サクラランも生きている23 | 2024年12月22日 |
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11月23日から12月22日までのサクラランから蒸発した水分量は2.2グラムでした。1日当たりに換算すると約0.076グラムです。これは10月から11月にかけての1日当たりの水分蒸発量0.12グラムよりも少ない数値です。緑色のグラフの伸びが見られませんね。おそらく室温が下がったことも影響しているようです。
サクラランの葉は少しづつ成長を続けているようです。サクラランからの水分蒸発量と気温は正比例の関係で気温が下がると葉からの水分蒸発量も減ります。しかし湿度と葉からの水分蒸発量は反比例の関係にあるのではないでしょうか?
サクラランの葉は周囲の気温や湿度の変化を感じながら、水分の蒸発量を調整しているようですね。12月22日撮影
サクラランも生きている22 | 2024年11月23日 |
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先月から、改めて容器に水を満水にして、サクラランからの水の蒸発量を測定しています。10月24日から11月23日までにサクラランを入れた容器から蒸発した水量は14グラム、容器からの蒸発量は10.4グラム、そしてサクラランのの葉から蒸発量は3.6グラムでした。一日当たりに換算するとサクラランからの水分蒸発量は0.12グラムです。
10月から11月にかけて新宿事務所の室温と湿度も下がってきました。気温とサクラランの葉からの水分蒸発量は比例しますが、湿度は反比例する傾向です。これから冬にかけてサクラランの葉からの水分蒸発量が増えるのか減るのか見守ろうと思います。
11月23日撮影
サクラランも生きている 21 | 2024年10月23日 |
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昨年の7月からサクラランからの水分蒸発量を記録していますが1年3か月が経過して、サクラランの容器の水がほぼ半分になりました。この間にサクラランの質量は4gから10gに成長しました。サクラランの根や茎が水面から半分ほど露出したので、改めて水を満たして記録を続けようと思います。
これから室温が下がる中で水に満たされた根や茎から吸収された水が、葉を通してどのように蒸発してゆくのか観察を続けます。10月23日撮影
サクラランも生きている20 | 2024年10月21日 |
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9月21日から10月21日までのサクラランからの水分蒸発量は1.7グラム、1日当たり0.055グラムでした。秋分を過ぎて気温が下がりサクラランからの水分蒸発量も少なくなってきたようです。その傾向は水分蒸発量の累計のグラフを見て、角度がなだらかになってきたことからもわかります。緑色のグラフがサクラランからの水分蒸発量の累計です。
秋分を過ぎて東京の気温は下降を始めていますが、ペットボトルからの水分蒸発量と、サクラランからの水分蒸発量の差が少なくなってきました。
気温が下がる中、サクラランの葉は大きくなってきました。これからもサクラランからの水分蒸発量の推移を見守ってゆこうと思います。10月21日撮影
サクラランも生きている19 | 2024年09月21日 |
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8月21日から9月20日までのサクラランの葉から蒸発した水分量は3.2グラム、1日当たり0.11グラムでした。これは前回7月19日から8月20日までの水分蒸発量より少し減りました。その理由は8月の後半から秋分に向けて、一時気温は上がりましたがその後下降を始めたからですね。下記のグラフをご覧ください。
サクラランからの水分の蒸発量の増加が続いている様子は下記のグラフからも確認できますね。水の容器からの水分蒸発量はコンスタンスに上昇していますが、サクラランからの水分蒸発量(緑色のグラフ)は、蒸発量が今年の5月の中旬から徐々多くなってきました。
夏にかけてサクラランからの水分蒸発量が多くなったのは、気温が高くなったことに加えて葉が大きくなってきたことも理由の一つだと思います。これから気温が下がるにつれてサクラランからの水分蒸発量がどのように推移するのか楽しみです。
9月21日撮影
サクラランも生きている18 | 2024年08月20日 |
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7月19日から8月20日までのサクラランから蒸発した水分量は4グラム、1日当たり0.13グラムでした。この数値はサクラランの年間水分蒸発量の平均値0.1グラムより多い数値です。つまり夏になり室温が上昇したために葉からの水分蒸発量も増えたのでしょうね。下のグラフはサクラランからの水分蒸発量の累計の推移と室温・湿度の推移をまとめたものです。緑色のグラフがサクラランからの水分蒸発量の累計の推移です。夏に近づくにつれてグラフの角度が少し大きくなっていますね。
ペットボトルに水を入れてサクラランからの水分蒸発量を測定して1年以上が経過しましたが、ペットボトルにはまだ水が半分以上残っています。当面の間は引き続きサクラランからの水分蒸発量の推移を観察してゆこうと思います。
8月20日撮影
サクラランも生きている17 | 2024年07月23日 |
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昨年の7月19日から始めたサクラランからの水分蒸発量の測定ですが1年が経過した数値は、ペットボトルからの水分蒸発量は82g、サクラランを入れたペットボイトルからの水分蒸発量は116gでした。下の写真をご覧ください。ペットボトルの水面とサクラランを入れたペットボトルの水面の差が、サクラランから蒸発した水分量です。
サクラランから蒸発した水分量は1日当たり約0.1gです。ペットボトルから蒸発した水分量が1日当たり約0.2gなので、サクラランを入れたペットボトルからは合わせておよそ0.3gの水分が蒸発していることがわかります。下記のグラフをご覧ください。
このグラフをみて、植物を植えることで植物からの水分蒸発量が加わり、その土地の保水力が高まることがわかります。植物はコンクリートジャングルとアスファルト砂漠に覆われたヒートアイランドに潤いを与えます。
1年を通して液肥も入れず、水と光だけの環境でサクラランの葉は大きく育ちました。7月23日撮影
サクラランも生きている16 | 2024年06月18日 |
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昨年2023年7月19日から始めたサクラランからの水分蒸発量の測定ですが、本日6月18日までにサクラランを入れた容器からの水分蒸発量は105.3g、水だけを入れた容器から蒸発した水分量は75.4gでした。サクラランを入れた容器と水だけ入れた容器から蒸発した水分量の差は29.9gでした。これらの水分蒸発量の変化をまとめたグラフをご覧ください。
これまで測定したそれぞれの水分蒸発量を1日当たりに換算すると、サクラランを入れた容器からの水分蒸発量は約0.32g/日、水だけ入れた容器からの水分蒸発量は約0.23g,/日、そしてこの差をサクラランから蒸発した水分蒸発量とすると約0.09g/日になります。サクラランからの水分蒸発量を測定している新宿事務所の室内の湿度と温度の変化は下記のとおりです。
事務所では1日あたり18時間以上冷暖房を使用することはありません。室内に設置された冷暖房機を使用することはほとんどなく、春から秋にかけてはベランダと玄関のドアを開けて空気を入れ替えます。そして夏は扇風機、冬は電気ストーブを身の回りに置いて小まめに温度を調整します。
上の写真でサクラランを入れた容器と水だけの容器の差がわかりますが、この差がこれまでにサクラランから室内に蒸発していった水分量ですね。6月18日撮影
サクラランも生きている15 | 2024年06月17日 |
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5月17日から6月17日までのサクラランからの水分蒸発量は5.6g、1日当たりの蒸発量は0.175gでした。今回の測定値は前回と比べてにアップしてきたことが下のグラフの角度を見てもわかります。
サクラランからの水分蒸発量を測定している室内の気温も上昇してきました。サクラランからの水分蒸発量と室温は比例して動いているようですね。
サクラランの葉も気温が高くなるにつれて色や艶がよくなってきました。やはりサクララン別名ホヤ・カルノーサは熱帯の植物ですね。
6月17日撮影
サクラランも生きている14 | 2024年05月16日 |
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4月17日から5月16日までのサクラランからの水分蒸発量は3g、1日当たりの蒸発量は0.1gでした。計測しているサクラランの葉はペットボトルの中で育っている葉と合わせて7枚です。
サクラランは別名ホヤ・カルノーサ、熱帯を中心に生息している植物です。以前ご説明しましたが熱帯クアラルンプールの湿度は1年を通して80%を超えています。「グラフで見る土地の力」このような環境では植物の葉からの水分蒸発量も少なくなるようです。
サクラランを含め熱帯の植物は葉の厚みがあるものが多いようですが、これも気温と湿度の高い熱帯の自然(土地の力)に植物が対応した結果でしょうね。
写真は新宿御苑の温室で見かけたデイフェンバキアです。5月16日撮影
サクラランも生きている13 | 2024年04月16日 |
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3月17日から4月16日までのサクラランからの水分蒸発量は2.6g、1日当たり0.099の蒸発量でした。前回の1日当たりの測定値より0.02g増えました。その理由は前回の測定日以降、ちょうど春分の時期を迎え事務所の室温も上昇し始めたようです。
ペットボトルのサクラランの葉も大きくなり、また水中で育った葉の水面上の面積も広がり、サクラランの葉、全体からの水分の蒸発活動も活発になってきているようです。
サクラランの葉からの水分の蒸発活動を見ると、植物は常に水分を体内に取り込み体外に蒸発させることで自らが乾燥するのを防ぎ、生命をつなぎます。4月16日撮影
サクラランも生きている12 | 2024年03月16日 |
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2月16日から3月16日までのサクラランからの水分蒸発量は2.2g,一日当たりの蒸発量は0.07gでした。今回は前回の測定値より蒸発量が少なくなりましたが、その理由は前回測定値をまとめて以降、新宿事務所周囲の気温が低くなったからかもしれません。この事はオアシスⅡへの給水量の推移8でもお話ししました。
また8月22日から3月16日までにサクラランから蒸発した水量は16.6gですが、その様子は下の写真からもわかります。向かって左のペットボトルの水位は8月22日から3月16日までに蒸発した水分量を表します。そして向かって右のサクラランを育てているペットボトルと左のペットボトルの水位の差が、サクラランから蒸発した水量を表します。
二月の下旬から気温が下がった新宿事務所ですが、三月も中旬を迎えようやく気温も落ち着いてきたようです。サクラランは事務所の机の上で静かに呼吸を続けながら成長を続けています。3月16日撮影
サクラランも生きている11 | 2024年02月15日 |
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1月16日から2月15日までのサクラランからの水分蒸発量は2.3g,一日当たりの蒸発量は0.08gでした。前回の記録から約0.01g増えたようです。ちなみにサクラランからの水分蒸発量の測定を始めた昨年の8月22日からこれまでの水分蒸発量の累計は15.8gで1日当たりの水分蒸発量はおよそ0.1gです。
サクラランからの水分蒸発量を測定している室内の気温もここにきて少し高くなってきました。そろそろ東京の寒さも底を打ち始めたようですね。
水面に顔を出した葉も,最初から顔を出しているサクラランの葉も少し大ききなったような気がします。
新宿事務所の室内にも春が訪れてきました。2月15日撮影
サクラランも生きている10 | 2024年01月16日 |
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12月17日から1月15日までのサクラランからの水分蒸発量は1.9g,一日当たり0.07gの蒸発量でした。この数値は前回の測定値0.09g/日よりも0.02g少ない数値です。下のグラフを見ても冬になりサクラランからの水分蒸発量が減少している傾向がわかります。
サクラランからの水分蒸発量を測定している新宿事務所の室温と湿度も低くなってきました。下のグラフをご覧ください。
サクラランの容器の水位も下がり、水中で生息してきた葉も水面上に顔を見せました。これから当分の間は室温と湿度が低下する傾向が続くと思いますが、気温と湿度が上昇するにつれてサクラランからの水分蒸発量は、水面上に顔を出した葉からの水分蒸発量も加えてどのように変化してゆくか楽しみです。
1月16日撮影
サクラランも生きている9 | 2023年12月16日 |
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11月20日から12月16日までのサクラランからの水分蒸発量は2.4gでした。1日当たりの水分蒸発量は0.09gで,10月19日から11月18日までの数値と比べて約0.02g少なくなりました。下のグラフは8月19日からのサクラランの水分蒸発量の累計の推移を表しています。10月23日から11月20日にかけてのグラフの角度と比べて11月20日から12月16日までのグラフの角度がやや緩やかになってきたようです。
室内の気温と湿度も下がってきましたが、サクラランの容器をとりまく周囲の環境の変化がサクラランからの水分蒸発量に微妙な影響を与えているのでしょうね。ベランダで測定している植栽装置オアシスⅡの芝生への給水量も同様に気温と湿度が微妙な影響を与えているようです。福徳岡ノ場の軽石で芝生を育てる9
水に浸かっているサクラランの茎から新しい葉が育ってきました。水に浸かったサクラランの葉も半分ほど顔を出してきました。これらの葉からの水分蒸発量がどのような影響を及ぼすのか楽しみです。
12月16日撮影
サクラランも生きている8 | 2023年11月18日 |
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8月19日から11月18日までのサクラランからの水分蒸発量は8.3gでした。1日当たりの水分蒸発量は0.09gになります。そして10月19日から今月の18日にかけての水分蒸発量は3.4gで1日の水分蒸発量は0.11gでした。つまり最近一月当たりの水分蒸発量は3か月平均よりも0.02g/日増えていることがわかります。
サクラランの水分蒸発量を測定している新宿事務所の室温と湿度はは8月から11月にかけて下がっています。下記のグラフをご覧ください。
湿度が下がるということはサクラランからの水分蒸発量が増える一つの要因かもしれませんが、もう一つ考えられることがあります。それは水中に生えたサクラらランの葉の表面積です。最近では葉の半分弱ぐらいが水面から上に現れてきました。
これからも周囲の環境の変化を見ながらてサクラランの葉からの水分蒸発量を測定してゆこうと思います。11月18日撮影
サクラランも生きている7 | 2023年10月19日 |
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7月19日から10月19日までのサクラランからの水分蒸発量は5.7gでした。下記グラフの青Bがペットボトルからの水分蒸発量、オレンジAがサクラランを入れたペットボトルからの水分蒸発量、そして緑のグラフがサクラランからの水分蒸発量の推移です。
水中のサクラランの茎から葉が伸び始めて3か月になります。ペットボトルの水位が下がり葉の一部が空気に触れてきました。水中で葉が成長し始めて3か月が経過して元気なことに少し驚きます。これからも葉がどのように育つのか楽しみですね。
10月19日撮影
植物の成分 | 2023年09月19日 |
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植物を構成する物質の90%は水だそうです。そして残り10%の内90%が炭素、酸素、水素の3元素で構成されています。植物はこの3元素から光合成で太陽エネルギーを利用して炭水化物であるセルロース(C₆H₁₀O₅)nを作ります。新宿事務所で水分蒸発量を調べているサクラランの葉も水とセルロースでできているのですね。下の写真は室内で育てているサクラランです。
サクラランの水分蒸発量を調べているうちに水中で葉が成長しました。そこで葉の重さを調べました。葉がの成長が始まる前のサクラランを入れたペットボトルを満水にした時の重量が368gでした。(7月19日測定)そして葉が成長した9月18日に、ペットボトルの縁まで水を満たしたときの重さが366gでした。下の写真は成長した葉とペットボトルの縁まで水を満たした写真です。 9月19日撮影
2か月の間に水中で葉が成長して、ペットボトルの水を満たした時の重さが減少したということは、葉を構成しているセルロースの質量が水より軽くなったからでしょうね。下の写真をご覧ください。サクラランの葉が水に浮くということは葉の質量が水よりも軽いということですね。
以前のブログでアメリカの物理学者ファインマン先生が「木は主に空気からできています。」とおっしゃいましたが植物の本質を突いた言葉ですね。
サクラランも生きている6 | 2023年09月18日 |
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7月19日から9月18日までのサクラランからの水分蒸発量は3.2gでした。下記のグラフをご覧ください。
サクラランからの水分蒸発量は、同じペットボトル容器に水を満たしたものと水を満たしてサクラランを入れた容器の重さを比較して計算しています。
下のグラフはペットボトル(青い線A)とサクラランを入れたペットボトル(赤い線B)からの水分蒸発量,そしてその差であるサクラランからの水分蒸発量(緑色の線)を示したグラフです。
サクラランは水分の蒸発量はミントなどと比べて少ないのですが、水に強い植物で、7月から始めた測定中に水中で葉を伸ばしました。
9月18日の時点でサクラランの入った容器に水を縁まで満たして測定したところ、測定を始めた7月19日にサクラランの容器の縁まで水を満たしたときと比べて、容器全体の重さが2グラムほど軽くなっていました。つまりこの2か月の間に、サクラランが水中で成長を続け、葉や茎、そして根が大きくなるとともに葉や根や茎を形成する比重が水よりも軽い物質が原因で、縁まで水を満たしたサクラランの入った容器全体の重さが軽くなったのでしょうね?9月18日撮影
サクラランも生きている5 | 2023年08月19日 |
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7月19日から8月19日までのサクラランからの水分蒸発量がまとまりました。この一月の間にサクラランの葉から蒸発した水分量は0.8gでした。下記のグラフをご覧ください。
今回の測定の間に水中でサクラランの葉が成長してきました。その質量は水よりも1.3グラムほど軽いようです。下記の写真をご覧ください。
これまでは1月単位で減量したペットボトルの水量と同じ水量を加えて、次の一月の水量の変化を測定して来たのですが、水中で成長した葉からの水分蒸発量も加えて測定したいので、これからは新たに水を加えることをせずに、水量の変化を計測して行こうと思います。どのような変化が見られるのか楽しみです。8月19日撮影
サクラランも生きている4 | 2023年08月07日 |
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7月19日から8月7日までのペットボトルからの水分蒸発量は13.8cc,サクラランの入ったペットボトルからの水分蒸発量は13.9ccでした。今回の測定値はまだ途中経過ですが、面白いことに気が付きました。それはサクラランの葉や茎が水分の蒸発量に影響を及ぼしているのではないかということです。水分蒸発量を測定しているペットボトルの口の部分は細く、上をサクラランの葉が覆い、茎が水分が蒸発する面積を小さくしているのではないでしょうか?下の写真をご覧ください。
7月19日から8月7日までの水分蒸発量はペットボトルの細い口の部分からのものなので、茎のないペットボトルからの水分蒸発量が多く、サクラランからの水分蒸発量は7月22日にペットボトルからの水分蒸発量を大きく下回りました。下記のグラフをご覧ください。
しかしその後、サクラランからの水分蒸発量は徐々に増えていき、8月7日の時点で水分蒸発量の累計がようやくペットボトルからの水分蒸発量を上回りました。ペットボトルの水面の位置の面積も広がり、これからサクラランからの水分蒸発量がどのように変化してゆくか楽しみです。またここにきてサクラランの葉が水中で伸びてきました。ミントの水分蒸発量を測定していた時に水中に葉が伸びることはありませんでした。水中に伸びたミントの葉の質量が、これからどのように影響を及ぼすのかも測定が楽しみです。
8月7日撮影
サクラランも生きている3 | 2023年07月19日 |
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6月20日から7月19日までのサクラランからの水分蒸発量がまとまりました。ペットボトルからの水分蒸発量が14cc、サクラランからの水分蒸発量が16ccでした。5月18日から6月20日までの水分蒸発量と比べるとペットボトルからの水分蒸発量が減り、サクラランからの水分蒸発量は同じでした。数値に違いがあるのは、前回の測定(5月18日から6月20日)の日数が33日間であったのに対し今回(6月20日から7月19日)の日数が30日間であったことも要因の一つですね。
サクラランからの水分蒸発量は測定期間が3日減ったのに前回と同じであったことは葉からの水分蒸発量が増えたからだと思います。また室温と湿度も今回の測定(6月20日から7月19日)の間に上昇してきました。下記のグラフをご覧ください。
サクラランの茎からは根がしっかり伸びてきました。これから真夏を迎える東京の室内で熱帯の植物であるサクラランがどのような水分の蒸発を見せるのか楽しみです。
7月19日撮影
サクラランも生きている2 | 2023年06月20日 |
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5月18日から6月20日までのサクラランからの水分蒸発量のデータがまとまりました。ペットボトルからの水分蒸発量が16cc,そしてサクラランの入ったペットボトルからの水分蒸発量も16ccでした。つまりこの一月の間にサクラランから蒸発した水分蒸発量は0ccということですね。
その理由はいくつか考えられます。サクラランの葉がミントの葉と比べて厚みがある事と、葉の表面にワックスのようなコーテイングが施されていることです。サクラランは亜熱帯から熱帯で多く生息している植物です。熱帯の日光や気温の影響で、葉から水分が蒸発する量をコントロールしているのかもしれませんね。ちなみに5月18日から6月20日までの新宿事務所の平均気温は23.5℃、平均湿度は50%でした。
そして5月の終わりからサクラランの茎から根が伸び始めました。今では茎から根が4本伸びているのが見られます。これから室温も高くなるにつれてサクラランの根からの水分の吸収も活発になるのではないでしょうか?これからのサクラランからの水分蒸発量に変化が見られるか楽しみです。6月20日撮影
サクラランも生きている | 2023年05月20日 |
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3月14日から5月4日までのミントから蒸発した水分量のデータがまとまりました。この間に蒸発した水分は110g,一日当たりの蒸発量は2.2g/日でした。同じくこの間にペットボトルから蒸発した水分量は16g,一日当たりの蒸発量は0.3gでした。このようにミントからの水分蒸発量とペットボトルからの水分蒸発量を比べてみるとミントが常に水分を吸収して葉から蒸発する生命の営みを行っていることがわかります。
5月になり気温と水温が上昇したせいか、ミントは枯れてしまいました。そこでこれからは室内で2年以上棲息しているサクラランの水分蒸発量を測定してみようと思います。
サクラランは別名ホヤ、日本の南部から熱帯アジア、太平洋諸島に生息するツル性の植物です。これまで室内で育ててきましたが、あまり水分を必要としないような気がしますが、これからどのような水分の吸収と蒸発の営みをするのか楽しみです。 5月20日撮影