土と比較したガーデンクリート緑化システムの特徴について
土と比較したガーデンクリート緑化システムの特徴  特許:第5692970号
構造図




データ比較
<重量は土の1/4>
    重量kg/m2 保水量 リットル/m2
土15cm 270 30
緑化システム 土2cm 36 4
GC3cm 36 9
72 13
<厚みは土の1/3、灌水量は土の1/2以下>
緑化システム
厚み 15cm 5cm
保水量 20% 26%
30リットル/m2 13リットル/m2
平均灌水量/日 10リットル/m2 4リットル/m2
保水量:土壌水分保水量 20%と想定
灌水量:雨を考慮して灌水量を土壌水分保水量の1/3で想定する。
灌水量/日:土壌15cmの場合、夏は3日に一度、春明は4日に一度、冬は7日に一度
      ガーデンクリートは毎日灌水(4リットル/m2日)
結論
1.軽量性 土(15cm厚)の重量が270kg/m2であるのに対してガーデンクリート緑化システムは5cmの厚みで十分。その重量は72kg/m2と土のおよそ1/4の重量で植物を育てることができる。
2.灌水量 土の灌水量が10リットル/m2日であるのに対してガーデンクリート緑化システムの灌水量は4リットル/m2日(実績)で植物を育てることができる。
3.凝固性 土の密度を1800kg/m3と設定したが、土は空隙率が変化するので密度も1500kg/m3から1800kg/m3の間で変化する。
ガーデンクリートの密度は保水時で1200kg/m3であるが固化材と軽石が凝固しているので空隙率が変化することがない。
土は凝固しないので、塊を保つためにトレーなどに入れる必要があるがガーデンクリートは凝固しているのでトレーに入れる必要がない。
4.生態系 土2cmとガーデンクリート3cmの間に灌水クロスを敷き芝生をはじめ、様々な植物を育てる試験を10年以上にわたり行ってきたが、植物の根は灌水クロスを突き抜けガーデンクリートの空隙に活着して生育できることがわかった。
土を使用した植物の生育方法と比較すると重さが土の約1/4(72kg/m2)、緑化基盤の厚さが土の1/3(5cm)、灌水量は土の約1/2以下(5リットル/m2日以下)で生育できることがわかった。
5.経済性 路面に15cm厚みの土壌で植物を育てる場合は3日から7日に一度は人力による手まき灌水が必要だがガーデンクリート緑化システムは自動灌水なので人件費を削減できる。
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