴニアも生きている3 | 2022年09月09日 |
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新宿事務所の机の上で同じ形をした容器に、水を入れたものと茎から根を出したベゴニアを並べて、容器から蒸発してゆく水分量を観察して2か月が経ちました。2か月が経過してベゴニアを入れたペットボトルから蒸発していった水分量はおよそ95cc,ペットボトルだけの蒸発水分量はおよそ25ccでした。
水を入れただけの容器からの水分蒸発量は、ほとんど容器の筒の部分からだけの蒸発量だったので計測しやすくおよそ1.28㍑/㎡・日でした。ベゴニアを入れた容器からの水は蒸発するに従い容器の表面積が広がるので、蒸発する水分量も比例して増えます。今回は蒸発してゆく水分量を毎日計測しなかったのでベゴニアを入れたペットボトルから広がった面積を時間軸を加味して計測できませんでしたが、時間経過も合わせてベゴニアを入れたペットボトル面積の広がりを、筒の面積の30%増と仮定すると、ベゴニアを入れたペットボトルから蒸発していった水分量はおよそ3.75㍑/㎡・日となります。帳尻合わせのようで恐縮です。
昨年の4月から今年の4月まで1年かけて観察した、植栽装置オアシスから蒸発してゆく水分蒸発量は3.7㍑/㎡・日、計量容器から蒸発してゆく水分量は1.5㍑/㎡・日でした。「芝生は生きている」この二つの植物からの水分蒸発量を比較してみると、観察した場所が室内と室外、植物を育てる環境がペットボトルと植栽装置と違いますが数値に似ているところがあるようです。
9月9日撮影
8月の新宿事務所 | 2022年08月23日 |
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8月も下旬に入りヒートアイランド東京は、ようやく暑さのピークを超えて、かすかに秋の気配が感じられるようになりました。新宿事務所のテラスの植物たちは夏の暑さの中でさらに大きくなったような気がします。
室内ではベランダで育てているベゴニアの葉と茎を小さなペットボトルに入れて観察していますが、水中に伸びた根から水を吸収して葉から蒸発させている様子が、水位の低下の比較からよくわかります。
カスケードブロックのベゴニアも花は咲き終えましたが、緑の葉から水分を蒸発させて夏の暑さの中でも元気です。
これから秋分に向けてヒートアイランド東京の気温も下がり始め、人や植物にとって住みやすい季節を迎えます。 8月23日撮影
水の循環 | 2022年08月15日 |
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今年の夏、日本や韓国では大雨に見舞われて、多くの雨水が川から海に流れ出しています。一昨年の中国でも大雨で、長江から大量の雨水が海に流れました。しかし大量の雨水が海に流れても海の水があふれたという話は聞いたことがありませんね。地球の表面を覆う水は、気化(水蒸気)と液化(水)の循環を繰り返しています。そして世界中の川から海に向けて大量の水が流れ込んでも気化して水蒸気や雲となるので海があふれることは無いのです。
ヒートアイランド東京のテラスやベランダに緑化ブロックを敷いた上に芝生を載せて芝生から蒸発している水分量を測定しました。大田区産業プラザPIOのテラスに設置した灌水装置「お水番」を組み合わせたシステムから大気に蒸発した年間平均水分量は3.8㍑/㎡・日でした。一方で新宿事務所のベランダに設置した植栽装置オアシスから蒸発した年間平均水分量は3.7㍑/㎡・日でした。そして理科年表によると東京の年間平均降水量は4.2mm/日です。
つまりヒートアイランド東京でも緑化ブロックに芝生を載せてお水番やオアシスで灌水しながら芝生を育てると、だいたい年間平均4mm/日の水が芝生から大気に向けて蒸発し、それと同時に大気中の水蒸気がだいたい年間平均4mm/日の雨に液化する水の循環が生まれるということですね。気化と液化の水の循環が生まれることでコンクリートジャングルやアスファルト砂漠に覆われたヒートアイランド東京に植物が命をつなぐ環境が生まれるということです。
ただこの水の循環の話は温帯のヒートアイランド東京の観測データなので、熱帯や、乾燥地帯ではその地域の環境が作る雨水の循環があると思います。植栽装置オアシスやお水番を利用して世界各地で植物が育つ水の循環を調べたいですね。関連ブログ:芝生は生きている 大田区産業プラザ6Fテラス
The Grass is alive | 2022年08月10日 |
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新宿事務所のベランダで観測した芝生からの水分蒸発量の観察記録「芝生は生きている」の英文パワーポイントデータ「The Grass is alive」がアップされました。ホームページの英文資料ダウンロードからご覧いただけます。
今回の観察記録はヒートアイランド東京のマンションベランダにおける、緑化ブロックを組み合わせた植栽装置オアシスからの芝生からの水分蒸発量の記録ですが、海外の都市でもその地域の年間降水量、気温、湿度をもとにして芝生からの水分蒸発量を予測したり、植栽装置オアシスを利用して記録することができると思います。
ベゴニアも生きている 2 | 2022年08月09日 |
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新宿事務所の机の上で同じ形をした容器に、水を入れたものと茎から根が出たベゴニアを並べて、容器から蒸発してゆく水分量を比較して一月が経過しました。水分の蒸発だけを観察している容器では、上部の細い筒の部分の水が一月かけて蒸発しただけでした。下の写真の左の容器の様子をご覧ください。
一方ベゴニアを育てている容器では、細い筒の部分から下に広がる部分まで水が蒸発している様子がわかります。下の写真の右の容器の様子をご覧ください。
私は以前、イギリスの生物学者ポール ナースの著書What is lifeから引用して「あらゆる生体は、自らを維持し、組織化し、成長し、そして増殖する。」。「生物学では、目的について論じても、あまりおかしいとは思わない。一方物理科学では、川や彗星や重力波の目的について問うことはない。」というお話をしました。生物は目的意識を持って行動する
室内で同じ容器でベゴニアから蒸発してゆく水分量の変化を観察していると、ベゴニアはまさに自らを維持し、成長する目的のために容器の水を利用していることがわかります。一方で水だけを入れた容器からは、自らの目的ではなく、容器の周囲を覆う湿度や気温の変化に影響されて水分が蒸発してゆく事がわかりますね。
新宿御苑の芝生の広場では、真夏の暑さの中で芝生は自らの意思で土中から水分を吸い上げ、大気に蒸発させています。こうして体内の水分量を調整して枯れることを防いでいます。8月9日撮影
ベゴニアも生きている | 2022年07月23日 |
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新宿事務所のベランダで育てているベゴニアを利用して水分の蒸発量を観察しています。観察しているベゴニアには水中に根が伸びています。比較するために同じ容器に水を入れて並べました。7月9日撮影
2週間経過したところ、ベゴニアを育てている容器と、水だけを入れた容器では水分の蒸発量に変化が見え始めました。ちなみに今の室温は28℃、湿度は50%です。下の写真をご覧ください。7月23日撮影
昨年の春から今年の春まで、ベランダに設置した植物栽培装置オアシスを使って、西洋芝クリーピングベントグラス007から大気中に蒸発してゆく水分量を観察しました。芝生は生きている 数字や目視で植物からの水分が蒸発してゆく姿を見ると、植物たちが生きていることが実感できますね。
これからもベゴニアが水中に伸びた根から水を吸い、葉から蒸発させてゆく様子を見て楽しみたいと思います。7月23日
7月の新宿事務所 | 2022年07月13日 |
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新宿事務所のベランダで、海水に浸かった福徳岡ノ場の軽石でガーデンクリートを作り芝生の発芽の様子を観察しています。7月9日にベント芝007の種を蒔いたのですが種は4日で発芽してきました。先に蒔いて発芽した西洋芝の種と一緒にこれから育ってゆくのか楽しみです。
カスケードブロックでは相変わらずベゴニアが咲き続けています。ベゴニアはヒートアイランド東京のベランダで元気に夏を迎えています。
室内ではパキラが手作りフラワーポットの上で、西面の窓からさす光を浴びながら葉を広げています。現在の室内の気温は28℃、湿度は64%です。熱帯の植物パキラにとっては育ちやすい環境のようですね。
7月13日撮影
「芝生は生きている」パワーポイントデータがアップされました | 2022年07月12日 |
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芝生の水分蒸発量と温度、湿度の関係を観察したブログ「芝生は生きている」がパワーポイントデータとしてホームページにアップされました。芝生は生きているフロントページの資料ダウンロードからもご覧いただけます。フロントページ
芝生は周囲の温度、湿度、風など環境の変化に合わせて根から水分を体内に吸収し、茎や葉から蒸発させて体内の水分を調整します。その様子を1年を通して記録にまとめて、傾向をグラフで表現できたことはうれしい限りです。ご興味のある方はご覧ください。
軽石いかだ | 2022年06月15日 |
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ネットのニュースを見ていたら 海底火山 福徳岡ノ場、その驚きの噴火のシナリオ という記事を見かけました。ご興味のある方は記事をご覧ください。私はこの中で軽石が生き物を運ぶ話に興味を持ちました。海に浮遊する軽石いかだには無数の生物が付着して移動するようです。私がいただいた福徳岡ノ場の軽石のサンプルの中にも貝殻が混じっていました。これは沖縄の浜辺に流れ着いた軽石に浜辺にあった貝殻が混ざったのかもしれませんが、土嚢袋に入った軽石の中からこの貝殻を見つけた時にはロマンを感じました。写真をご覧ください。
植物は自らの意思で移動することができません。地面に根を張り、体を支えてもらっています。つまり土や砂などの個体は植物を支える機能があるということですね。軽石も個体です。しかも水面を浮遊するということは内部に空気を閉じ込めているので、軽石には植物が成長するのに必要な水や空気、そしてミネラルを根から取り込むことができる機能を備えているということです。
福徳岡ノ場の軽石でガーデンクリートを作り芝生の種をまいて発芽の様子を観察しています。福徳岡ノ場の軽石は海を漂っていたので、内部には土中よりも濃度が高い塩化ナトリウムやマグネシウムなどのミネラルが含まれています。このような環境では海藻や海草(うみくさ)など海中や海辺で育つ生物が成長に適していますが、地上で成長する芝生がこの環境にどこまで耐えられるのか、芝生には申し訳ないのですが様子を見ようと思います。
移動手段を持たない生物が軽石いかだに付着しながら浮遊して、やがて島や陸にたどり着き、そこで再び活動を始めるのは夢のある話ですね。
6月の新宿事務所 | 2022年06月02日 |
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6月に入り新宿事務所のベランダの植物たちは気温と湿度が高くなった環境で元気に育っています。5月に続きベゴニアも赤やピンクの花を咲かせています。
沖縄に流れ着いた福徳岡ノ場の軽石で作ったガーデンクリートに芝生の種を蒔きましたが芽が出始めました。これからどのように育つのか楽しみですね。
冬の間は室内で育てたアレカヤシも外の空気にあたり気持ちよさそうです。手づく入りフラワーポットに支えられて成長を続けています。
5月は雨が多かったり気温が高かったりと東京の気候も変化を続けましたが、今年の梅雨はどのような気候になるのでしょうか?6月2日撮影
5月の新宿事務所 | 2022年05月11日 |
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五月に入り新宿事務所のベランダではカスケードブロックで育てているベゴニアが5回目の春を迎えています。ミントも相変わらず元気に育ち続けています。
昨年の春から今年の3月まで、植栽装置オアシスの上で芝生から蒸発してゆく水分量を測定した西洋芝ですが、今年は日の当たる場所に移して、緑化ブロックヒルダの上でゆっくり休んでもらおうと思います。
天然砂利を使用したブミコン仕様の緑化ブロックで育てているセダムが今年も黄色い花を咲かせました。
新宿事務所もこれから植物たちにとり気候の良い初夏を迎えます。 5月11日撮影
新宿事務所のベランダと東京の温度比較2 | 2022年05月06日 |
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先のblogでは2021年から2022年にかけての新宿事務所のベランダの気温の変化と2017年の東京の気温の変化についてお話ししました。今回は同じく2021年から2022年にかけての新宿事務所の気温の変化と1978年の東京の気温の変化についてお話ししようと思います。下記の表とグラフをご覧ください。
この表やグラフを見てもやはり真夏の温度は新宿事務所も理科年表の温度もほぼ同じであり、冬から春、そして秋から冬にかけての新宿事務所のベランダの温度は理科年表の温度よりも高いことがわかります。つまり今から44年前の東京の気温と比べても真夏の気温は新宿事務所のベランダも緑に覆われた測定場所でも、大きな変化がないこと。そしてそれ以外の季節ではヒートアイランド現象の影響でコンクリートジャングルに囲まれた新宿事務所のベランダの温度が高いことがわかりました。
ただ一つ気が付いたことがあります。それは理科年表に記載されている1978年の気温の変化が,都市化(ヒートアイランド化)が進んだ2017年の気温の変化よりも高いことです。平均気温で0.3度の開きがありました。下記の表をご覧ください。
2017年の平均気温が1978年の平均気温よりも低いのは2014年以降、気温の観測場所をそれまでの大手町から少し離れた北の丸公園に移したことが一つの要因のようです。ヒートアイランド東京の気温参照 国際基準に従った気温の測定方法でも、測定場所が少し変わっただけで気温の微妙な変化が見られるようですね。その中で緑に囲まれた中で測定された気温も、コンクリートジャングルに覆われたベランダで測定された気温も、真夏の気温に大きな差がないということは、夏の太陽から届くエネルギーがいかに大きいかということですね。
そして地球を覆う水蒸気をはじめとする大気が、生物がすみやすい環境を整える大事な役割を果たしています。わたしたちを取り巻く自然環境は常に様々な要因で変化を続けながら、生命を守ってくれているようです。東京の夕暮れの空 5月5日撮影
新宿事務所のベランダと東京の温度比較 | 2022年05月05日 |
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2021年から2022年にかけて新宿事務所のベランダに設置した植栽装置オアシスで芝生からの水分蒸発量を測定しましたが、それと同時に新宿事務所のベランダの年間温度も観測しました。今回はベランダの年間温度と東京の年間温度の比較についてお話しいたします。東京の温度につきましては理科年表2019年度版「各都市の平均気温(℃)東京」から2017年のデータを利用しました。ベランダで観測した平均気温から東京の平均気温を差し引いた数値が下記の表とグラフで表されています。
理科年表で採用されている東京の気温の測定方法は、世界(WMO)基準に準じた方法で芝生の上、地上1.5mの測定地点に百葉箱やファン付きの通風筒の中に入れた温度計で測定されているようです。東京の気温の測定場所は皇居の隣の北の丸公園で測定されているようです。ヒートアイランド東京の気温新宿事務所のベランダでは、セラミックタイルの上に時計と温度・湿度がデジタルで表示される時計を置いて測定しました。測定時間は午前11時前後です。
この表とグラフから7月から8月にかけての夏の気温は新宿事務所も北の丸公園もほぼ同じであることがわかりました。緑に囲まれた北の丸公園で芝生の上で測定した気温も、ビルに囲まれたマンションのベランダでセラミックタイルの上で測定した気温も、直射日光が当たらない真夏ではほぼ同じ気温であるようですね。そして冬から春にかけてと秋から冬にかけての気温は新宿事務所の方が高いことがわかりました。つまりコンクリートジャングルとアスファルト砂漠に覆われたヒートアイランドは緑のオアシスと比べて真夏の気温はあまり変わらず、冬の気温に大きな差があるということですね。
新宿事務所のベランダに置いた温度・湿度が計測できるデジタル時計
千鳥ヶ淵から北の丸公園を望む 5月4日撮影
福徳岡ノ場の軽石で作った緑化ブロックで芝生を育てる | 2022年04月19日 |
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沖縄に流れ着いた福徳岡ノ場の軽石を使い緑化ブロックを作り、新宿事務所のベランダで芝生を育ててみようと思います。
芝生は2年前の3月から植栽装置オアシスで育てている西洋芝を移動して緑化ブロックにのせてみました。芝生をのせて2週間ほどたちましたが新しい葉が伸び始めました。
緑化ブロックに使用する軽石は、ふるい分けや水洗いをしない、沖縄の浜辺に流れ着いたままの軽石を使用していますが、これから芝生がどのように成長してゆくか楽しみです。
4月19日撮影
芝生から蒸発してゆく水分量20 | 2022年04月06日 |
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2021年4月6日から2022年4月5日までの新宿事務所のベランダに設置した植栽装置オアシスから蒸発してゆく芝生の水分蒸発量のデータがまとまりました。年平均値に置き換えると植栽装置オアシスから蒸発していった水分量は3.7㍑/㎡・日、計量容器から蒸発していった水分量が1.5㍑/㎡・日でした。そして植栽装置オアシスから蒸発していった水分量から計量容器から蒸発していった水分量を差し引くと2.1㍑/㎡・日でした。
以前2018年10月から2019年10月まで、大田区産業プラザPIOのテラスに設置したテストフィールドで灌水装置お水番で芝生を育てて、お水番から蒸発してゆく水分量を測定したところ年間の平均値はおよそ3.8㍑/㎡・日でした。PIOのテラスは1年を通して雨が降り直射日光も当たる環境でした。
今回、植栽装置オアシスで芝生から蒸発した水分量を測定した新宿事務所のベランダは、建物の上の階のベランダが庇の働きをしていて1年を通してオアシスや計量容器に雨が当たることはありません。このような環境で測定された数値の平均が3.7㍑/㎡・日と、PIOのテラスのお水番で測定した平均値3.8㍑/㎡・日とほぼ同じであったことに驚いています。
今回の新宿事務所のベランダでの測定では1年を通して計量容器から蒸発してゆく水分量も測定しました。その数値は冒頭に述べたように1.5㍑/㎡・日でした。これは芝生を載せた植栽装置オアシスから蒸発した水分量から計量容器から蒸発した水分量を差し引いた残りが芝生から蒸発していった水分量と考えられないでしょうか?
今回測定した場所は雨が当たらないとともに、直射日光が当たらない日陰で西洋芝の成長にとっては厳しい環境でした。その中で1年を通して芝生は水分を緑化ブロックを通して根から吸収し、葉から蒸発させて生命をつないできました。その様子を数字で表すことができたのは大きな喜びです。
芝生から蒸発してゆく水分量17 | 2022年02月26日 |
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2月8日から2月26日までの芝生から大気に蒸発してゆく水分量の観測データがまとまりました。今回は2月の測定で期間中の気温は低く横ばいに推移しました。
その中で芝生からの水分蒸発量と湿度が上昇し、芝生を除いた植栽装置オアシスからの水分蒸発量は下がりました。
今回の測定期間中、芝生からの水分蒸発量が増えたということは早春を迎えて芝生の活動が活発になり始めたということかもしれませんね。
新宿御苑の芝生の広場では気温が暖かくなり、芝生よりも先に人が眠りから覚めて寛いでいました。
2月26日撮影
福徳岡ノ場の軽石でブロックを作りました | 2022年02月02日 |
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福徳岡ノ場の軽石を使用してガーデンクリートの配合でブロックを作りました。
今回使用した軽石は30mmから20mmぐらいの大きさです。
気候が暖かくなったら植栽装置オアシスに載せて芝生を種から育ててみようと思います。
2月2日撮影
福徳岡ノ場の軽石でガーデンクリートを作りました | 2022年01月11日 |
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先のblogでもお話ししましたが当社で開発した配合技術で福徳岡ノ場の軽石を使ってガーデンクリートを作りました。写真の左が福徳岡ノ場の軽石で作ったガーデンクリート、右が十和田湖の軽石を使用したガーデンクリートです。共に乾燥した状態で撮影しました。
福徳岡ノ場の軽石は前処理(乾燥、ふるい分け等)がされていないので水の配合を決めるのに手間がかかりましたが、出来上がったガーデンクリートはいつも使用している十和田湖の軽石を使用したガーデンクリートと品質が似ていました。軽石の色は十和田湖の軽石より黒みを帯びていて、その色合いはインドネシア産の軽石に似ているようです。写真の左端が福徳岡ノ場の軽石、その右の二つが十和田湖の軽石です。
福徳岡ノ場のガーデンクリートが十和田湖やインドネシア産の軽石で作ったガーデンクリートと似ているということは、当社で開発してきた構造物を被覆する断熱コンクリートや、保水性に優れた透水性コンクリートとして利用できそうです。緑化コンクリートとして利用するには、福徳岡ノ場の軽石に含まれている海水の成分が植物にどのような影響をもたらすか見極める必要がありますが、当社で開発したガーデンクリートと灌水システムを組み合わせた底面灌水を利用すれば、芝生や様々な植物を育てることができそうです。
芝生から蒸発してゆく水分量14 | 2022年01月06日 |
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12月23日から1月6日までの芝生から大気に蒸発してゆく水分量のデータがまとまりました。今回の期間は晴れの日の連続で湿度が下がり芝生からの水分量が増ました。やはり大気中の湿度と芝生からの水分蒸発量の変化は反比例するようですね。
一方で芝生からの水分蒸発量を除いた、植栽装置オアシスからの水分蒸発量には大きな変化がみられませんでした。9月の秋分の日を過ぎて以来、植栽装置オアシスからの水分蒸発量は安定しているようです。秋分を過ぎてからの東京の気温と湿度の変化と、地面や水面からの水分の蒸発量の変化に何か関係がみられるのでしょうか?
新宿御苑の芝生の広場は、完全に休眠に入ったようです。これから東京も立春が過ぎるまで真冬の気候が続くのでしょうか?春の訪れが待ち遠しいです。
1月6日撮影
芝生から蒸発してゆく水分量13 | 2021年12月23日 |
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12月3日から12月23日までの芝生から大気に蒸発してゆく水分量のデータがまとまりました。今回の測定では気温が下がり湿度が上がった環境で芝生からの水分量が減ったことがわかりました。
芝生からの水分蒸発量が減った要因は気温が下がった中で湿度が増えたことや、気温が下がったことで芝生が生命を維持するために体外に蒸発させる水分量が少なくなったことなどが考えられます。
芝生からの水分量が下がった中で、植栽装置オアシスからの水分蒸発量が芝生ほどの落ち込みが見られなかったということは、土や水からの水分の蒸発量は自然の法則に従って気温と湿度に反応しているのでしょうか?
気温が下がり新宿御苑の広場の芝生も冬の眠りについたようですね。植栽装置オアシスの西洋芝は冬でも光合成などの活動を続けますが寒さの中で活動量も下がり、水分の蒸発量が減ってきたような気がします。 12月23日撮影
11月の新宿事務所2 | 2021年11月29日 |
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東京は朝の気温は10度を下回り始めたので、新宿事務所のベランダで手作りフラワーポットで育てているコーヒーとパキラを室内に入れました。
春から夏にかけてベランダで育てたコーヒーやパキラはたくましくなって戻ってきました。冬の間は暖かい室内でゆっくり休んで体力を回復してもらいたいですね。
アレカヤシはベランダで午後になると日の当たる場所に移してもう少し頑張ってもらおうと思います。11月29日撮影
11月の新宿事務所 | 2021年11月06日 |
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11月に入り太陽の角度が低くなり、午後になると太陽光が新宿事務所のベランダにあたるようになりました。
9月に剪定した四季咲きベゴニアが相変わらず元気に咲いています。ベゴニアは丈夫な植物ですね。
芝生からの水分蒸発量を観察している西洋芝クリーピングベントグラスも室外機から下に垂れ下がりながら育っています。芝生は表面積が広いので計量器から蒸発してゆくより多くの水分が蒸発してゆくようですね。
狭い事務所のベランダで、プランターブロックフローラや手作りフラワーポッド、そして植栽装置オアシスで様々な植物がそれぞれの縄張りを確保しながら生態系を作り出しています。
そろそろコーヒーやアレカヤシを室内に入れる時期を考えようと思います。 11月6日撮影
芝生から蒸発してゆく水分量10 | 2021年10月30日 |
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10月13日から10月29日までの芝生から大気に蒸発してゆく水分量のデータがまとまりました。今年の東京は10月の中旬から気候も落ち着いて晴れの日が続いています。大気中の湿度が下がるにつれて芝生から蒸発してゆく水分は増えたようです。
新宿事務所のベランダは北からの風の通りがよく芝生からの水分蒸発にも影響を与えているようです。
芝生からの水分蒸発量を除いた植栽装置からの水分蒸発量が前回の測定期間の数値と同じであったのに対して、全体の表面積の広い芝生は、風が表面に当たり乾燥するのを防ぐために、自らの意思で水分の蒸発量を増やししていることでわかります。下記のグラフをご覧ください。
新宿御苑の芝生も緑から黄に変色しながら、冬に向けて休眠の準備を進めているようですね。
10月30日撮影
手作りフラワーポッドでコーヒーを育てる | 2021年10月16日 |
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外径20cm、内径9cm、高さ12cmの手作りフラワーポッドにコーヒーの苗を植えて4年が経過しました。近所の100円ショップで買ってきたコーヒーの苗なのですが今では90cmの高さまで成長しました。 手作りフラワーポッドにコーヒーの苗を植えた写真 2017年6月21日撮影
手作りフラワーポッドに植えたコーヒーの苗は、新宿事務所で冬は室内で、春夏秋はベランダで育てています。新宿事務所のベランダは西向きで太陽の光が当たるのはごく限られた時間です。それでも定期的に水を与え続けることでコーヒーは元気に育ち続けています。直径9cm、高さ8cmの穴の中でコーヒーがここまで成長したのは手作りフラワーポッドの素材であるガーデンクリートの影響が大きいと思います。 大きくなったコーヒーの木2021年10月16日撮影
通気性と保水性に優れたガーデンクリートは土に似ており、手作りフラワーポッド全体が土のような性質をしているからですね。しかもガーデンクリートは土のように壊れて飛散することがありません。これからもガーデンクリートを素材とした手作りフラワーポッドで様々な植物を育ててゆこうと思います。関連サイト:ガーデンクリートデ手作りフラワーポッドを作る
芝生から蒸発してゆく水分量9 | 2021年10月14日 |
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9月24日から10月13日までの芝生から大気に蒸発してゆく水分量のデータがまとまりまりました。東京の気候も10月に入りようやく晴れの日が続くようになりました。晴れの日と雨曇りの日数はほぼ同じでした。しかも気温は10月の気温とは思えないような暑い日がありました。
今回の測定では湿度と気温が下がったのに対して灌水装置や芝生から大気に蒸発してゆく水分量は再び上昇を始めました。以前のblogでも話しましたが大気中の湿度と芝生からの水分蒸発量は反比例し、気温と芝生からの水分蒸発量は比例する傾向がみられるようです。
秋から冬に向けて東京の気候は湿度と気温が下がりますが、芝生から大気に蒸発してゆく水分量がどのような反応を示してゆくのか楽しみですね。ちなみに植物栽培装置オアシスで育てている芝生は西洋芝クリーピングベントグラスで冬になっても休眠することなく日々の活動を続けます。
10月の新宿事務所 | 2021年10月11日 |
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今年の10月は暖かい気候が続いています。新宿事務所のベランダでカスケードブロックで育っている四季咲きベゴニアが秋になり再び勢いを取り戻して咲き続けています。
手作りフラワーポッドで育っているコーヒーやパキラも、外の空気に当たり伸び伸びと育っています。あと一月以上はベランダで育てられそうですね。
室内で育てているパキラも窓辺の光を浴びて元気です。小さな手作りフラワーポッドで大きく育っています。
通気性と保水性に優れ、土に似た性質をしたガーデンクリートに囲まれて植物たちは元気に育ち続けています。10月11日撮影
都市を潤す植物からの水分蒸発量 | 2021年09月28日 |
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先のblogの続きですが、植栽装置オアシスから蒸発した水分量から、芝生のみの水分蒸発量のお話しをしようと思います。4月から9月までの間に植栽装置オアシスから蒸発した平均蒸発量は4㍑/㎡・日でした。
植栽装置オアシスから蒸発した水分量は、芝生から蒸発した水分量、芝生の周囲の土や緑化ブロックヒルダから蒸発した水分量、そしてオアシスのタンクから蒸発した水分量に分けられます。
今回の観測では植栽装置オアシスの横に計量カップを置き、カップから蒸発してゆく水量を計測しました。そして植栽装置オアシスからの水分蒸発量の平均値4r㍑/㎡・日から計量カップからの水分蒸発量の平均1.7㍑/㎡・日を引いた2.3㍑/㎡/日を芝生のみの水分蒸発量としました。この数値を見ると芝生からの水分蒸発量は、水や土、緑化ブロックヒルダから蒸発水分量よりも0.6㍑/㎡・日多い結果になりました。芝生のみからの水分蒸発量は周囲の水や土などよりも1日当たり約26%多いことになりますね。これは土壌に芝生などの植物が生息することで、土壌から自然に蒸発してゆく水分量に加えて、1日当たりより多くの水分を大気に蒸発することができるということです。
以前私は植物は自らの意思で土中の水分を吸収して体内に取り込み消費したり体外に蒸発させたりする能力があるお話をしました。土壌を潤す植物の力そして土中の水分を吸収する植物の根の周囲は毛細管現象の働きで土が濡れることもお話ししました。つまり植物が生きていることで土壌の砂漠化が防げるということですね。都市から植物が消えたことで砂漠化が進み、廃墟となった都市の事例は過去の人類の歴史を見るとよくわかります。写真は豊かな緑に囲まれた台湾閣(新宿御苑)9月28日撮影
灌水装置オアシスから大気に蒸発してゆく水分量 2021年4月から9月 | 2021年09月27日 |
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2021年4月から9月までの新宿事務所のベランダに設置した植栽装置オアシスからの水分蒸発量の平均値は4㍑/㎡・日ででした。この数値は2018年10月から2019年10月までの大田区産業プラザのテラスに設置された自然灌水システムお水番から蒸発した平均蒸発量3.8㍑/㎡・日に近い数値でした。
新宿事務所のベランダに設置された植栽装置オアシスの取り巻く環境は、外部から雨が降ることはなく直射日光が当たることもありません。そして4月から9月までという春から夏にかけての半年間の観測です。一方、大田区産業プラザのテラスに設置された自然灌水システムお水番は、雨が当たり、直射日光も当たる環境でした。そして期間も2018年10月から2019年10月までと1年に及ぶ観測でした。芝生をめぐる水の循環
自然灌水システムお水番
植栽装置オアシス
上の図を見ていただければわかると思いますが、自然灌水装置お水番も植栽装置オアシスも緑化ブロックヒルダの上に灌水クロスを載せて、毛細管現象を利用して底面から灌水クロスを通して水を吸い上げて、その上に土を薄く敷いて芝生を育てる植物栽培システムです。それぞれ設置された場所が、雨や日光が当たったり当たらなかったりと違いますが、芝生に灌水される水分量はお水番が3.8㍑/㎡・日、そしてオアシスが4㍑/㎡・日とほぼ同じであったのは驚きです。新宿事務所では4月から9月までとまだ1年の半分、しかも春から夏にかけての観測でした。
これから秋から冬にかけて、植栽装置オアシスからの水分蒸発量がどのように変化してゆくか興味深く観察しようと思います。写真は新宿事務所に向かう途中で見かけたフヨウの花です。9月27日撮影
9月の新宿事務所 | 2021年09月10日 |
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新宿事務所で、カスケードブロックや手作りフラワーポッドで育てている植物たちは夏を乗り切り秋の気候になじもうとしています。ベゴニアがまた花を咲かせ始めました。
ベランダで手作りフラワーポッドで育てているコーヒーやパキラも夏の間に一回り大きくなりました。葉の色つやも益々よくなったようです。
室内で小さなフラワーポッドで育てているパキラもずいぶん大きくなりました。小さなフラワーポッドでも水やりをコンスタントに続けると植物は大きくなるみたいですね。もちろん光も重要です。新宿事務所に直射日光が当たる時間は限られていますが,窓越しに当たる光を効率よく受け止められるようにパキラの葉も大きくなりました。
今年の東京の8月は雨曇りの日が多かったようです。9月に入っても雨曇りの日が続いています。ヒートアイランド東京も気候変動の渦に巻き込まれているようですね。関連ブログ:今年の世界の気候 9月10日撮影
芝生から大気に蒸発してゆく水分量6 | 2021年08月18日 |
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8月2日から8月18日までの灌水装置オアシスから大気に蒸発した芝生の水分量のデータがまとまりました。オアシスのタンクを満水にして水分がなくなるまでの日数は16日でした。今年の東京は8月に入り7日から天気が雨曇りの日が続きました。大気中の湿度が増えそれに反比例するかのように芝生から大気に蒸発してゆく水分量が減ったことがグラフからよくわかります。気温も梅雨明けから続いた晴れの日の期間に比べて少し下がりました。
湿度が低かった4月から5月にかけて、土からの水分蒸発量が芝生からの水分蒸発量を上回る時期がありましたが、気温と湿度が高くなるにつれて芝生からの水分r蒸発量が土からの水分蒸発量を上回りました。気温と湿度が高くなり芝生から大気中に蒸発してゆく水分蒸発量が土からよりも増えているということは、芝生が自らの意思で大気中の気温と湿度の変化に反応して水分蒸発量を増やしているからでしょうね。
8月も中旬を過ぎて東京の天気もようやく回復してきました。これから再び暑い夏の気候が続くようですが8月の後半から9月にかけて、大気中の気温と湿度の変化に対して芝生がどのように反応してゆくのか楽しみです。
芝生は生きている | 2021年08月06日 |
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新宿事務所のベランダで、植栽装置オアシスの上に西洋芝ベントグラス07の種を蒔いて芝生から蒸発してゆく水分蒸発量の変化の様子をまとめたサイト芝生は生きているがアップされました。
新宿事務所のベランダでカスケードブロックや手作りフラワーポッドなどで様々な植物を育てていますが、その中で植栽装置オアシスで育てている西洋芝の灌水量が、冬に入ってほかの植物に比べて多いようだと気が付きました。「2月の新宿事務所」そこでオアシスから蒸発している芝生からの水分蒸発量を測定してみようと思い、オアシスを直射日光や雨の当たらない空調機の室外機の上に置いて4月上旬から本格的な測定を始めました。まだ春、梅雨、夏のデータしか測定されていませんがそれぞれの季節の気温や湿度の変化に応じて芝生からのからの水分蒸発量も変化しているようです。
ネットのニュースを見ていたらアメリカのスリーマイル島の原子力発電所で起こった事故で発生した汚染水を蒸発して大気中に戻したという記事を見かけました。「日本政府、福島の水の海洋放出と水蒸気放出を提案」私は以前、福島の原子力発電所事故で発生した放射能汚染水から芝生のファイトレメデイエーションの力で放射性物質を芝生に吸着させるシステムを考えましたが、その当時は芝生の水分蒸発量については、あまり考えてはいませんでした。
福島の原子力発電所の事故から10年が経過して、事故現場では汚染水を貯留したタンクがほぼ満杯になり、汚染水の海洋放出が検討されています。海洋放出される汚染水の量を少しでも減らすために芝生からの水分蒸発の機能が活かされないかと思いつつ、植栽装置オアシスからの芝生の水分蒸発量の変化を測定しています。これから夏を乗り越え秋、冬を迎えるにあたり、生きている芝生が自然環境(湿度と気温)にどのように対応してゆくのか楽しみです。
芝生から大気に蒸発してゆく水分量5 | 2021年08月03日 |
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7月20日から8月2日までの植栽装置オアシスから大気に蒸発した水分量のデータがまとまりました。梅雨が明けてからの観測で、オアシスのタンクに貯留されたおよそ5㍑の水がなくなるまでの日数は13日でした。ちなみに梅雨の間に水が蒸発してタンクから水がなくなるまでの日数は21日でした。
梅雨が明けて芝生から大気に蒸発してゆく水分量は3.74㍑/㎡・日と増加しました。同じ時期、水や土から蒸発してゆく水分量は約2㍑/㎡・日で芝生からの蒸発量の半分でした。気温が上がり湿度が下がるにつれて芝生からの水分蒸発量が増えたということは、芝生が周囲の環境の変化に対応したからでしょうね。芝生は生きています。芝生からの水分蒸発量の変化をとらえたグラフをご覧ください。
気温が上がり湿度が下がるにつれて芝生からの水分の蒸発量は大きく変化しました。ヒートアイランド東京では本格的な夏の気候がまだ続きます。これから灌水装置オアシスの周囲の気温と湿度が変化するにつれて芝生からの水分蒸発量がどのように変化してゆくのか楽しみですね。
写真は芝生の緑が美しい新宿御苑 8月3日撮影
7月の新宿事務所 | 2021年07月13日 |
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7月に入り新宿事務所のベランダでは面白い現象が見られます。一つはカスケードブロックで育っているビオラの成長力です。今までビオラは11月ごろにカスケードブロックフローラに植えて5月ごろまで花を咲かせていたのですが、今年は夏に入ってもまだ花を咲かせ続けています。
もう一つはミントが白い花を咲かせたことです。ミントも新宿事務所にやってきて5年ほどたつのですが、今年は成長が旺盛です。
夏に入りコーヒーやパキラも葉につやが出て元気そうに日々を過ごしています。
植栽装置オアシスで植物の葉から蒸発してゆく水分量を観察している西洋芝ベントグラス007ですが、半年以上も葉を刈るのをやめて伸び放題です。葉から蒸発してゆく水分量の変化も面白いデータが読み取れます。
新宿事務所のベランダの気温も26度を超えて、これから本格的な夏を迎えますが植物たちがガーデンクリートで作られた様々なブロックで、さらに元気に成長を続けてもらいたいと思います。7月13日撮影
芝生は正直である? | 2021年06月15日 |
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新宿事務所のベランダで植栽装置オアシスを使って芝生から大気に蒸発してゆく水分量の観察をしていますが4月6日から6月14日までの数値がまとまりました。下記の表をご覧ください。今回は芝生から大気に蒸発してゆく水分量と温度と湿度の関係ついてお話ししたいと思います。芝生からの水分蒸発量と温度、湿度の関係がよくわかるようにグラフをにまとめてみました。測定期間は4月6日から6月14日の間です。芝生の蒸発量と温度、湿度の推移がわかりやすくなるように芝生からの水分蒸発量の単位を10倍しました。下記のグラフをご覧ください。
このグラフで、4月6日から4月29日までの芝生からの水分蒸発量と大気中の湿度を比較すると、大気中の湿度が下がるにつれて芝生からの水分蒸発量が増えて行くのがわかります。そして4月29日から6月2日までのグラフの推移を見ると大気中の湿度が増えるにつれて芝生からの水分蒸発量が減るのがわかります。また6月2日からは大気中の湿度が増えるに従い芝生からの水分蒸発量も増加に転じました。
その理由を見極めるにはまだデータが少ないですが、大気中の気温が上昇していることが要因として考えられます。大気中の気温は4月の初めから6月の中旬まで一貫して上昇する傾向がグラフから読み取れます。ちなみに温度と湿度を測定する時間は、大体午前11時から12時の間です。測定に使用しているのは、市販されている湿度と温度が計測できるデジタル時計なので、気象台や研究機関のように厳密な数字が得られるとは思いませんが、芝生の成長と気温や湿度の関係をザックリ捉えることはできます。芝生は自然の変化に正直に反応するようですね。東京もようやく梅雨入りしました。これから気温や湿度も上昇する中で芝生がどのように反応するのか楽しみです。
芝生から大気に蒸発してゆく水分量2 | 2021年06月03日 |
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4月6日から6月2日までの2か月間にわたる芝生から大気に蒸発してゆく水分量(平均)の測定結果がまとまりました。
今回の測定データは5月17日のblogの続きのデータが含まれています。これで4月から5月にかけての芝生からの水分蒸発量の平均データがまとまりました。その結果は灌水装置オアシスからの平均蒸発量が4.07㍑/㎡・日、計量容器からの平均蒸発量が1.96㍑/㎡・日、芝生からの平均蒸発量が2.11㍑/㎡・日でした。また測定期間中の平均温度は21.7℃、平均湿度は38.7%でした。下の写真は6月2日に撮影したオアシスから伸びたベントグラス007の様子です。オアシスから無数に伸びたベントグラスの葉から蒸発してゆく水分の1日当たりの平均値が2.11㍑/㎡ということですね。
植栽装置オアシスや計量容器が設置された場所は雨や直射日光が当たらないので、2か月に及ぶ計測の間、雨や太陽光の影響を受けることがありませんでした。今回の測定で得られたデータをザックリまとめると、芝生から蒸発してゆく水分量と、水面や芝生を支える土やガーデンクリートから蒸発してゆく水分量はほぼ同じではないかということです。つまり地表から蒸発してゆく水分量とほぼ同じ水分量が芝生を通して大気に蒸発してゆく事です。地面に芝生などの植物を植えることで、地表から蒸発してゆく水分量+植物からの水分の蒸発量が見込めるということですね。
地球表面の土壌がコンクリートやアスファルトで覆われることで、土壌から蒸発してゆく水分が遮断されるのですが、地表に植物を植えることで土壌から蒸発する水分量+植物から蒸発する水分量が見込まれるということです。コンクリートジャングルとアスファルト砂漠に覆われたヒートアイランドで暮らす人々が癒されるためには、地表に植物を植えることが大事であることが今回の測定を通してよくわかりました。
上の写真は大田区産業プラザPIOのテラスに設置された灌水装置オアシスで育つミントや、カスケードブロックフローラで花を咲かせている花菖蒲です。カスケードブロックの穴にしっかり活着した花菖蒲は今年で3回目の花の季節を迎えています。これからもコンクリートジャングルとアスファルト砂漠に覆われたヒートアイランド東京のいたるところで、手軽に植物が育つ場所をご提供して、人々の心が癒される空間を創ってゆこうと思います。 6月3日撮影
芝生から大気に蒸発してゆく水量 | 2021年05月17日 |
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2021年4月6日から5月17日まで新宿事務所のベランダで測定した芝生からの水分蒸発量のデータがまとまりました。41日間にわたる測定の結果、灌水装置オアシスから芝生と土、ガーデンクリートを通して大気に蒸発していった水分は4.45㍑/㎡・日でした。同じく計量容器から大気に蒸発していった水分は2.19㍑/㎡・日でした。つまり芝生からの大気へ蒸発してゆく水分は4.45㍑/㎡・日-2.19㍑/㎡・日=2.16㍑/㎡・日です。地表から大気に蒸発してゆく水分とほぼ同じ水分が芝生から蒸発してゆくようです。
また芝生から蒸発してゆく水分は大気中の湿度からも影響を受けるようで、その傾向は4月21日から4月29日にかけての測定データを見るとよくわかります。これからは芝生の水分蒸発量に対して気温と湿度がどのように影響を及ぼすか詳しく調べてゆこうと思います。クリーピングベントグラスも良く伸びてきました。5月20日撮影
今年の東京は梅雨入りが例年よりも早くなりそうですね。街を歩いていたら梅雨の花アジサイを見かけました。植物は気温と湿度に敏感に反応しているようです。
芝生から大気に蒸発してゆく水量の測定 | 2021年05月08日 |
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4月29日から5月8日にかけての10日間で芝生から蒸発してゆく水量を測定しました。場所は新宿事務所のベランダで、雨や直射日光が当たらない場所に植栽装置オアシスと計量容器を置いて測定しました。その結果1日当たりの芝生などの蒸発水量は下記の表とレイアウトの通りになりました
まず植栽装置から芝生や土そしてガーデンクリートの緑化ブロックを通して大気中に蒸発してゆく平均水量は約4.85㍑/㎡・日でした。そして計量容器から蒸発してゆく平均水量は約2.33㍑/㎡・日でした。つまり芝生から蒸発してゆく平均蒸発水量は4.85-2.33=2.52㍑/㎡・日となります。
西洋芝クリーピングベントグラスを伸び放題にして蒸発してゆく水量を測定したところ、地表の土や水から大気に向けて蒸発してゆく水量よりやや多めの水分が大気に向けて蒸発していったようですね。これは植物が自らの意思で水分を根から体内に吸収して、さまざまな用途に使用しながら大気に蒸発させて行った水分量です。水分を含んだ土は別としてアスファルトやコンクリートには備わっていない植物の素晴らしい能力ですね。
保水性と通気性のあるガーデンクリートを植物とアスファルトやコンクリートの間に置いて緩衝領域を作り植物を育てることで、容易にコンクリートジャングルとアスファルト砂漠に覆われたヒートアイランド都市に潤いを与えることができます。5月8日撮影 関連ブログ:気温と湿度とヒートアイランド東京 芝生の水分蒸散量
4月の新宿事務所 | 2021年04月29日 |
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4月も終わりを迎え新宿事務所のベランダではカスケードブロックフローラに植えたベゴニアやミントが元気に育っています。
ベゴニアは葉の形が左右非対称でやや歪んでいるのが特徴のようです。カスケードブロックフローラで育つベゴニアは4回目の春を迎えています。保水性と通気性に優れたカスケードブロックとの相性が良いようですね。
ミントも良くのひてきました。ミントもこれまで様々な環境でカスケードブロックフローラ、プランターブロックマーガレットや緑化ブロックヒルダで育ててきましたが、一年を通して元気に育ち続けるたくましを感じます。
今年は冬から春にかけて東京は暖かい気候に包まれていて様々な植物たちの育ちが早いようです。これから初夏を迎えベランダで育つ植物たちが水を切らさずに元気に育ち続けるように気を配ってゆこうと思います。 4月28日撮影
芝生の水分蒸散量 | 2021年04月28日 |
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新宿事務所のベランダで植栽装置にオアシスに植えた西洋芝の水分蒸散量の変化について調べています。4月21日から4月28日までの芝生の水分蒸散量の変化は平均6.2㍑/㎡・日です。また計量容器に入れた水の水分蒸散量はこの7日の間で平均3.1㍑/㎡・日でした。
植栽装置オアシスや計量容器が設置された場所はベランダで太陽光や雨が直接当たる場所ではありません。またこの7日間の日中の平均気温は約20度、平均湿度は約30%でした。
オアシスからの芝生の蒸散量から計量容器の水の蒸散量を引くと3.1㍑/㎡・日という数字が残ります。これが芝生から大気へ蒸散したり芝生の体内に残る水分量ですね。光合成で使用された水量も多少あります。2018年10月から東京都大田区南蒲田にあります大田区産業プラザPIOの6Fに設置された試験フィールドで、芝生と野菜が吸収する灌水量を計測しました。1年かけて計測した芝生の蒸散量を計測したレイアウトが下記の図です。
この図を説明しますと大気からの雨水の降雨量の平均が4.2㍑/㎡であるのに対し自然灌水システムお水番を通して芝生から大気に蒸散されてゆく水量が4㍑/㎡・日ということです。大気から降ってきた雨水はまた大気に蒸散してゆきます。それに加えてお水番から芝生を通して蒸散してゆく水量が1日当たり約4㍑/㎡となるということです。自然灌水システムお水番と植栽装置オアシスを通して芝生の蒸散量を観察していますが、芝生はもちろんのこと植物からの水分蒸散量がコンクリートジャングルとアスファルト砂漠に覆われたヒートアイランド東京に潤いを与えているのがよくわかります。これからもお水番やオアシスを通して植物の水分蒸散量を観察してゆこうと思います。 関連ブログ:「テストフィールドの年間灌水量」「芝生をめぐる水の循環」4月28日撮影
生物は目的意識をもって行動する | 2021年04月12日 |
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イギリスの生物学者ポール・ナース著の「生命とは何かWhat is Life 竹内薫訳ダイヤモンド社を読んでいます。本の中で生物学と物理学の違いについて上手く説明された文章がありました。「生物学では、目的について論じても、あまりおかしいとは思われない。一方、物理学では、川や彗星や重力波の目的について問うことはできない。でも、酵母のcdc2遺伝子の目的や、蝶が飛ぶ目的を問うことには意味がある。あらゆる生体は、自らを維持し、組織化し、成長し、そして増殖する。これらは、生物が自分と子孫を永続させたいという、基本的な目的を達成するために発達させてきた、目的を持った行動なんだ。」152ページ
新宿事務所のベランダに設置した植栽装置オアシスで西洋芝を育てていますが、オアシスの水位の変化と、横に置いた計量器の水位の変化を比べてみると芝生を育てているオアシスの水位の変化が、計量器の水位の変化よりも大きいことがわかりました。オアシスの水位は4日でおよそ35mmほど下がりましたが計量器の水位の変化はおよそ2mmほどでした。
芝生を育てている緑化ブロックの容積の影響もあるので、オアシスの水位の変化をすべて芝生による水分吸収とは言い切れませんが、芝生による水分吸収量と、計量器の水が蒸発して大気に戻る水分量ではかなりの開きがあるようですね。
西洋芝ベントグラス007は、発芽した後に葉を伸ばし葉緑体を作り、そこで太陽エネルギーを利用する光合成をおこない、水と二酸化炭素を使って糖と酸素を作る化学反応を起こします。この時に必要な水分が根から吸収されてゆきます。芝生は光合成のほかにも葉の細胞に水分を浸透させたり体温を調節するために葉の表面から水分を蒸散させたりします。つまり芝生は自らの生命を維持する目的を持ち水を利用するのです。それに対して計量器の水は、大気中の温度や湿度の変化に応じて水を蒸発させます。まさに物理的変化ですね。
これからも植栽装置オアシスの水量の変化を観察しながら目的を持った生命の行動による水位の変化と、物理的な水位の変化について考えてゆきたいと思います。上の写真は新緑の生える新宿御苑4月12日撮影 関連ブログ:植栽装置オアシスに芝生の種を蒔いて1年が経ちました
3月の新宿事務所2 | 2021年03月27日 |
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今年の東京の三月の気温は高いようです。そこで例年に比べて少し早いですが室内で冬を越してきたコーヒーとパキラをベランダに出しました。
アレカヤシも夏の定番の置き場である室外機の上に置きました。冬の間に灌水装置オアシスで葉を伸ばしてきたベントグラス007も室外機の上に置いて、灌水量の変化を詳しく調べてゆこうと思います。
プランターブロックマーガレットに植えたベゴニアやミントの緑も美しくなってきました。わずか直径9cmの穴に植えただけですがベランダで何年も育ち続けている姿を見ると、改めて植物たちのたくましさを感じます。
これからさらに気温が上がるにつれて新宿事務所のベランダも、植物たちの活力にあふれた姿が楽しめます。 3月27日撮影
植栽装置オアシスに芝生の種を蒔いて1年が経ちました | 2021年03月19日 |
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新宿事務所のベランダに植栽装置オアシスを設置して、西洋芝の種クリーピングベントグラス007をまいて、今日で365日丸一年が経過しました。事務所のベランダは西向きにあり、一日を通してごくわずかな時間だけしか太陽の光が届きません。(クリーピングベントグラスの種007の種を蒔く2020年3月20日)
このような環境で芝生を育てて一年が過ぎ過ぎましたが、ここにきて意外なことに気が付きました。それは芝生の葉の蒸散量の多さです。昨年の暮れから芝生の葉を刈るのをやめて伸ばし放題にしたのですが、陽射しがあまり当たらず、冬の寒さの中で灌水量は増えることはないと予想したオアシスへの灌水量が増えたようです。(ベランダに植栽装置オアシスを設置た様子。)
芝生が伸びて葉の表面積が増えるにつれて灌水量も増えてきたようです。(ベントグラスの種007をまいて20日で発芽してきた様子。4月8日撮影)
先のブログ(芝生の水分蒸散力)でもお話ししましたが福島の原子力発電所に貯留されたタンクの水を海に放出するか、大気に蒸散させるか迫られた今、放射性物質についてあまり詳しくない私が言うのもなんですが、植物の持つ水分蒸散能力を利用するのも一つの方法ではないでしょうか?例えば貯留タンクの上で芝生を育てるとか?(植栽装置オアシスで芝生を育てる仕組み)
芝生は刈るのが当たり前と考えていましたが、これからは植栽装置オアシスの西洋芝がどれだけ伸びるか、伸びきった後どのように変化してゆくのかさらに観察を続けてゆこうと思います。
3月の新宿事務所 | 2021年03月04日 |
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春の訪れに伴い、カスケードブロックではニチニチソウ、インパチェンスに変わり新たにビオラを植えました。
昨年の11月に植えたビオラは一度花を終えましたが、また新しい花を咲かせ始めました。
春になり緑化ブロックヒルダの上ではセダムが再び活動を開始したようですね。
明日は24節気の啓蟄です。虫が冬眠から目覚めて活動を開始するように、植物たちも動き始めているようです。3月4日撮影
2月の新宿事務所 | 2021年02月01日 |
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今日から2月です。新宿事務所のベランダの植物たちは寒さの中で元気に育っています。昨年の6月に植えたベゴニアがまだ花芽をつけていました。ベゴニアは丈夫な植物ですね。
ベゴニアは新宿事務所のベランダの環境と根鉢を支えているカスケードブロックとの相性が良いようで、以前植えたベゴニアも4年目の春を迎えようとしています。
昨年の秋に手作りフラワーポッドに種を蒔いたミックスフラワーも大きくなってきました。3月から4月にかけてどのような花が咲くのか楽しみです。
植栽装置オアシスで育てている西洋芝007は、寒いので芝を刈らないでいたらボサボサにのびました。西洋芝は冬の寒さの中でも水分の吸収量が、ベランダで育てている植物たちの中で一番多いようです。
室内では手作りフラワーポッドで育てている熱帯植物のコーヒー、アレカヤシ、そしてパキラが室温が10度から15度の環境で寒さをしのいでいます。あと3ヶ月ぐらいは室内で育てようと思います。
明後日は立春、ヒートアイランド東京にも春はすぐそこまでやってきています。 2月1日撮影
12月の新宿事務所 | 2020年12月07日 |
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12月に入り気温が下がってきたので、手作りフラワーポッドに入れてベランダで育ててきたコーヒーやアレカヤシを室内に入れました。5月から屋外で育ててきて、植物たちはまた大きくなったようです。
写真をご覧いただくと小さな手作りフラワーポッドが大きく成長した植物たちを支えている様子がわかりますね。
ベランダではプランターブロックマーガレットで育てているニチニチソウとインパチェンスの花がまだ咲き続けています。
水はけと保水性の良い土の性質をしたガーデンクリートで作られた手作りフラワーポッドやプランターブロックが、植物の根鉢を囲みながら水と空気を根に送ることで植物たちがよく育つようですね。12月7日撮影
11月の新宿事務所 | 2020年11月17日 |
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11月も中旬を迎えていますが新宿事務所の植物たちは、それぞれ元気に成長を続けています。プランターブロックマーガレットではまだ夏の花ニチニチソウやインパチェンスが白や赤い花を咲かせ続けています。
もう一方のプランターブロックマーガレットには、これから冬に向けてビオラとアリッサムを植えました。来年の春まで咲き続けてくれることでしょうね。
先月、手作りフラワーポッドにミックスフラワーの種をまいたのですが発芽してきました。これからどのような花が育ってゆくのか楽しみです。
今年は浅草寺様でブミコン舗装が行われ事務所をあける日が多かったのですが、小さな手作りフラワーポッドで育てているパギラの葉が少し大きくなったようです。
新宿事務所のベランダではほかにも、2年以上前から咲き続けているベゴニアやセダム、そして植栽装置オアシスで育てている西洋芝などが元気です。
これから気温が低くなって行くのでベランダで育てているコーヒーやアレカヤシをいつ室内に移すか、そろそろ考えようと思います。11月17日撮影
9月の新宿事務所 | 2020年09月28日 |
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季節が秋になりましたが新宿事務所のベランダの植物たちは元気です。夏の間プランターブロックマーガレットで育てたインパチェンスやベゴニアがまだ花を咲かせ続けています。
植栽装置オアシスで育てている西洋芝ベントグラス007も何とか夏の暑さを乗り越えて再び種が発芽してきました。これから気温が下がるにつれて西洋芝に過ごしやすい季節が訪れます。
室内では手作りフラワーポッドで育てているパギラが大きくなったようです。今年の夏は現場に出る機会が多く事務所で過ごす時間が少なかったのですが、室内の気温はほとんど30度以下に保たれたようでパギラも元気です。
夏の植物が元気なうちに、秋から冬にかけて育てる花を植え替える準備を進めてゆこうと思います。
9月28日撮影
6月の新宿事務所 | 2020年06月08日 |
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新宿事務所のベランダに置かれたプランターブロックマーガレットには、昨年の11月から育てて来たスミレに変わり夏の花、インパチェンス、ニチニチソウ、ガザニア、そしてベゴニアを植えました。
また浅草寺様のフローラカスケードからは剪定されたぜゼラニウムとミントがやってきました。
プランターブロックマーガレットに挿し木したゼラニウムやミントは新しい環境に馴染んだようで、2年前からプランターブロックで育っているベゴニアの横で成長を始めました。
6月8日撮影
5月の新宿事務所 | 2020年05月20日 |
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植栽装置オアシスにベントグラスの種をまいてちょうど2か月が経過しました。弁解がましいですがゴールデンウィークを中心にステイホームをしていたので新宿事務所のベントグラスも伸び放題になってしまいました。
これから少しずつ芝刈りをして刈り揃えてあげようと思います。ステイホームで伸びた髪の毛も床屋さんにお願いして刈り揃えてもらいたい気分ですね。
今、新宿事務所のベランダで一番元気が良いのはカスケードブロックフローラに植えて三回目の春を迎えたベゴニアですね。
冬の間、室内で育てていたコーヒーやアレカヤシも夏に向けてベランダで育てようと思います。
5月20日撮影
ベントグラスが発芽しました | 2020年04月08日 |
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新宿事務所のベランダに設置した植栽装置オアシスにベントグラスの種007を蒔いて20日が経ちました。種は発芽して緑色の葉が伸び始めました。
ベントグラスの葉は密集して伸びてきました。その姿は犬など動物の体毛に似ていますね。
これから陽気も暖かくなり、ベントグラスが成長するのによい季節です。4月8日撮影
3月の新宿事務所 | 2020年03月27日 |
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3月も終わりを迎え新宿事務所のベランダの植物たちも元気です。カスケードブロックのスミレも花を咲かせ続けています。
1月にやってきたマーガレットも可愛らしい花を咲かせました。
今月ベランダにやってきた新しい仲間は植栽装置オアシスに種をまいたベントグラスです。午後になると日が当たる場所で、発芽して緑のオアシスを作ってゆく姿を観察してゆこうと思います。
室内では手作りフラワーポッドで育ている観葉植物パギラやコーヒーが無事に冬を過ごしました。あとひと月もすると屋外のベランダで育てようと思います。
今年の東京の冬は暖かく、ベランダの植物たちも過ごしやすかったようですね。ベランダにやってきて3年目のベゴニヤや6年目のセダムにもまた春が巡ってきました。
3月27日撮影
植栽装置オアシスに芝生の種をまく | 2020年03月20日 |
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先のブログに続き、植栽装置オアシスに芝生の種をまく様子をご紹介します。まずオアシスの表面の培養土に水をかけて濡らします。
育てる芝生はベントグラスにしました。ベントグラスの種は粒が細かいので、天ぷらの揚げカスを取り除くのに使用する網状の道具を利用すると種を分散させるのが容易になります。
網の上にベントグラスの種を載せて篩ながら培養土全体に分散させて蒔きます。
ベントグラスの種をオアシスの培養土に蒔き終わった様子 ベントグラスに関する詳しい情報はこちらからご確認ください。 クリーピングベントグラス007
ベントグラスの種の表面をスプレーで濡らします。種が発芽して根がオアシスの灌水クロスに届くまでの間はスプレーで表面を濡らすと良いでしょう。
今日3月20日は春分です。これから夏に向けて植栽装置オアシスでベントグラスが成長してゆく姿をご紹介してゆこうと思います。3月20日撮影
1月の新宿事務所 | 2020年01月02日 |
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新年おめでとうございます。朝事務所に入った時,室温は15度でした。これは西洋芝が育つのに最適な温度(15度から25度の間)の下限温度です。この環境の中で手作りフラワーポッドに植えられた南方系の観葉植物であるパキラ、そして熱帯の高原で育つコーヒーが室内で東京の冬を過ごしています。
同じく南方系の植物であるアレカヤシも机の上で新年を迎えています。室内は屋外に比べて光の量が少ないので、植物たちを窓辺に置いて昼の間、光がなるべく葉に当たるよう工夫しています。植物が人の眼に見えるということは秒速30万キロメートルの速さで飛び回る光子の中で、短い波長(紫)と長い波長(赤)が植物のクロロフィル(葉緑素)に吸収され光合成を行うエネルギーとして利用されるのに対して、クロロフィルにあまり吸収されない赤と紫の中間の波長(緑)が反射されるので目が植物の葉を緑色として知覚できる仕組みですね。
屋外ではカスケードブロックに植えられたマーガレット、ベゴニアが日中10度前後の寒さの中で元気に新年を迎えています。新宿事務所にやってきて5年以上たつセダムも元気ですね。
カスケードブロックに植えられたスミレも寒さの中で風に当たりながら花を咲かせています。これから2月にかけて東京の気温はさらに下がってゆくので、植物たちの様子を注意深く見守ってゆこうと思います。
1月2日撮影
12月の手作りフラワーポッド | 2019年12月07日 |
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夏の間バジルを育てられていた先輩のUさんの手作りフラワーポッドでは11月の初めから再びイチゴの苗を植えました。一月が経過しておいしそうなイチゴの実がなり始めました。
先のブログでもお話ししましたが新宿事務所のベランダで手作りフラワーポッドで育てているコーヒーやアレカヤシなどの南方系の観葉植物も東京の冬は室内で育てた方が安心なので窓辺に移しました。
新宿事務所の窓は西向きなので、午前中は直射日光は当たりませんが午後にかけて明るい日差しが差し込みます。この環境が南方系の観葉植物の成長に適しているのでしょうか、ここ数年、事務所の室内で育てているパキラも葉が大きくなってきました。効率よく光を取り込もうとして葉を大きく広げているのかもしれませんね。
手作りフラワーポッドの通気性と保水性が、カスケードブロックと同じように植物の根を活性化する快適な環境を作り出しているようです。12月7日撮影
11月の新宿事務所 | 2019年11月21日 |
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東京は寒気に覆われて肌寒くなってきました。新宿事務所のベランダの植物たちも冬にかけての衣替えをしました。今年の冬から春にかけてのテーマは平面に置かれたカスケードブロックでスミレやマーガレットを育てることです。
ガーデンクリートを原料とした手作りフラワーポッドではベロニカハミングバードを育てることにしました。ベロニカはコマノハグサ科の常緑多年草です。
今朝は今年の秋一番の冷え込みになり、夏の間ベランダで手作りフラワーポッドで育てていたコーヒー、パキラ、アレカヤシ等を良いタイミングで部屋に入れました。
縦横30cm,厚み6cmのガーデンクリートに直径9㎝の穴をあけたカスケードブロックに、灌水クロスでくるんだ花の根鉢を挿入するだけで植物が育てられるのでベランダを土で汚すことはありません。カスケードブロックには保水性と通気性があり、土に代わり植物が育ちやすい環境を作ります。
2018年の春からカスケードブロックで育てているベゴニアも2回目の冬を迎えます。11月21日撮影
ガーデンクリート植物栽培システムによるイチゴの栽培記録 | 2019年06月26日 |
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ガーデンクリート植物栽培システムによるイチゴの栽培記録のサイトがホームページにアップされました。昨年の11月から都内の数か所の場所で3つの栽培システムでイチゴを育てた観察記録です。
イチゴ栽培はフローラカスケード、カスケードブロック、緑化ブロックを使用して屋外で行いました。手作りフラワーポッドによる栽培は室内で行いました。ヒートアイランド東京の冬はやや暖かいとはいえ屋外でのイチゴ栽培でしたが、冬から春に向けて都内各地のガーデンクリートの上でイチゴの苗は花を咲かせ小さな実を付けました。
イチゴはガーデンクリート植物栽培システムの上で適度に光が当たり、灌水が継続的に行われれば冬でも都内の屋外の環境で育つということがわかりました。
フローラカスケードでは立面に建てたカスケードブロックの穴に挿入されたイチゴの苗がライナーを伸ばし育つことがわかりました。写真は台東区浅草にあります浅草寺様境内に設置されているフローラカスケードの上でイチゴの苗を挿入し、花が咲き実を付けて行く写真です。
5月のイチゴ | 2019年05月20日 |
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昨年の11月の中旬から都内各地の屋外でガーデンクリートやカスケードブロック、手作りフラワーポットで育ててきたイチゴが半年がたち無事に実を結びました。浅草寺様境内のフローラカスケードではイチゴがカスケードブロックにぶら下がりながら赤い実を付けました。5月20日撮影
手作りフラワーポッドのイチゴの実も食べごろです。5月14日撮影
大田区産業プラザPIOのテラスの野菜フィールドで育てたイチゴも赤い実を付けました。5月13日撮影
日の当たりにくい新宿事務所のカスケードブロックで、立面で育てたイチゴも小さな赤い実を付けました。5月20日撮影
実を収穫した後も、当分の間はイチゴの生育の様子も観察してゆこうと思います。
5月の新宿事務所 | 2019年05月01日 |
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5月を迎え新宿事務所の野菜フィールドでは春蒔きほうれん草の種を蒔きました。苦土石灰と粒状肥料マガンプで土壌を調整した上に黒土を薄くかぶせて種を蒔きました。土壌の厚みは4cm前後です。
手作りフラワーポッドで育てているイチゴに小さな実がなり始めていました。
今年は気温が低いせいか昨年の秋にカスケードブロックに植えたビオラもまだまだ元気です。4月の始めに室外に出したコーヒーも新しい葉を広げ始めました。
そろそろ次にカスケードブロックで育てる植物を考えようと思います。夏の花の定番はニチニチソウやペチュニアですね。 5月1日撮影
4月の新宿事務所 | 2019年04月04日 |
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寒さをもたらした冬将軍も北に去り東京に春の陽気が戻ってきました。冬の間、室内で育ててきたコーヒーの木をベランダに戻しました。
3月の新宿事務所のブログで紹介した野菜は菜の花でした。新宿事務所の野菜フィールド 2年前に蒔いた種が2cmから3cm厚みの土の中に残っていたようで、1m以上の高さまで成長しました。特に3月から4月までの1か月の間に大きく伸びたようですね。
カスケードブロックを立てで育てているイチゴもようやく白い花を咲かせました。これから気温も高くなりライナーが伸びてゆくのが楽しみです。立面でイチゴを育てる利点は、ライナーを垂れ下げられる事です。
4月は植物たちが目覚めて育ち始める季節ですね。菜の花が終わったら野菜フィールドでは春まき法蓮草でも育ててみようと思います。4月4日撮影
新宿事務所の野菜フィールド | 2019年03月14日 |
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新宿事務所のベランダでは縦30cmx横60cmx厚み3cmの緑化ブロックの上に灌水クロスを敷き土を
3月のイチゴ | 2019年03月12日 |
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2月の新宿事務所 | 2019年02月21日 |
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新宿事務所ではベランダで様々な植物を育てていますが寒い冬もようやく終わり、植物たちも春の到来を待ちわびているようです。
11月のイチゴ | 2018年11月29日 |
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11月の新宿事務所 | 2018年11月22日 |
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5月から手づくりフラワーポッドで育ててきたゴーヤに代わりイチゴの苗を植えました。
カスケードブロックで植物を育てるコツ | 2018年10月29日 |
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10月の新宿事務所 | 2018年10月04日 |
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新宿事務所のベランダでは5月の始めに手作りフラワーポッドに植えたゴーヤが実をつけていました。
6月の新宿事務所 | 2018年06月07日 |
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五月の始めに新宿事務所にやってきたゴーヤが一月ほどで1メートル以上の高さまで成長しました。茎が伸びるたびツルが糸にうまく絡まってゆく姿を見ると植物が生きていることを実感しますね。
5月の新宿事務所 | 2018年05月18日 |
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5月に入り新宿事務所のベランダの植物たちも入れ替わりました。冬の間育ててきたサラダミックスやコリアンダーなどは美味しくいただきました。これから夏にかけて野菜は内藤トウガラシ、ゴーヤなどを育てようと思います。
3月の新宿事務所 | 2018年03月23日 |
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新宿事務所のテラスの植物たちも3月に入り暖かい日差しの中で元気に成長を続けています。昨年の10月に種を蒔いたベビーサラダミックスが30cmx30cm土厚3㎝ぐらいの緑化ブロックの上でで大きく育ち菜の花のような花を咲かせました。写真左のブロック1枚分のサラダミックは3週間ほど前にいただきましたが、苦みもなく美味しかったです。
1月の新宿事務所 | 2018年01月17日 |
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1月に入り新宿事務所のベランダの植物たちもガーデンクリートの上で元気に育っています。ベビーサラダミックスもすっかり大きくなったのでそろそろ間引きをかねて収穫しようと思います。
12月の新宿事務所 | 2017年12月04日 |
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新宿事務所のベランダではガーデンクリートを素材とした緑化ブロックと灌水システムを組み合わせて様々な植物を育てています。12月に入り気温も下がって来ましたが、マンネングサ属のセダムは寒くなるほど元気になって来たようです。セダムを緑化ブロックの上で育てて5年以上になりますがタフな植物です。
11月の新宿事務所 | 2017年11月08日 |
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11月にはいり新宿事務所のベランダにも新しい仲間がやってきました。フローラカスケードブロックではシルクジャスミンを灌水クロスに包み挿入しました。